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【読書と旅行】歴史を知らずに旅行なんて出来ないと思ってる

このところ、読書コラムなるものを書き始めて、基本的にはビジネス書を中心とした書籍の紹介をしているんだけど、小説でも旅行記でも歴史本でもカテゴリを問わずに結構な本を読んでいる。

何かを調べるリサーチ業務を職業のメインにしてきたので、情報を集めることが好きだし、だいたい何にでも好奇心を持つことができる。

で、旅行というものについて考えてみると、私は1回の旅行には3つの楽しむべきステージがあると思っていて、「下調べ」「現地」「深堀り」みたいな感じに分けられる。すべての旅行者が楽しむステージは「現地」で、その前後にも楽しみがあるよなぁって思ってる。つまり3倍楽しい(雑)

下調べのメインは、目的地となる国や都市などの歴史について徹底的に調べることだ。まずはWikipediaでざっくりと把握して、それから世界史の教科書を読んで、細かな事象に興味があれば個別の書籍を買って読んでみる。

「世界史の教科書」としては、これを使ってる。

現地でのメインは、街歩きなので、そこまで観光スポットを巡ることは重視しない。もちろん、観光スポットというのは目的地選びとして便利なので、わざわざ避ける必要はないんだけど、「絶対に行かなければ」と思った時点で色々とブレるので「重視しない」を心がける。

そして、旅行から帰ってきたら深堀りを始める。深堀りというのは、事前に下調べしたことと、現地で見たり聞いたり感じたり食べたり飲んだりしたことを突き合わせながら、さらに理解を深めるということ。

結局のところ、旅行に出掛けて現地で触れることができるのは、その国や都市の「今」でしかない。もちろん、「今」を最大限に楽しむ旅行を否定するつもりは一切ないんだけど、これまでの「歴史」の積み重ねによって「今」があるんだから、「歴史」を学んでおいた方が確実に理解が深くなる。

ってことで、あまり啓もう活動のようなことは好きじゃないので、みんなが自由に旅行すれば良いんじゃないかなとは思いつつ、「歴史を知らずに旅行なんて出来ないと思ってる」とだけ言っておこうかと思いました。

世界史を頭に入れて世界を旅することほどの贅沢って、なかなか無いと思う。

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