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【Casa de 凜】 研修後インタビュー#1

Casa de 凜での研修を締め括るのは、研修の振り返りを兼ねたインタビューの時間です。研修での気付きや、今後への抱負なども含め、研修の感想を尋ね、その内容をまとめたものを後日研修パンフレットとして記念にお渡ししています!

これまでに何人もの研修を行ってきましたが、今回noteに掲載する第1回目は芳賀貴広さんのインタビューです!Casa de 凜での研修がどうだったのか、そしてその後にどう繋がりそうか。研修を体験した皆さんのインタビューを通して、Casa de 凜の研修がどのようなものかをイメージするのに役立てば幸いです。

早速、インタビューのレポートスタート!!

―はじめまして。どうぞよろしくお願い致します。

芳賀) 聞いておられるかもしれませんが、僕は今回、「元気が無くなっちゃったから、ちょっと話を聞いてあげて」という経緯ではなく(;^_^A

―いや、特に聞いているというわけではなく、履歴書と予定表を見ただけです。

芳賀) めちゃくちゃ簡単な履歴書で(笑)

―とても興味深かったです!吹奏楽をやって、ずっと音楽をやっていて、ブルーノートに務められていて・・・。

芳賀) 小4の頃からブラスバンドに入ってテューバを始め、中学に入って、そこがたまたま全日本吹奏楽コンクールで全国に出るような強豪校で、またテューバを始めたんですけど、金属アレルギーになっちゃって。

―あぁ、それは致命的な・・・。

芳賀) そうしたらコントラバスの枠が空いていて、「じゃあ始めてみよう」と。中2と中3で“普門館”っていう吹奏楽の甲子園にも行って高校も普通に進んで・・・。中学くらいから、将来音楽の仕事をやりたいなって思って高校でも吹奏楽を続けて、それとは別に個人的にバンドとかも始めて、卒業して音楽の専門学校に進んで、通っているうちに音楽で仕事が出来るようになりました(笑)

18から22歳まで4年ほど音楽活動やって、続けていくなかで実際、少額のお仕事を月にたくさんこなしてやっと月20万、良くて30万でやっていたんですが、普通の会社員と違ってキャリアアップがあるわけでもないので・・・。
 たまたま凄く大きい仕事が当たってそのまま上がっていく人もいるけれど、そういうわけではなく40、50歳になってもずっと続けておられる人ってメチャクチャ音楽に情熱がある方ばかりで、僕が同じ境遇になった時、その位のお給料で続ける情熱を持てないんじゃないかなって思って・・・。

―じゃあ辞めるなら早い方が良い、と。


芳賀) 少しでも若いうちに判断して仕事を始めた方が良いと思って知り合いに相談したところ、「東京の青山でバーテンダーの枠があるけどやってみる?」と。
日本では1番知名度のあるブルーノートというジャズバーの会社で、(仕事としての)音楽は辞めたけれども、好きなことには変わりないので、音楽をナマで感じられる環境でバーテンダーを6年間続けて・・・。本当はまだまだ続けたかったんですけど、ちょっと会社でトラブルがあって辞めざるを得なくなって、その時に知り合いの社長さんに今の会社を紹介してもらったら、今度はゴリゴリの営業会社で(笑)

2年間この会社で仕事を続けて管理職に上がったんです。その時にうちの社長から「この役職まで上がったんだから1回大西会長に研修してもらってこい」と言われて今回時間を頂いたというのがこれまでの経緯です。

―けっこうポジティブな感じで今回来られたんですか?

芳賀) そうですね。一度大西会長にお会いした事があって、東京で10人位の会食に呼んで頂いて、そこで初めて挨拶させて頂いて…でもちょっと話しただけで、もうめちゃくちゃ懐の深い方だなって思って。誰に対しても接し方を変えず、ちゃんとその人に興味持って話を聞くという方だと分かっていたので。会社でもすでに10人くらい研修を受けていて、そういう安心感もあったので、そこは全然ネガティブな気持ちは無くて。時間も取って下さって会社からお金も出してもらっているので、そこは意味のあるものにしようって考えて来ました。

―楽しかったですか?

芳賀) 楽しかったです。多分僕の感じを見て合わせて頂いたと思います。

―あ、そうですね。凄く人が好きで、人によって合わせて引き出すのが上手なので。

芳賀) あとは環境も良かったですよね。

―三田?

芳賀) うん、そうそうそう。

―良い所ですよね。

芳賀) うん。あの、会長の山荘とか。来る前から自分の中で、仕事にしろプライベートにしろ、頭がパンパンになっているなっていう自覚があったんで、そこを1回空っぽにする時間を作れたら良いなって。それに関してはかなりリラックスさせて頂きました。あと、けっこう僕は携帯で仕事しているっていうくらい携帯が鳴るので。

―2つ持っているんですね。

芳賀) 仕事用とプライベート用でどっちもメチャクチャ鳴るっていう感じなんですが、今回、土日っていうのと、会社も僕が大西会長の研修に来ているって認識もあるんで多少は許されるというのもあって、こういうのからちょっと開放されたっていうのと、あっちの喧騒から外れて仕事を一切気にしない空っぽになれた時間があったというのが凄く良かったかな。それから大西会長の周りの方達っていうのが大西会長くらい分け隔てなく、皆同じ感じというのが居心地良かったですね。

―研修を受ける前と後で変わったのはすっきり、リセットしたという感じですか?

