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社員の4割がCanvaを活用!導入で成果を出しやすくなる環境作りに成功

エキサイトさんは、月間2億PVを誇るメディア運用などを手掛けるインターネット総合会社です。

Canvaを導入することで、ひとりひとりが成果を出しやすくなったり、業務の幅がぐっと広がったそうです。

この記事の作成にあたり、メディア・プラットフォーム事業部部長の佐々木さん、デザイナーの山崎さんにインタビューを実施。「どのようにして業務の幅を広げたのか?」「なぜ成果を出しやすくなったのか?」など、ビジネスパーソンなら誰しもが気になることをお伺いしました。

エキサイトでは、4割の社員がCanvaを使う

— エキサイトさんについて教えてください

「デジタルネイティブ発想で心躍る未来を創る」をミッションに、月間2億PVを誇るメディア運用などのプラットフォーム事業をはじめとするインターネット総合会社です。社員数196名で13以上のサービスを運用しています。

メディア事業部では、ウーマンエキサイト、エキサイトニュース、エキサイトブログなど、他にもたくさんのメディアを運用しています。1サービスを5人ぐらいでやっていて、ひとりひとりが何個ものサービスを担当しています。

— それだけのメディア数になると、デザイナーさんが何人もいるのですか?

メディア事業では、業務委託の方を含めてデザイナーは4名です。なので、デザイナーも複数のサービスを並行して担当しています。

— デザイナーさんが、デザイン以外の仕事をすることもあるのですか?

今ですと、ウーマンエキサイトのインスタから、どのようにWeb流入につなげられるのかを考えたりもしています。ちなみに、サムネイルやリールの制作にもCanvaを使っているんですよ。

ウーマンエキサイトのInstagram

あとは、簡単に投稿できるプロセスの設計もしています。端末によっては見切れる部分も出てくるので、どうすれば漫画を目立たせつつ視認性も確保できるかなどの検証も行っていますね。

— 主にデザイナーさんが、Canvaを使っているのですか?

エキサイトでは、エンジニアとデザイナー以外の人たちを「ビジネス」と呼んでいます。一般的な会社で言えば、マーケティング・人事・経理・総務・経営陣・営業などがビジネスと該当しますが、ビジネスもCanvaを使っています。デザイナーがCanvaのテンプレートを作ったら、それを使っていろいろなコンテンツを作ってくれています。全社員196名のうち、90名がCanvaを使っています。

あと、エンジニアも使っていて、外部で登壇するときのプレゼン資料をつくったり、ホワイトボード機能を使ってミーティングをしているようです。仕組み作りのときには、「データをここに格納して負荷を軽減させて…」のような導線設計もホワイトボードを使っています。

Canva導入で解決・改善できたこと

— どんな経緯でCanvaを導入することになったのでしょうか?

以前は、バナー作成などでクリエイティブをデザイナーが運用作業をすることもありつつ、ビジネス側も他社のクリエイティブツールを使って個人環境でデザイン作業を行っていました。ビジネス側が作ったデザインをデザイナーに共有せずにリリースしてしまうことで、クリエイティブのクオリティコントロール、素材管理がスムーズにいかない問題が多く見られました。

以上の問題を解決するために、代替ツールを探しているときにCanvaに出会いました。Canvaを活用できるのかをクリエイティブ担当者に相談し、問題解決に耐えうるかの検証を行ってもらいました。

検証の結果、サイトデザイン等では厳しいが、ビジネス側が使用するようなケースでは全く問題なし、むしろすべてが解決できるという結論がでたため、導入をはじめました。

約1〜2ヶ月でスピード感をもって導入できたのは、他社ツールを解約することで、コスト的にほぼ増額なしでCanvaを導入できたからだと思います。

また、全員にアカウントを配布しても、コスト的な負担が他のツールよりもありませんでした。職種に関係なく、使用したい全員が手軽に使える未来が想像できましたし、それによってビジネスが加速するイメージを描きやすかったです。

Canvaで品質コントロール/素材管理がうまくいくように

— 品質コントロール/素材管理がうまくいかなかったとのことですが、Canvaを使うことでどのように解決できましたか?

例えば共有しづらいクリエイティブツールを使っていると、「共有されたファイルをDLしないとデザインチェックできないので品質コントロールのハードルが高い」という問題がありました。そういったデザインチェックはSlackチャンネルでのやり取りが多いんですが、そこでのやり取りは一部の人しか見れません。

なので、デザイナーが知らない間に、品質コントロールされていないものが世に出てしまうこともありました。

現在、デザインに関しては、デザイナーが作ったCanvaのテンプレートを使ってもらうことで、品質コントロールがうまくいくようになりました。テンプレートは、コンテンツを動かせないようにロックしておくことで、テキストがずれるといったことも防げています。

素材管理に関しては、Canvaに素材を入れておけば大丈夫なので、うまく素材を共有できないことで品質が下がってしまう問題を解決できました。

— 素材管理は、どのようにしているのですか?

