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雇用される仕事とフリーランスの仕事を兼業しはじめた理由

自己紹介で、「**に勤務していますが、フリーランスでも仕事をしています。」とお話すると、「勤務しているのにフリーランスって?」と尋ねられたり、「自分も副業したいんですが、どうやっているのですか?」と聞かれることもあります。あくまでも私の例ですが、こんな感じです。

勤務先の規定が厳しくなってきたのがきっかけ

新卒で入社した会社に20年以上務めていました。社外の人とのお付き合いの多い部署にいて、共同研究をしたり、学会発表をしたりしていましたが、だんだんと会社の規定が厳しくなり、動きにくくなってきました。

理由はどれだけではありませんが、大学院を修了するタイミングで退職し、研究のお手伝いや事務の仕事、時々原稿書いたり、講師をしたりという請負仕事を細々とし始めました。

人恋しくなって両立の道を探る

そもそも起業するつもりはなく、経済的にも当面は大丈夫そうだったので、のんびりしていたのですが、3か月くらいたつと物足りなさを感じました。また、フリーランスで仕事をするには経験も足りず、そんなにすぐ仕事が舞い込むこともありません。

長年、会社員をしてきたので、ずっと家で仕事をする生活も好きではなく、人恋しくなったところもあります。でも、自分の力で仕事をする力も今後は必要だから、フリーランスの仕事も続けられたらいいなぁと考え始めました。

兼業可の条件で再就職

退職してから半年後に、関心のあった領域からお声をかけていただきました。正直に条件(フリーで仕事をしている、出勤は週3日くらい、社会保険つけてほしい)を申し上げ、ご検討いただき、希望にあう条件を提示いただきました。

収入的には、その業界の給与水準が高くないこともあり、前職の6割くらいになる条件ですが、拘束される日数が減ることを考えれば7割くらいのダウンになるのでそこは仕方なしと判断しました。

固定給と社会保険は安心材料だが・・・

週3~4日勤務すれば、フリーで使えるのは週4~3日(休みなしで)。アルバイトではないので、成果を出さないといけないし、責任も伴う。フルタイムではないとはいえ、かなりの時間と体力は雇用される仕事のほうに持っていかれます。

また、固定給と社会保険があることは精神的にもすごーく安心だが、逆に甘えてしまう点もあると思う。よっぽど強いスキルがない限り、あるいは扶養してくれる家族がいるなどの条件がない限りは、固定給と社会保険を確保して兼業にチャレンジすることから始めるとよいと私は思います。

フリーランスの仕事の安定には時間がかかる

勤め人もしながらのフリーランスなので、できる仕事は限られてきます。時間を拘束されるような仕事は受けられないので、「教える系の仕事」「書く仕事」「納品時間に裁量権のある事務の仕事」の3点が中心です。

今年で兼業生活8年目ですが、5年目くらいからペースをつかめてきたような印象です。収入については、給与が8割、フリーが2割くらいです。これから60代をみすえて、フリーでできる仕事の幅を増やしたいと考えています。そのために、2年前に転職したのですが、そのときの転職活動についてはまたご紹介したいと思います。


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