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自分をすくい上げる方法は、いくつも持っている方がいい

最近は電話が苦手な人が多いと聞くけれど。
私も電話がとてもとても苦手だ。

かけるのはまだ大丈夫。
というか、大丈夫になってきた。

けれど、かかってくるのは
心臓が口から飛び出そうになるほど
本当に嫌。

仕事中、会社に電話がかかってくると
心臓が早鐘のように打って
手は震え始めて
瞬時に最悪の妄想を何パターンもし始める。

え、あの案件なんかミスった?
それともあのときのあれ?
それからそれから……

今まではそんな自分を𠮟咤激励して
なんとかやってきたけど
もういい加減ちょっと辛いので
最近は「よしよし、怖いんだね」と
受容して落ち着かせようとしてきた。

「よしよし」すると大抵は落ち着くのだけど
電話の時だけは何をしても落ち着かない。

先日も『私』が怖い怖いと大暴れしていた時
ふと幼い頃の場面を思い出した。

それは雨戸も閉まった真っ暗な居間で
黒々とした電話機だけが
室内にぽつんと佇んでいる情景だった。
小学校低学年の時の記憶だ。

その頃母はうつ病で、自宅にいた。
母は「電話が怖い嫌い」と言って
電話が鳴らないように
電話線を引っこ抜いた。

真っ暗な部屋にあるのは鳴らない電話。
そしてその電話機は、私の恐怖の象徴になった。

『私』はこの真っ暗な部屋で
電話機を見つめながら
ずっと怖い怖いと怯えて震えていた。

だからいつものように
幼い『私』を抱きしめて
「ずっと怖かったね、頑張ったね」と
声を掛け続けた。

『私』は、中々落ち着かなかったのだけど
しばらく抱き締め続けていると突然
閉じていた雨戸がすーっと開いて
外の光がぱーっと入ってきて
室内は光に包まれた。

すると
抱き締めていた『私』の震えが落ち着いて
私の怖さがふっと和らいだんだ。

この体験はちょっと不思議だった。
自分で意識してイメージしたわけではなく
フッと入ってきたものだったから。

この日から、電話に対して緊張を感じた時は
このイメージを思い出すようにしている。
過度な緊張状態が和らぐんだ。

イメージの中で
この怖さが和らぐ体験をしたからといって
すぐにトラウマが無くなるわけではなく
電話が怖いと感じることに変わりはない。

今でも電話が鳴ると心臓がバクバクして
体が緊張状態になる。

だけど。
それを和らげる方法は1つ見つけられた。

こうして、何かが起きた時に
自分をすくい上げられる方法を
いくつもいくつも見つけていけると
きっと楽にいられる時間が増えるのだろうなぁ。

これも
今だから出来ること。
今の私だから出来ること。


いつも読んでくださって嬉しいです。
ありがとうございます。


思いを書き出すこと。
ただそれだけでも、気持ちが楽になったり軽くなったりします。これは私の実感です。
でもブログなどで書きにくいこと、人には見せたくないこと、たくさんあると思います。
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