Canvaに素材を入れておくことで、解像度の荒いロゴやリリースするクオリティに達していない写真が世に出ることもなくなりました。

例えば、社員の写真を入れておいて、名前で検索できるようにしています。他にも、ブランドキットにロゴやブランドカラーを入れてあるので、いちいち調べなくてもよくなっています。

以前は、Slackで「○○のロゴください」「○○の写真どこにありましたっけ?」のようなやりとりがありましたが、今はCanvaですぐにロゴを見つけられるようにしています。

導入により、業務の幅と選択肢が広がるように

— Canvaの導入で、他にも解決/改善したことはありますか?

ビジネスが主体的に運用するようになったので、すごく助かっています。

今までは何か施策があるごとに、クリエイティブ担当者に確認する必要がありました。例えば、「バナー700枚作れますか?」みたいな確認です。弊社のクリエイティブ担当者が少ないので、実際にやるとなると大変でした。

ですが、これもCanvaでテンプレートを作ることで解決しました。2〜3パターンのテンプレートを用意して、商品画像を差し込めるようにすれば、あとは勝手に運用してくれるようになったんです。クリエイティブも、テンプレートしか作らなくなりましたね。

これまでだと、「PhotoshopやIllustratorを教える」「クリエイティブ担当者が闇雲に頑張る」という二つの選択肢しかありませんでした。

Canvaを導入したことで、その両方を解決できました。ビジネス担当者が主体的にバナー作成ができるようになったことで、三つ目の選択肢が生まれた感じですね。

Canvaだとトレーニングコストもほぼゼロなので、ビジネス担当者ができる範囲が増えて、それぞれ成果が出しやすくなりました。これがすごくうまく回っていて、クリックレートやCTRもすごく良くなっています。CTRは10%〜15%は改善しており、非クリエティブ人材でこれを簡単にできるのはすごいと思います。

導入により、人件費を削減しながら時間を確保できるように

— Canvaの導入で、クリエイティブ担当者の負担を軽減できましたか?

そうですね。クリエイティブ担当者がもっとクリエイティブなことに専念できるようになりました。

あとは、クリエイティブ担当者を新たに採用すると人件費がかかってしまいますが、そうしなくていいのもすごく助かっています。

今までは、どうしても手数が足りない状況に陥りがちでした。もちろん、例えばPhotoshopと比べれば、Canvaでできることにはある程度の制限があります。でも、Canvaで必要十分ですし、それがエキサイトにはすごくうまくはまっています。

Canva勉強会で、導入を後押し

ーCanvaの導入に関して、社内の反応はいかがでしたか?

導入にあたってはCanva勉強会を行ったのがかなり大きかったです。

そもそも、Canvaで何ができるのかが分からない人がかなり多くいました。なので、どういう機能をビジネス担当者に使ってもらえるかを調べて、メディア事業部全体にプレゼンを行いました。あとは、他社ツールよりも安く、費用と使える機能のバランスが良いCanvaをコストカットの為に使うよう呼びかけていましたね

大きな社内イベントでは「Canva説明会」のプレゼンする時間をもらって、使うようにも促しています。

導入当初は、「そんなに使わない」という反応もありました。それでも積極的にCanva勉強会を行ったり、テンプレートを使ってもらって便利さを感じてもらえるようにしていました。

今では、Canva for Teamsの加入者が90名ほどに伸びており、クリエイティブを1,000点以上も作っているチームもあります。

(山崎さん)あとは事業部トップの佐々木さんが「Canva使いなよ」と言って後押ししてくれたのもかなり大きかったです。

(佐々木さん)日常的に使うようになり、ビジネス担当者同士がすすめ合うぐらいにしないと広まらないので現場の応援はしていました。

— 社内では、Canvaの使い方をどのように教えているのですか?

勉強会以外では、「Canvaクリエイティブ」というSlackチャンネルを作っており、気軽にCanvaの使い方を聞いてもらえるようにしています。駆け込み寺みたいな感じですね。メルマガみたいな感じで、定期的にCanvaの新機能の紹介もしています。

あとは「トレース道場」という勉強会を開催して、お手本のデザインを参加者ひとりひとりが実際に作ってみるといったことも行っていますね。

Canvaの導入で、デザイナーとの相互理解が深まる

—Canvaの導入で、社内コミュニケーションに何か変化はありましたか?

これまでは、ビジネス担当者からすれば、デザイナーが何をやっているのかが分からないという感じでした。例えば、どういう工程を経てデザインを作っているのかも分からなかったと思います。

ただ、同じツールを使ってデザインを作るようになったことで、共通言語が増えました。相互理解も進んだように感じています。

相互理解が進んだことで、デザインを作る上でどれだけの工数を踏んでるかの理解も深まりました。結果として、無理な締め切りが設定されることがなくなりましたね。

(山崎さん)デザインに対する意欲が向上して、勉強会なども積極的に参加してくれるようになりました。「デザインの基礎の勉強会をして欲しい」と言われたりもするので、デザインへの理解もどんどん進んでいるのを感じます。

(佐々木さん)以前はクリエイティブチームなのに、全くチームっぽい動きをしていませんでした。それぞれが個人作業をしている感じだったんですね。でも、Canvaを導入したことで、チームらしさがでました。今は自分が関わらなくてもいいかなと思えるくらい良い感じのチームになっています。

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今回インタビューをさせていただいたことで、「こんな使い方もできるんだ!」と改めて気づくことも多くありました。そして、インタビューにご協力いただいた佐々木さんと山崎さんに、深く感謝申し上げます。

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