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令和のマネージメントは進化している!?

マネージメントは日々変化をしている

「報告、連絡、相談」が「確認、連絡、相談」の時代に変わってしまっていることに気づいていますか?

たいていの管理職は気づいていないことが多いから不思議だ。

最近の風潮としてあるのが、失敗をしたくないから確認をする部下が増えている。

失敗をすることは仕事ができないこととレッテルを貼られてしまうという恐怖心がそうさせていているのかもしれない。

自力型のチームにするのか、指示待ちのチームにするのかは、マネージャーの采配次第であり、自力型のチームを求めるのであれば、マネージャーも本気になってチームのメンバーと向かい合わなければならない。

たいていのマネージメントは過去の価値観の押しつけ、成功体験からの価値観の押し付けがメインになっている。

価値観の押し付けははっきり言ってしまうと、時代錯誤甚だしい。

過去にどんなに成功を収めているからといって、現在でも同じ実力が発揮できるかどうかは未知数である。

仕事環境も違うし、企業も違う、予算も違えば、何もかも違うことだらけである。

そうした時に、過去の価値観を押し付けられても部下はハレーションを起こすだけだろう。

そうならないためにも、自力型のチームを作る必要があるんです。

では自力型のチームを作るためにはどうしたらいいのかという視点でお話をしていきましょう。

マネージャーは相談役となれ!

究極のマネージメントを追い求めるのであれば、マネージメントをする人は相談役になることです。

自力型のチームは指示を出すことはあまりなく、個人が状況を判断して、役割を全うすることができれば問題ありません。

先を読むことも大事ですし、自分たちでいつまでに、何を、どうやって行くのかというのを考える様になります。

そのためには、どのようにすすめるのがいいのかということを理解してもらう必要があるでしょう。

クライアント先の営業で交渉をしているけど、なかなか受注に結びつかないとしたら、上司に同行をしてもらい、営業トークを聞いてもらって改善をしていくのか、信頼関係を上司に築いてもらってより強固なものにするのかなど、いろいろんあ選択肢がでてきます。

選択肢も1つではなく、2つ、3つと出てきますから、そのうち最善策はどれ、次点はどれと考えるように話していくことにしましょう。

きちんと自分が考えた事をプレゼンするのがマネージャーであり、マネージャーはいいたいことがあったとしてもしっかりと傾聴をしてあげることがポイントになります。

そうして、ゴールへと導いてあげる役割をしていくことが必要になるスキルです。

自分で考える癖をつけてもらうまでは辛抱しよう

指示を出したがるマネージャーは、次々を矢継ぎ早に指示をドンドン出していくことになる。

それでは部下が指示待ち族になりやすく、思考停止という最悪の事態へと発展してしまう。

例えば、コンペになりそうだとか、ライバル会社に先を越されそうだといういろいろな情報が入ってきます。

その情報を整理して、私達の最善策はplanAであるというように提案をしてくる社員は、自分で流れを見ながら判断をしています。

9割以上のビジネスパーソンは、ライバル会社に先を越されそうなのでどうしたらいいでしょうか?という流れになる。

完全に思考停止している理由である。

ライバル会社本位で考えてしまっていることに気づいていない。

負けたくないから、こうして、あーして、こうしてと指示を出すマネージャー。

自分たちで考えているわけではなく、完全に相手に主導権を握られてしまっているのが現状である。

このように自力型で考えた上で相談に来るまでは時間がかかりますから、じっくりと辛抱をしてください。

最初のうちはフレームをつくるところまで手伝うとしても、慣れてきたら自分たちでできるようになります。

答えがでるまで辛抱をすることができないとなると、指示待ち族の思考停止状態に陥ってしまいます。

やり方が浸透するまで、中長期的になるのは仕方ありませんから。

管理職は感じる仕事

管理職は文字通りに部下を管理することがメインであると、9割以上のビジネスパーソンは思いがちですが、実は違います。

部下の些細な変化や成長を常に感じていないといけない職であると考えています。

小さな成功体験を積んでいく事によって新しい仕事で成功をしたりすることもありますから、成長を感じるのもマネージャーのしごとです。

個々に考えられるようになると、チームメンバー同士で話をすることも多くなり、成功体験、失敗体験のナレッジの共有ができる常用になり、常にワイガヤ会議がいたるところではじまっていきます。

そうするとリーダーシップを発揮するメンバー、フォロワーシップを発揮するメンバーなどいろいろな役割ができてきます。

そういう変化をしっかりと感じ取って行くのが管理職の仕事です。

チームが成熟するまでは教える立場になりますが、チームが成熟して成長をしていく過程に置いては感じることがメインになりますから。

そうすることでチーム全体を俯瞰で見ることができますから、叱ることよりも諭すことが多くなっていくのが事実です。

諭すように話をすることでお互いに腹落ちをすることになりますから、行動の浸透も早いのが特徴です。

どうしても感情的になってしまうと、ハレーションが起きてしまうので、行動もバラバラです。

そうならないためにもマネージャーがしっかりとする必要があるんです。

チーム全体を本気で観察していると些細な変化に敏感に気づくことができ、大きなミスになる前に防ぐことも可能になります。

変化に敏感に気づく

チーム全体がいい雰囲気になると、行動も言動も活発化していくことになります。

チーム全体が悪い雰囲気になると、言動も行動も消極的になっていきます。

こういう雰囲気をいかに察知することができるのかが管理職の役目であり、指導することだけが正解ではありません。

マネージャーがあーでもないこーでもないと喚き散らす光景をオフィスで見ることがありますが、管理職として自分は未熟ですよということを発信していることに過ぎませんから。

そんなマネージャーの下で働きたいと思う部下はほとんどいないでしょう。

チームが成熟してくると見る、観察することがポイントになっていくわけであり、そうして相談にのることで成功したら1つ階段を登っていくわけです。

部下が成長して行くことは非常に嬉しいものであり、転職先でも活躍している事を聴けるともっと嬉しいものです。


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