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金言866:誇りを踏みにじる人

誇りを踏みにじる者は決して許さない人がいるというのを知ったのは、反社勢力の美学をテーマにした「昭和残侠伝」や「緋牡丹お竜」の任侠映画を学生時代に観たからだと思います。横浜の伊勢佐木町にあった映画館からでてくる人たちは一時健さんと同じ気持ちになって夕暮れの街を歩きます。館内駅に着く頃にはいつもの善良な市民の顔に戻っています。

有価証券の時価のごとく、上がれば下がるという「ボウフラの浮き沈み」(死語でしょうね)のなかで、時の流れとともに培ってきたのは誇りです。誰かにすがって助かりたいと願う、著しく自助努力に欠ける集団には特有の臭いがするそうです。これだけは避けたいというのを一言でいうと、「誇り」。自尊心なのであります。

ボウフラの浮き沈みのごとき人生には、ささやかな誇りを踏みにじる輩が何度となく現れます。ここに昭和残侠伝がでてきます。その都度自分なりに我慢し、何とかしのぎ生き残ってきました。まだ、雪が降る中を鞘を捨てて切り込むまでには煮詰まっていません。父が笑ってごまかせと一言遺してくれました。

最近学習したことがあります。誇りを踏みにじる者は許してはいけないといいますが、他者の誇りを踏みにじる人たちには、「誇り」などというカネにならないモノはそもそも持っていないのであります。
こういう人たちは相手にしません。近づきません。必ず損します。

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