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【読書感想文】ふと感じる寂しさ、孤独感を癒やす本

私はすごく寂しがりやだ。
元夫と、まだ付き合っていた頃は
「うさぎみたいだ」と言われるほど
一人でいられない人だった。

今は離婚が成立して、自分の好きなように
やりたいことをやってるから、そんなに寂しさや
孤独感を感じてはいないのだけど。

元夫から、「別れたい」と言われてすぐの
彼がいない夜の孤独感はまだ忘れられない。

だからこの本を読もうと思った。

この本の中に
「他人に繋がりを求めても寂しさは消えない」
というフレーズが出てくる。

確かに、元夫が家にいない孤独な夜、少しでも
寂しさを紛らわしたくて外に出たりしたけど
一時的には寂しさが紛れても、帰宅すると
どっと寂しさが襲ってきた。

だけど、元夫がまだ家にいた頃に、
寂しさを感じなかったかというと、
全くそんなことはなくて。

一緒にいるのに、繋がりがない。
そんな感じは、ずっとしていた。

そして、この本を読んで納得した。
「自分との繋がりが切れると寂しさを感じる」
ということらしい。

私は、私を切り離してたからそう感じてたんだ。
だから元夫にどんなに繋がりを求めでも
繋がれる感覚がなかったのだと。

これではいくら元夫に、寂しいと訴えて側にいて
もらったりしても、寂しさは変わらないはずだ。
元夫との関係性ではなく、
私の中の問題だったのだから。

今は、やりたいことを好きなようにやってるから
寂しさを感じてない気がしているのだけど
寂しさを感じないように、ただ埋めてるだけの
ような気もしてる。

後書きを読んだ時に、
ものすごく胸がぎゅっとなったから。

「寂しいってどんな感情だっけ?」
この言葉にものすごく反応してる。

元夫との付き合いの中で感じてた寂しさよりも
それよりもっと奥深くにも寂しさがいるのだと。
そんな気がしてる。
向き合うのが怖いほどの、強い寂しさ。

そうか。
私がこの本を手に取ったのは
この、最奥にある寂しさと孤独感に気付くため
だったのか。

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