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キャリアの温度はどのくらい?給料・環境・やりがい、3軸で測るワークモチベーション温度計!

本年最初のnote投稿になります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

新しい年を迎え、新しい目標を掲げられた方も多いのではないでしょうか。
その中には転職するという目標を掲げられた方もいらっしゃるのかと思います。
コロナ禍を経て、転職市場は今、活性化しています。2024年には求人数がさらに増加すると予測されており、企業側ではさらに採用競争が激化していくことでしょう。一方で、働き方の多様化が進み、個人にとって給料アップはもちろんのこと、やりがいのある仕事を見つけるチャンスかもしれません。

日頃、30代から40代の方々からキャリアに関する相談を多く受けている私ですが、その中で、次のようなご相談を多くいただきます。
・ワークライフバランスがとれない
・残業が多く労働時間が長い
・この仕事があっているのかどうかわからなくなってきた
・今の会社でずっと働いていけるのか将来が不安
・頑張っているが評価してもらえず見合った給料がもらえない
・上司が、、、部下が、、、
身に覚えのある方も多いのではないでしょうか。

これらは給与、人間関係、仕事内容という3つの要素に集約されます。そして、同様の結果が厚生労働省の雇用動向調査結果にも表れていますので、気になる方は見ていただくと良いでしょう。

私は、これらを「給料」「環境」「やりがい」の3つの軸として整理しています。これらは、個々のキャリアにおいて重要な要素だと考えます。これらの軸が満たされない場合、メンタルにも影響を及ぼすことがあります。

従業員が50名以上の企業では、毎年1回、ストレスチェックが義務化されておりますが、わかりやすい自己診断ツールとして「ワークモチベーション温度計」という簡単なチェックを考えてみました。

「ワークモチベーション温度計」の使い方

をご紹介させていただきます。

・以下の3つの項目を各々10点満点で評価します。

合計30点満点です。ご自身の心に素直に点数をつけてみてください。

  1. 給料(労働条件等の満足度)

  2. 環境(人間関係、セクハラ、パワハラなども含む)

  3. やりがい(仕事への興味、楽しさなど)

・全てが7点以上であれば、モチベーションが高く、元気に働いています。自己実現に向けてさらにステップアップできます。
・いずれかの項目に、7点未満の項目があれば、黄色信号です。
・合計で21点未満ですと黄色信号かもしれません。
・3つの項目がすべて7点未満なら、転職を検討する必要があるかもしれません。まずはその項目において、どうしたら満足度を高められるか考えてみましょう。
身近な人や、可能であれば、専門家に相談してみましょう。転職が難しいようであれば、社内の部署異動や、最近では副業でバランスをとるという方法もあります。

企業の中では、1on1ミーティングで活用していただきたいと思っています。
最近どう?最近大丈夫?
という抽象的な質問だと、応える方も応えづらいと思います。そういうときにはこの「ワークモチベーション温度計」を活用していただくと良いのでは思います。その点数をつけたのはなぜですか?という理由も聞いてあげると良いでしょう。

様々なキャリアの過程で、「ワークモチベーション温度計」をひとつの指標としてご活用いただければと思います。

最後に、厚生労働省の労働安全衛生調査によると、近年、メンタルヘルス不調の方が増加しています。多くの企業がメンタルヘルス対策に注力している中、自己理解も必要なのではないかと思っています。個人個人が自分自身のメンタル状態を理解し、適切に対処することが不可欠となっています。皆さまのご参考になれば幸いです。


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