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魅力的な求人原稿の書き方とは?あらゆる業界・職種の求人を手がけるCASTER BIZ recruitingの原稿担当にコツや働き方を聞いてみた

企業の採用支援を行うCASTER BIZ recruitingには、求人原稿の作成・改善を専門に行う「原稿担当チーム」があります。業界や業種、さらには媒体を問わず、企業のニーズに沿った求人を作成する原稿担当。メンバー全員がフルリモートで働いています。

そんな原稿担当メンバーのなかから、30社以上の採用支援に携わったことがある社員の岩館と、フリーライターやベンチャー企業の役員を兼任しながら業務委託で働く寺尾に、人を惹き付ける求人原稿のコツや、CASTER BIZ recruitingで働く魅力を聞いてみました。

※この記事は、CASTER BIZ recruitingを運営する株式会社キャスターの執行役員森数が、ボイスメディアVoicy 『採用とキャリアと私とボイシー』で対談した放送をもとに執筆しています。

クライアントの採用成功につながる求人原稿をつくる

CASTER BIZ recruiting 森数(以下、森数):
今日は、原稿担当として数多くの企業の求人原稿を作成するプロに、原稿作成のコツやCASTER BIZ recruitingでの働き方を聞いてみたいと思います。

CASTER BIZ recruiting 岩館(以下、岩館):
原稿担当の岩館です。CASTER BIZ recruitingは4年目になります。以前は介護事業者の採用支援を行う企業にて、求人媒体の運営から原稿の制作まで一貫して関わっていました。現在は複数の企業の採用支援と並行して、CASTER BIZ recruitingの自社採用にも携わっています。

CASTER BIZ recruiting 寺尾(以下、寺尾):
おなじく原稿担当の寺尾です。私は新卒でパーソルキャリアにて建設業や製造業の人材紹介に携わったあと独立し、現在はフリーライターやベンチャー役員の仕事をしつつ、業務委託で2021年4月よりCASTER BIZ recruitingの原稿担当として働いています。

森数:
まずは原稿担当という仕事の役割について、簡単に教えてもらえますか。

岩館:
「クライアントの採用成功につながる求人原稿の作成」が私たちのミッションです。ミッション達成に向けた業務は、大きく三つに分けられます。

一つ目は、新規求人の作成です。たとえば担当する企業で新たに経理を募集するとなった場合、その求人原稿を作成するというもの。リクルーターが企業からヒアリングしたジョブディスクリプションに沿って求人を作成するのが基本の流れですが、よりターゲットに響く原稿にするため、情報を追加でいただくこともあります。

二つ目は、既存求人原稿の改善です。過去に作成した求人への応募率が悪い、応募は来るけれどもターゲットがずれている。もしくは業務内容や応募要件に変更があったときなど、状況に合わせて都度見直しを行います。

三つ目は、求人原稿の運用です。これは、求人を一度作成して終わりではなく、1週間に1回公開というようにタイトルなど打ち出し方を変更して継続的に作成するものです。媒体によっては、新着求人を増やすことでより良い方と出会える可能性が高まるため、企業の採用課題や募集職種などに合わせ、新着応募を増やす狙いで実施します。

そのほか、細かい要望にお応えしたりします。基本は1社につき原稿担当は1人です。みんなフルリモートで働いているので、Slackを活用し原稿担当チーム内でナレッジのシェアを活発に行っています。

求人原稿を魅力的に仕上げる3つの工夫

森数:
求人原稿は、ただ情報を記載するだけではなく、ターゲットに伝わるよう訴求ポイントを考えたり、応募につながるような工夫が求められますよね。作成するときのコツや、意識している点はありますか?

