雅子

太陽星座天秤座・月星座山羊座・O型。趣味は読書。 ここでは、日々のほんとうにちいさな発…

雅子

太陽星座天秤座・月星座山羊座・O型。趣味は読書。 ここでは、日々のほんとうにちいさな発見を書いています。

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嵐の結婚式

クラスの宿題は、 好きな映画や物語をだしてくるという、 なんとも楽しいものだった。 わたしは、アバウトタイムという映画の、 嵐の結婚式のシーンを思い出した。 ガーデンパーティは強風でテントが飛ばされたり、綺麗な食事も洋服もめちゃくちゃになる。でもみんな笑っている。そして、お家のせまいリビングに集まって会の続きを始める。 外は嵐、暖かい室内で暖かい何かに守られているように。 私がまだ幼いころ、 母の5人兄弟の一番上の兄がなくなった。40代前半で、奥さんと小さな男の子達を残し

    • フラワーエッセンスとこの頃のこと

      すっかり季節は秋の顔。 ノースリーブはもう季節外れになってしまった。いつも変わり目はあっけなく、しばらくは前の季節に取り残されるような気がする。 乙女座の新月からとりはじめたフラワーエッセンス。セラピストの方の紹介文の、インナーチャイルドの癒し、決められた生き方からの解放ということばに惹かれてのスタートだったのだけれど、この一週間くらいで、これ以上の収穫をつれてきてくれた。 苦手な人のこと、そのほかのイライラがずっと消えず、辛くて、周りのタルパや天使たちにどうしたらいいか

      • もう一度生まれる、そして、足をつく場所のこと

        わたしはグラウンディングが苦手。 そもそも、グラウンディングって?? 少なくとも地面にからだはちゃんと立って存在している。 実感わかないなー。というのが本音。 でもね、ちょっとこういうことじゃないかな。と思うことがあった。 次元をいったりきたりしながらわかったこと。 ロルフィングで。 集合住宅にあるセッションルーム。 外では小さな子供たちが走りまわっている。 左手から始まり、だんだん深いところに入っていく。 意識は白い世界に入っていく、ここにかえりたいと思いながらとめどな

        • 手や足がはずれたりしないように。

          ロルフィングをうけた先週末から身の回り空間をとても広く感じ、安心して過ごしている。その感覚はなくなりそうなくらい、まだ心もとないけれど。 いままでラップで密封されたようなせまいところで体中に力を入れて、関節までぎゅうぎゅうにくっつけて暮らしていたようだ。それが当たり前だから全く気がつかなかったけど。 その上、何かを見たり聞いたり読んだりする時は特に理解しなきゃと、更に全身をぎゅっとして肉薄して見ていたらしい。いまは、力が入ったり、近くで見ようとしていると気がついたらその意志

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        嵐の結婚式

          ごく個人的な新月の話

          2年くらい前に買って積読→未読→ブックオフ行きになっていた本、図書館で気になったので読んでみたらあまりに親子、人間のリアルで生々しい感情がたくさん書かれていた。 2年前に読まない選択をしたのは無意識だけれど、それらは受け入れられないことで、時期がきたから読めるんだなあと、ぼんやり思っていたところにこんなツイートにあたった。 最近、とみにフェミ本社会的弱者について書かれたものを読んでいるのは、自分の傷を見ている部分もあるなと思ってはいた。それが安心という言葉とつながるのは少し

          ごく個人的な新月の話

          あってもなくても

          明日は冬至。 闇が濃くなって、また明るい時間へとむかいはじめる時。暗い物語や辛い話を読むとついついひっぱられてしまうので、この時期はなるべく淡々としたものか、明るい本を選ぶようにしている。 手にとったのは、 水の中の哲学者たち 永井玲衣著 おこがましいのだけれども、ここにも同じようにこの世界の小さな違和感を考え続ける人がいた。それももっともっと深く、そして文章にして。 先へ先へ論を進めて、結論や崇高な何かを見せようとするのではなく、こんなふうじゃないかな。と隣からつぶや

          あってもなくても

          深海から届くもの

          会場から出たら外は年末のネオンが光るの冬の夜。さむー。明日はすごく寒くなるらしいよ。という声を背に家路を急ぐ。 3年振りのホールでのコンサート。 漁火。 作品として、完成度の高いずっと残るような素晴らしいコンサートだった。ずーん。と腹の底に響くような、音楽。人の声。人が生きて生活をしてその中で作られた、音楽。うわついた高揚感がなく、どんな気持ちの傍らにもあることができる懐かしいような声。 あのように美しい曲を作る2人は、きっと、とても素晴らしい聞き手、感じ手なのだと思う。

          深海から届くもの

          いつかは忘れてしまうようなこと

          日曜の昼間、少し混み合いはじめた喫茶店で本を読んでいる。 目の前には、出会って日の浅いだろう男女。 続かない会話をしている。はじまりってこんなふうだなー。と思いながら、わたしは、文字を追っている。 こういう風にはじまって、 どこかのタイミングでぐっと深まることも 離れることもある。一緒の日常を送ることも、ばらばらの日常に進むこともある。続くことだけがいいことではない、ただ、思い出と感情のバリエーションが増えていくのだとわかったのは、つい最近のこと。 この世界に無数にある

