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異国で自分ができること

二本松での訓練が始まって6日

訓練所の環境は最高だ。
個性豊かな候補生らと講師陣のお陰で
次から次へと色んな感動や発見が訪れる

だけども
目の前のことを見逃さないようにと必死で,
それらの経験が熟成させる前に指の間から、
するするとこぼれ落ちていく感覚に
焦りも感じている。

ようやくの休日,今日はどこにも出かけずに
「頭を整理する日」としよう。

今回は

テクニカルの授業で打ちのめされた話

を書こうと思う。

青年海外協力隊の派遣前訓練で
「英語」を訓練する場合。

ホームクラスというレベル別のクラスの他に
テクニカルクラスというのに属することになる。これは,現地での活動内容が類似している候補生が集められて、活動で必要な専門用語を学ぶとともに、任地で行うであろうワークショップや授業を実際に他の候補生に対して行う(もちろんin English)かなり実践的な授業である。ちなみにわたしのクラスは、音楽センターと幼稚園に派遣予定の候補生がいる。


わたしは、
テクニカルクラスで「S S T」という
ソーシャルスキルの授業を練習したいと
講師に伝えた。

SST(ソーシャル スキルズ トレーニング)は、名前の通り社会で通用するような社会的スキルを身に付けさせる授業である。
例えば、上司に叱られた時どう謝るか。
仕事に遅刻しそうな時どう対応するか。
などだ。

この授業はわたしの一番得意な授業である
派遣される予定のベリーズの少年院で生徒たちにやったら、きっと役立つ!そう思っていた。

しかし、、、
テクニカルの講師はわたしの提案を聞いて
「you がベリーズでソーシャルスキルを教えるの?」「ベリーズの謝り方を知っているの?」「そもそもベリーズの常識を知っているの?」と苦笑いしながら聞いてきたのだ。

わたしの答えは「I don’t know」だ。

「SSTの授業のつくり方」を知っている
しかし
「ベリーズにおけるソーシャルスキルの正解」は知らない

このことに今更ながらに気付いた。


異国の地,ベリーズで
わたしができることはきっと色々ある。

でもわたしはまだ
自分が何を知っていて何を知らないか
すら分かっていない。

自分ができること」というのは
そういうものを整理して初めて
見えてくるのかもしれない。


講師からの言葉で打ちのめされた心も
今日は完全復活している。
(よく寝たし、よく食べたので。笑)

さっき閃いたけど
少し視点を変えて,
子供にソーシャルスキルを教えるのではなくて,先生たちに,「SSTの授業ができるようになるための授業」をするのはどうだろう!ベリーズのソーシャルスキルを知っている先生たちに「ツール」として「SST」を使ってもらえるようにする!とか、、、まだまだ練らなきゃだけど。

こんなかんじで
前向きにできること探していこう。

打ちのめされている時間はない!

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#ドコドコベリーズ