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『転職』 - 漫才台本

 ナイツの塙さんの言い訳を読んだところ、なんとなく漫才の台本を作ってみたくなったので投下。

A 「最近、転職を考えているんだ。今の仕事はきついし、給料も少ない。やっぱり一回きりの人生、やりたいことをやったほうがいいよね。」

B 「それで、どの仕事に就職を考えているんだ?」

A 「フードファイターになろうと思って。美味しいものを食べてお金を稼ぐ。最高じゃないか」

B「馬鹿野郎!! フードファイターというのはそんなに甘い仕事じゃない。自分が嫌いな食材を食わせられることもあるんだぞ。野菜嫌いのお前が、キュウリ、キャベツ、ニンジンの大食いをさせられたら地獄じゃないか。それにお前は胃の容量は2kgだろ。フードファイターになりたいなら6kgは必要だ。そんなんじゃ相撲部屋に入門すらできないぞ!!」

A「考え直すわ。だったらクイズプレイヤーはどうかな。本読むのも好きだし、インテリ大学出身枠で売り出せないかな。」

B「何言ってんだ。クイズプレイヤーで売れるのは、東京大学卒業か立命館大学卒業と相場が決まっているの。いくらクイズが強くても大学のブランドには勝てないの。お前は明治大学卒業だからダメ。」

A「そういうもんか。だったらチェスのプロはどうかな。将棋は藤井さんが強すぎるけど、チェスだったらいけるかな。」

B「阿保かお前。チェスの国内市場は小さいんだ。国内協会の会員は500人しかいないんだぞ。しかもその団体も色々あって4年前に刷新されたばっかりなんだ。さらに、海外には藤井さんに劣らない天才たちがゴロゴロしているんだぞ。そんな気持ちで食っていけるわけないだろ」

A「それならSASUKEのプロを目指そうかな。完全制覇をして一攫千金。夢が広がるな。」

B「現実を見やがれ。SAUSUKEは完全制覇をしても200万円しかもらえないんだ。だいたいSASUKEのプロってなんだ。SASUKEに出場できるのは職業に就いている人達なの。SASUUKEのプロってようするに無職だろ。無職で出場できるのは山田 勝己だけだよ。」

A「なんだよー。いろいろ言いやがって。そんなんじゃ転職できるところないじゃないか」

B「だったら俺のところ来る?神奈川県の高校教員の枠、空いているぜ?でもしか教師と言うだろ?」
A「50年前の話だろ。第一教員免許もっていない。」

AB「もうええわ。ありがとうございました。」

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