          いつかは忘れてしまうようなこと

          ルールやかたちについてのあれこれ

          ほしいものがこれではないとわかる。 でもそのものがわからない。 親やたくさんの人から、 ここまでくるまでにたくさんもらったなにか、 ストライクもあったけど、 これではないとずっと思ってきた。 では、 わたしの欲しいかたちはどんなものなんでしょう。マイルールに基づくかたちがわからず、そのルールはなんだか厳しすぎて、自分で自分の首をしめているみたい。みえないルールで、勝手にがけっぷちにいるような、このシニカルな状況。 どうしたもんだと思って、考えた。 マイルールをすてて、

          ルールやかたちについてのあれこれ

          今週の読書あれこれ

          肌寒くなり、 台風までやってきた 今週はこんな本を読んでいました。 どれも感覚をよびおこす言葉と文章で、 からだの内側までひびく本でした。 エンジェルエンジェルエンジェルは、 おばあちゃんと孫が 世代と時空を超えて、 それぞれに、 理解し、癒される話。 物語のなかで、 悪魔も悪魔のかたちをした天使 と記されていたところ、 いい悪いだけでは図れない 近頃の出来事をみる指針だなあ。 と思いました。 幼年の色、人生の色は、 詩人のエッセイをまとめたもの。 図書館でタイトルを見

          今週の読書あれこれ

          水でできているということ

          すごい気象状況で、 報道されることを見聞きするたびに辛くなってしまう。早くこの事態がおさまるようにと願っている。 自分の状況もこのところ、ものすごく不安定で、これでいいのだと思っていたことが、それは違うのではないか。と思うことの繰り返し。 天気も悪くて、なんでこんなにも嫌なことが多く、ゆれるのか、やってらんねぇ。とひとり拗ねて、もやもやしていたここ最近。 そして、今朝ふと思った。 外の世界では水の氾濫が起こっている、 体がほぼ水でできている人間が、被害はうけていなくても、

          水でできているということ

          すこしずつ

          ここ最近、毎日遠くに住む母と電話をしている。わたしは話すことがあまり得意ではないし、無理して話すこともないと思って生活しているのだけど、このご時世、元気でいるかな。とお互いの生存確認と、やっぱり家族が恋しくて、声が聞きたくもなり、電話をするに至っている。 最初はぶっきらぼうな会話で、なかなか間合いもうまくいかないし、話題もみつからなかった。それでも何回か繰り返していくと、会話ができていき、呼吸があってくる。いままでは会話に出てこなかった日々の出来事がでてくるようになる。

          すこしずつ

          それぞれの発露

          ここ最近、 自分にしかわからない本当に小さな発見が、よくある。 昨日のこと。 すごく失礼で腹のたつことを言われ、くやしかった。 いつもなら、気持ちが自然におさまるのをまって、やられっぱなしだと思っていただろう。 でも昨日は、 この状況が嫌なら、 どうしたら楽しく幸せになるんだろうと、ふと思った。なるほど、次のステップに進むために、あの人はあんなことを言ってくれたんだな。って思った。スピ的に言えば、わたしが言わせているんだなと。 今、 なんだかわからないけど、 そんなちょ

          それぞれの発露

          だいじで、いとおしいこと

          赤ちゃんも、こどもも、おとなも、 えらいひとも、有名なひとも、 なもなきひとも、 みんなそれぞれの命があって、 それが全部、 ほんとうにほんとうに大事だって身をもって知るような日々を過ごしている。 目の前のいのちをみつめている。 とてつもない不安と、 とてつもないいとしさを感じながら。 そして、 ほんとうに大事なことがやっとわかってきた気がするのだ。 #命 #詩 #スピリチュアル

          だいじで、いとおしいこと

          すてきな返事

          すてきな文章をよむと、書きたくなる。 すてきな写真をみると、撮りたくなる。 すてきなひとをみると、 わたしも、すてきにしようとおもう。 だれにもいわなくても それはとてもすてきな 世界への返事だね。 ずっと静かにつづく、 美しき連鎖について ひとりおもう 新月の夜 #詩 #素敵 #新月 #写真 #言葉

          すてきな返事

          優しくまもってくれるもの

          気がついたら、すっかり秋になっていた。 大好きなノースリーブの季節も終わってしまった。 ほんとうに秋になってきたんだな〜。 空や街路樹も秋の顔をしている。 少しまえに出雲に帰省していた。 いつもは2日くらいで飽きてしまう山並みや自然が、 疲れきってぼろぼろ、すかすかになったわたしに、 ぎゅっと染み込んで、 固まって黒くなってしまった体と心の奥のなにかを、 静かにとかしてくれた。 それと同じくらいほっとしたのが、父や母、犬の存在。 家族がいる日常には、ずっと静かに優しく、あた

          優しくまもってくれるもの