B級グルメとAKBの大成功のおかげで、B級品の販売促進戦術（Bグレードマーケティング）が市民権を獲得しました。
手に入れるには高額なAクラスの商品の代わりに、訳ありのBクラス商品を提案することで、ユーザの消費マインドを満足させる商法です。
どこにでもいそうな普通の女子をアイドルとして売り出すことで、ファンはアイドルと一層同期しやすくなります。高嶺の花でなく、野に咲く花ですから。（宝塚フアンの場合は、タカラジェンヌとビジュアル面で埋められない・越えられない格差があります）

NO1はお呼びではありません。NO2でどこが悪いの♪一流大学卒でもなく、キャリアでもない普通の人たちが、多数派の代表として表舞台に登場しています。一握りのNO１は、多数のNO2の利益を代表していないということです。
「あなたたちは2番でいいじゃないと」1番指向の政治家がNO１になったときに公言しましたがあれとこれとは別の話です。

昨今の情報番組に登場する人たちも普通の人たちで、見直す余地がたくさんあるマーケティング手法とかアマチュアな手口とかが未完成のまま現在進行形で紹介されます。視聴者は、これなら自分たちのほうがまだましだと感じます。バラエティ番組で流れている光景に、共感してもらい、他人事・プロの仕事と思わせないよう、視聴者と温度差のない「ヒト・モノ・情報」がにぎやかに活躍しています。

いまや、アウトレットの訳ありBグレード品が普通で、特撰Aグレード品はオーバースペック扱いとなり割高感がでてきました。
value for money でそれなりのヒト・モノが安定多数派であります。参院選挙も安定多数＝安心・安全となると推察します。