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金言744:生きるというのは、選択の繰り返し

生きていくというのは、選択の繰り返し。当然、たくさん迷う。
迷ったときの判断の基準は自分にとって得になるか損になるかである。
こんなセリフを最近観たドラマで熟女の俳優がいっていました。

今まで、損得勘定で意思決定をすることを嫌いました。成否は別にして、自分の損得で動くことに躊躇しました。損得勘定だけで動くというのは、人として恥ずべき行いと子供のころから見てきた時代劇で潜在意識に刷り込まれているような気がします。いわゆる、悪代官に越後屋が小判入り饅頭を渡すシーンです。現代劇では政治家やみなし公務員が商人から賄賂を受け取る場面となります。
武家が天下を獲ったときに決めた士農工商の身分制度の名残りなのでしょう、先祖代々引き継がれた商を嫌う美学の一端が、判断基準の基礎になっているような気がします。自分自身の損得だけで物事を判断してはいけないという大義が行動規範になっています。
この四半世紀の間にしっかり欧米の実利主義が私企業の経営手口となり、それが勤め人の私生活に影響を与えていると自分なりに考えています。
商いの成否は、買い手も売り手も互いに得をすると思うか損をすると思うかにかかっています。そして、お客様に喜んで買ってもらい、買ったことで得をしたと思われることが商いです。

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