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118 和歌山 山の絶景、海の絶景ドライブ(山編)

普段、夏休みは鉄道で2泊3日ほどの旅行をするのが通例でした。でも今年は先週鉄道で松本に行ったこともあり、鉄道ではなかなか行けないようなところに車で行ってみよう、と思い和歌山方面へ。500km日帰りの強行軍ドライブとなりました。

映える扇状の棚田「あらぎ島」へ

三重県を早朝に出発して2時間半ほど。和歌山県かつらぎ町の道の駅「くしがきの里」で休憩します。ここは6月のバス旅でも立ち寄った場所。


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ここは地元で採れた果物や農産物、おみやげ類がそろうおすすめの道の駅です。

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前回訪ねたときは「じゃばら」という南紀でのみ栽培される柑橘類のジンジャーエールを飲みましたが、今日は桃。果実王国和歌山はバリエーションが豊富です。

さて、ここから高野山方面に向かう国道480号線へ。多くのドライバーは高野山に向かうようですが私は途中で道を折れて違う目的地に向かいます。

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時々細くなる山道にビビりながら1時間。道の駅「あらぎの里」に到着しました。

ここから7、8分歩くと目的地の「あらぎ島」に到着します。

ん?山の中なのに、島?とお思いの方もいるでしょう。「あらぎ島」は島にあらず。

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その絶景を望むことができるポイントに着きましたので、その正体をご覧にれましょう。

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この舌状に突き出た土地に造られた棚田。これが「あらぎ島」です。今は植えられた稲穂が田んぼ一面を緑に染める一番美しい時期。周りの深緑と田園の黄緑のコントラストも見事です。

Ω状に大きく蛇行する有田川が造った河岸段丘を江戸時代に開墾、整備されてこの美しい棚田が生まれました。日本には多くの棚田がありますが、川沿いに美しい弧を描くこの形状は他に例を見ないものです。その美しさは国にも評価されて「蘭島(あらぎじま)及び三田・清水の農山村景観」として国の重要文化的景観に指定されています。

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さて、まだ11時前だったのですが、ここでお昼を食べることにします。展望所にはベンチがあるのでこの絶景を見ながらお弁当を食べることができます。

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道の駅「くしがきの里」で買った和歌山名物「柿の葉寿司」。奈良県でも多く見られますが、くしがきの里がある紀の川上流地域が発祥と言われています。山の絶景を見ながら海の名産を戴きます。

近年、インスタ映えするとして多くの観光客がこの地を訪れていますので、もっと混んでるのかな?と思いましたがこのようにお弁当を戴けるほどの余裕がありました。

昔は車も通っていた?! 蔵王橋で有田川の絶景を望む

道の駅「あらぎの里」から有田川沿いに10分ほど西に車を走らせると「蔵王橋」という橋があります。

国道沿いに駐車スペースがあって、何台か車を停められますがこちらは結構混雑。なぜか外国人の方が多くいました。

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蔵王橋は有田川にかかる前長160mほどの吊り橋。近くに二川ダムがありダムで水がせき止められているため水の量も豊富です。歩くと結構揺れて結構怖い。昔はここを車も通っていたそうですが信じられません!

春には川沿いに咲く桜が見事で花見スポットになっているそうです。

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橋の上から望む有田川は絶景です。高所恐怖症の方は辛いかも… グレーチングなので下もよーく見えます。

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こんなところを車が通っていたんですよ、車が!(2回目)

蔵王橋の絶景を見たあとは川沿いに山を下り、みかんで有名な有田市方面に向かいました。

山の絶景を堪能したあとは海の絶景へ。その景色のご紹介はまた次回したいと思います。

サポートいただけたら小躍りして喜びます! 今後一層フットワーク軽く旅先に向かい、情報提供に努めたいと思います。 よろしくお願いいたします!