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Small Giants Awardの話③

Forbes Japan4月号が発売されたということで、またうっかりと書きたくなったnote。このSmall Giants Awardをきっかけで自身と会社が変わって行った話を少し記せればと思うのです。
なぜ我々はより露出し、より切磋琢磨しなければならないのか、自分の立ち位置、レベルを知るためにはこのSmall Giants Awardには意味と意義があるのではないかと思うのです。

Small Giants Awardでのピッチ

先ずはSmall Giants Awardの日程に日本にいること設定しなければならない事が1番大変だったことを記憶している。当日は2022年の11月17日。
コロナが完全に明けていない中で、海外出張はすでに再開していた。九州·山口ベンチャーマーケットの時の日程も同様で、10月、11月、12月は軒並み海外出張が集中する。しかも春先に開催される予定の展示会がこの時期は秋に集中していたのだ。
これは何を言いたいかというと、本業の展示会に参加せず、このプレゼンピッチに出場する意義があるのか?という意味だ。海外は未だに安定しない市場のため、いつ、どこで、誰にひっくり返されるのかがわからない。この不安はいつでもある。ピッチに出て売上が上がるのか?社内コンセンサスは取れるのか?どうせ後継ぎ社長は自由に時間が取れるだろうという印象なのですが、それが中々大変。まだこのピッチに対してまだ斜に構えていた部分があったのも少なからずあったので、照れ臭さも相まって感情的に微妙な感じでした。

Small Giants様子

Small Giantsのピッチは5分。九州とは違い、2分も短い。この2分は大きい。伝える情報をより洗練し、伝えなければならない。
審査員はスノーピークの山井社長、ブルーボトルコーヒーの井川さん、早稲田大学の入山教授など有名な経営者、先生が名を連ね、緊張がより増していく形でした。それに持ち時間が5分。各社凄い企業が多く、プレゼンにまた圧倒されるのです。
私は7枠中の6番目という中で、前後の記憶は実はない。それだけに緊張をしていた。
この5分ピッチの準備としては、5分の間隔に慣れることに集中をした。
5分で何ができるのか?
当時から走っているので、5分は1キロ走でもお釣りが来るタイムということを刻み、毎回キロ5分ペースで走りながらピッチの準備をした。
ピッチ内容は基本的に海外の展開がポイント。プロダクトアウト型のマーケティングからマーケットイン型のマーケティングの転換。大量生産から高付加価値のものづくり。そして現場での経験、そして実行。これを中心にピッチ5分間に集約した。

ただただそれではうまくいかないとピッチで改めて気付く。
「ものづくりは演歌だ」の説明だけで約3分使う羽目になり、全ての予定が瓦解する。基本的にセオリー通りやれば5分で終了するのに、ここはもっと深堀しちゃおうと勝手に考えるとドツボにハマることになる。
これは自分だけには限らず、自分のピッチに酔ってしまうと時間の超過、伝えなければならないことが抜けてしまう。講演もですが、時間の超過は誰もが嫌う。主催者はあくまでも目安というが、時間超過はどんな最高のプレゼンをしても台無しになる。
決められた時間内に終われないとどんなに素晴らしくても評価が低くなる。

九州·山口ベンチャーマーケット大賞とSmall Giants Awardのトロフィー

色々と偉そうに書いていますが、選んだのは審査員の方々なので僕には責任はありませんが、グランプリを受賞することになった。全国110社推薦された企業の中でキャニコムが2022年-23年度のSmall Giants Awardのグランプリを取った。
これまでの経緯がForbes前としたい。この受賞をきっかけに多くのメディア露出と後継ぎのあるあるの問題に直面することは微塵にも思っていませんでした。このメディア露出についてをForbes後で少し触れられればと思います。
結論的言えば、メディア関連のオファーは断ることをせずに全部受ける。どんな媒体でも露出することが企業として全てとは言いませんが、プラスに作用すると感じています。ゼロイチは何をかけてもゼロのままですが、メディア関連から頂いたオファー全てプラス、加点に捉えると今まで掛けていたものが倍増することになります。確かに恥ずかしい部分もありますが、経営者としては会社に有益になるのであれば何でもやる。全て同時にやる。若い時にコマツの当時の野路社長に言われた金言でもありました。

Small Giants Award授賞式

キャニコムはこれからもあざとくメディアに出続けたいと考えてるいる。Forbes後から舞い込んでくる講演の話、メディアの話、2023年の1年間でどれだけ露出することになったかをまた記していきたいと思います。

所々で写真や画像を使いたいのですが、うまくいってません。もっと上手に表現ができればと思います。毎回2000文字はいかかない形です。

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