芳賀) すっきり出来たというのと、自分が思っている自分と、他人から見える自分ていうのが考えている以上にかなりギャップがあるなって思いました。

―あぁ、それはそうですよね。何で他人が分かるの?って思うけれど、実は他人の方がよく見えているって事もありますよね。最後に1つ締めに、今後自分がどう在りたいのか、と伺っても良いですか?目標とかイメージとか。

芳賀) 今までが、けっこう何に対しても冷静にフラットにいたので、物事を考えて表現して生きていたんですね。大西会長にも昨日言われたのが、「アクセルとブレーキを常に同時に踏んでいる。こうしたいっていう気持ちがある反面、でもそれにはこうこうこういったデメリットがあるんじゃないか」っていうのがあって。

―こう(真っ直ぐ)行けないという。

芳賀) そうですそうです。素直にはしゃげる人とか、ひとつの物事に対して突き進める人っていうのは凄く羨ましいって思ったんですけど、でも、昨日言われたのは「冷静に生きて行くっていうのも自分が訓練して成っている姿だと思うから、そこを変えたいっていうのは別に性格がどうのこうのじゃなくて、それも鍛錬すれば成れるんじゃないの?」ってお話頂いて。
 なので、一言で言うと、そうですね。強く愛のある人間で在りたいですね。

―素敵ですね。

芳賀) っていうのが目標かな。

―最後に良いことばが聞けて良かったです。途中雑談が多かったので。(苦笑)

芳賀) そうですね。(笑)

インタビュアーの紹介

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インタビュアーはCasa de 凜の研修インタビュー担当である井木恵。(普段はヴィオラ奏者であり、講師もしている異色のインタビュアーです。)

オーナーからのコメント

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芳賀くんとは以前、東京で主宰する会合に来てくれたとき、少しばかり踏み込んだ話をしていたこともあって、その背景も知っていましたから研修内容もぶっつけ本番ではなく、事前に全体プランをイメージしていました。

たとえば、最初のランチタイムは味覚や健康に配慮した食事というより、その空間スペースや風景、おしゃれ感を優先して「うわのそら」を予約したり、花山法皇(第65代天皇)が晩年に帰京するまでの約14年間を過ごしたとされる「花山院菩提寺」や、三田市の自然を満喫できる小野公園に足を運んだり、とかね。

ところが、道中いろいろと話を聞いているうちに、その後のスケジュールを変更して、かつてはライブハウス等で名を馳せたDJが開業したばかりのお店に連れだっていくことになりました。その背景にあったのは、やはり彼のベースとなっているであろう音楽、それにまつわる人や物事に触れた方が心がより開放的になるのでは…といった配慮からでした。

また、遠くまで足を延ばしたのには、感性によるところが大きなタイプなだけに、プロ・バイオリン奏者の井上先生に少しでも早く合流してもらいたかったというのがあります。

彼に限ったことではありませんが、やはり先ずはどれだけ胸襟を開いて話が出来るかどうかが研修を進めていくうえでの大きなポイントになりますから。。

その後は考えていたよりも心身ともにリラックスした状態で多岐にわたる内容の話が自然に楽しめたのではないかと思います。

彼の場合、理詰めで物事を諭していくといったアプローチではなく、たとえば翌日も、大阪平野まで一望できるレストランで普段は接点のない音楽事業の会員さん母娘とのランチを設定し、他愛もない会話を楽しむ時間にしたのですが、幼い頃から音楽に打ち込む小さなお子さんに触れ、いろいろと思うところがあったようです。

もう少し時間が立てば、また新たな局面が訪れることになると思いますので、その時はまた気軽に連絡を入れてもらいたいですね。

一応、うちのオーケストラのコントラバスのポジションは空けておくと伝えていますし(笑)

最後に…

いかがでしたでしょうか?

Casa de 凜では、かしこまって受けるような堅苦しいインタビューではなく、できるだけ自然体で、感想や思いを話していただけるように部屋やカフェなどでリラックスしながら受けていただくスタイルをとっています。

そして後日、インタビューの内容を書き起こし、デザインしたものが下の画像にある↓研修パンフレットです!

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研修中に撮影した画像と合わせてデザイン。(オーナーからの一言メッセージも。)研修が終わってからも、見返すことで研修中に思ったこと、考えたことなどを思い出していただければと思い、記念にお渡ししています。

Casa de 凜の研修に興味のある方、ご質問・ご相談などはnoteやInstagramからでもお気軽にご連絡ください!

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