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働く意義は変わるもの

私の職場はフルリモートなので、『会う』ということの前提は画面越しです。
いわゆるキックオフみたいなある種イベントで一堂に会する時は、わざわざ『リアル開催』なんて言葉が使われるくらいなので、かなりリモートワークが浸透しています。
このような働き方が前提となる職場なので、私の職場でも『社員のコミュニケーション不足』が問題視されています。少なくとも私の観測範囲においては。
そんなこともあってコミュニケーション施策という、社員間のインタラクティブな会話を促す取り組みが行われています。

そして今年行われる施策の最初のテーマは、自身の働く意義をチーム内で共有しようというものでした。

イソップ寓話の3人のレンガ職人

ここで思い出すのが3人のレンガ職人でした。
詳細はググってもらった方が正確なので省略しますが、命令されてやっているか、生活のためにやっているか、社会的意義のためにやっているかというそれぞれ別々の考えで同じ仕事をしている3人が示唆を与えてくれるというお話です。

でもこれって働き始める前の人に向けた寓話ですよね。
債務超過で危機的状況の会社で働いてたら命令されてやむなくという感じになるでしょうし、経済的に苦しい時であれば、生活のためという意味合いが強くなるでしょう。
そして経済的な余裕がなければ社会的意義の高い仕事をするのは難しいかもしれません。

変わるのが自然

つまり働く意義なんて変わるということです。
分かりやすいのはなんといっても年齢ですね。
年齢が上がれば資産は増える傾向にありますが、生涯賃金のぶれ幅は小さくなります。つまり若ければ生涯賃金を増やすために自己投資の比率を上げるべきです。
次はライフステージでしょうか。
子供1人を育てるのに3,000万円ほどかかります。そして大学生の時期にピークが来ます。
また、親が介護を必要とする頃になると更にお金が必要になります。
こういった時期では、社会的意義はいったん置いておいて多く稼げる仕事をするべきです。
これ以外にも外部要因で変わってしまうこともあります。

まとめ

これらを考えると働く意義をシェアする際は、"今の"を加えることで伝えやすくなると思いました。
もう少し丁寧に伝えるのであれば、これまでの働く意義の変遷を添えるとより良いかなと。

では今の私にとっての働く意義とは…ちゃんと考えてみよう。

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