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動物との単独事故で

 事業者からの相談で「事故の修理依頼を請け負い、ちょっとしたトラブルになりかけている(トラブルには至っていない)ので話を聞いてほしい」と。

  事故は動物との単独自損事故だそうで修理は車両保険を使い、免責もない。 
 保険会社から見積りの依頼があり、壊れた部品を外して確認した。 

 損傷は大きいが内部にほとんど影響がなかったからか、見積りを出した保険会社からも写真で了解を得られた。 

 交換するのはフロントバンパー、フロントマスク、右のフロントフェンダーくらいであとは鈑金修理。

 ユーザーにも完成予定日とともにその旨連絡して部品を発注したが、そのユーザーが「作業にかかる前に車(交換する部品)を見たい」と言うので、部品が入荷したら連絡を入れる約束をし、その旨保険会社にも報告。
 代車は出ていないが、作業にかかるのは部品が入荷してからになることを伝えた。

  ところが作業にかかる前に思わぬ問題が発生した。 

 動物との単独自損事故だと聞いてはいたが、その相手は『鹿』。
 しかし、修理には直接関係ない。
 相談事業者の周りには野生動物も多く、特に夜間にはそれらの関係する事故は決して珍しいことではない。

 鹿はどこかに逃げ、鹿には気の毒だが相当なケガをしている可能性はある。
  それはさておき、弊社は大きな工場ではないので見積もりを出すときに取り外した部品を一時的に車内に保管したりすることがある。

 もちろん、ナイロンカバーを敷いて汚さないよう、細心の注意は払う。

 この時は同じ型の同じような事故車が入庫していたこともあり、部品を間違えないよう、損傷のないランプ類等各種部品を車内に保管していた。

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