使ってみた:税理士会の確定申告 相談会

コロナ前まで、e-Taxではなく、地元の税理士会が無料で開催している確定申告相談会で確定申告をしていました。3年ぶりに事前予約制で再開すると広報を発見。副業・兼業関係で、初めて確定申告する方に、この会はお勧めですよ。

税理士会の相談会とは?

どの地域にも税理士会というのがあります(名称はちょっと違うかも)。
私の地元の場合なので違う点があるかもしれませんが…
・自治体の広報誌で確定申告についてお知らせが出るときに相談会の情報も出る。
・道路等にある掲示板(自治体からのお知らせが貼ってあるもの)にもお知らせが貼られる。(確定申告関係の情報と抱き合わせ)

公民館のような大きめの会議室がある場所で、エリアごとに何日か開催日があり、そこに行くと、申告書を見てもらえて(書いてもらってる人もいる)、パソコンで申請もでき、プリントアウトした申告書を提出して帰れるという便利な会。

どんな相談ができるか?

当然、税務署と共同開催なので「節税」の相談はできません(笑)
また、私の地元の場合は、贈与税とか株式関係の税金の相談は対象外でした。会に来ている人を見ると、お勤めを退職されて、自分で確定申告しないといけなくなった方が多いように見えました。相談内容としては、年金収入と給与収入と医療費や保険料の控除に関することが多いようでした。

会場の様子

相談会開始時間5分前に行ったら、既に30人以上は待っていて、「出遅れた!」とあせりました。
相談にのる税理士さんのテーブルが3つあって、前の人が終わると次の人が呼ばれ、座っているイスを移動していくというもの。お昼前にやっと順番が回ってきた。
部屋の一角に、パソコンが10台くらい並んでいて、プリンターもあり。税理士さんとの相談が終わると、希望者はそのままパソコンに向かい、パソコン担当のスタッフさんに教えてもらいながらe-Taxに入力します。終わると、プリントアウトしてくれて、ハンコ押してもらって提出して終わり。

相談会に出向いた理由

私が初めて相談会に行ったのは、初めて転職した年の翌年。たまたま加入した保険の保険料支払い月が12月で、職場の一斉対応に間に合わなかったこともあり、前の年に税務署で確定申告したときにあんまりいい印象ではなかったから。

でも、周囲はお年寄りばっかりで、なんとなーく聞こえてくる話は年金や保険、医療費、住宅ローンで、そんな話を聞いてよいのか? 順番が近づくにつれて心配になってきました。

経費について質問したら

2時間くらい待って、やっと順番が回ってきて、相談内容はこんな風に説明。
 ・主な収入は給与所得です(支払調書持参)
 ・自分でも仕事をしています(いくつかの仕事の支払調書持参)。経費の申請が適切かどうか見てほしい。
 ・保険にも入っていて控除したい

おそらく、税理士さんからしたら、金額も少ないし、難しい内容でもないので、ちょっと安心した表情になりました。(朝から2時間以上ずっと対応してるからお疲れですよね・・・)

経費については、教科書的ですが「その収入を得るために必要なものについては大丈夫です」と。「交通費とか資料のための本とか」。まあ、これくらいなら全然大丈夫ですよ。

小さな声で質問したことは

「あの~いわゆる手土産のようなものとか、暑中見舞いとか年賀状とかはどうなんですか?」とお尋ねしたら、
「あ~、それはダメです。雑収入なので、その収入と直接的に関係がないものは。会社組織とかにするなら別ですけどね。」と。

「あと‥‥まだフリーランスの経験が浅いのでそれほど仕事はないのですが、必要な本とか一定の支出はどうしてもあるんです。収入を上回ることはないのですが、目安としてどのくらいなら大丈夫ですか?」とお尋ねしたら、
「別に、収入を上回ったらダメってことはないです。あくまでも、その収入を得るために必要なお金なら。ちゃんと説明がつけば大丈夫ですよ」と。

相談会のメリット

たくさんの人が待っているので、あんまり長々と相談するのも申し訳ないのですが、税務署の人にはやっぱり聞きにくい話ってありますよね。そういう話を税理士さんに無料で聞けるというのはいいと思います。

あと、これは勝手な妄想ですが、税理士会で作成した申告書なので、まずいことはしていないと思うので、かなり安心です


さて、この2年は、これまでの申告書を見ながらe-Taxしたのですが、今年は予約して相談会に行くか? 悩んでます。予約制とはいえ、あの混雑ぶりはちょっと心配。平日開催なので職場を休まないといけないし。。

税務署でも相談会をしていますよね。あれはあまりお勧めしません。あくまでも個人的な印象ですが。税務署でも確定申告したことがあるので、その話は次回書きます。



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