岩館:
たくさんありますが、なかでも最近実感しているのは「職種名」の重要さです。

たとえば、営業職といっても企業によって呼び名は変わります。その企業内で似た役割の職種と区別するために別の言い方をしているケースもあります。そうしたある意味一般的ではない、社内のみに浸透している職種名をそのまま求人原稿に掲載すると、他社と区別できる一方で、どんな仕事なのか伝わり難いというデメリットがあります。

一つのキーワードで検索してたくさんの求人がヒットする状態からクリックしてもらうには、やはり「わかりやすさ」は欠かせません。

そのため聞きなれない職種名の募集をかける際は、業務内容を確認した上で、誰が見ても「こんな仕事だな」とピンとくる職種名に変更することを提案しています。職種名を変えるだけで、応募率がぐんと上がり内定につながったケースもあります。自社で求人原稿を作成する場合は、事前に媒体で検索して同じ職種名の求人がどれくらいあるか調べるなど、リサーチしてみるといいと思います。

森数:
時代と共に新しい職種名が生まれていますが、採用の最前線にいる人だけで通じる名称を使用しないよう気を配るのは大事なポイントですね。

岩館:
あとは応募要件の書き方ですね。求職者からの応募につなげるために「書きすぎない」求人原稿を心がけています。

採用には「理想の人物像」がありますから、採用する側はどうしても色々書きたくなります。しかし「こんな人がいい」と条件をたくさん挙げてしまうと、求人を見る人は「すべてを満たしていないといけないのかな」と高いハードルを感じてしまいがちです。

ターゲットを明確化して応募要件を細かく記載することは、ターゲットを狭めることとイコールです。求人によっては狭めることが正解のケースもありますが、マッチする候補者を見落としてしまう可能性もあります。採用では面接で適性を判断する比重が高いので、求人原稿ではなるべく多くの人が反応するような内容にしたい。

なので、まずは「これは譲れない」という条件を必須要件とすること。そして「歓迎」要件だからといって書きすぎず、厳選していただくのがいいかと思います。

寺尾:
歓迎要件といっても、見る求職者からすると「本当は必須なのでは?」と尻込みしてしまう可能性もありますからね。多くても5つぐらいの要件に絞るのが、ベストなのではと感じます。

岩館:
それから求人原稿に使用する写真も重要ですね。検索して目に飛び込んでくるのは「タイトル」と「写真」です。自社の社風や職種に合った写真の使用をお勧めします。

具体的に反応が良いと感じるのは「人」にフォーカスした写真ですね。チームの集合写真や職場での仕事の風景などは、全社的な集合写真や人がいないオフィスの写真よりは、PV数が上がる傾向にあります。

カスタマーサポートの募集ではカスタマーサポートメンバーが写っているものを、エンジニア求人はエンジニアメンバーが写っているものを、というように、ターゲットに合わせた写真を使用できるとよりイメージが伝わります。

求人を1週間おきに継続で作成する場合は、同じ写真が続かないよう複数ご用意していただくようお願いしています。

森数:
職種名で仕事内容がピンとわかるようにし、応募要件で求職者に高いハードルを感じさせすぎないよう気を付け、そして写真では働くイメージが伝わるようにする、という3点がポイントですね。

どこに住んでも仕事を辞める必要はなし!フルリモートで働く魅力

森数:
フルリモートで働く二人の、普段の働き方について教えてください。

岩館:
私は時短勤務なので、普段は6時間勤務です。CASTER BIZ recruitingはフルフレックス制のため働く時間帯を自由に選べます。用事がある日は早い時間帯から稼働するなど、柔軟に調整できるのがありがたいですね。お子さんがいるメンバーも多いので、家庭と仕事の量を調節しながら働きたい人には良い環境なのではないでしょうか。

森数:
CASTER BIZ recruitingでは「いること」に重きをおかず、結果を重視する風土なので、余計にフルフレックス制を活用しやすいのかもしれないですね。

寺尾:
私の場合は、CASTER BIZ recruitingを含めすべての仕事がフルリモートです。フリーライターの仕事をしつつ、ベンチャー企業の役員の仕事を月100時間ぐらいやっていますが、それぞれの仕事の合間に別の仕事のSlackに返信するなど、お家でできるのがありがたいですね。

業務委託の契約ですので、自分の状況に合わせ夜にまとめて作業時間を確保するなど、フルリモートのいいとこどりをしているイメージです。業務委託だと「外部の人」という感覚で働くパターンもあるのですが、CASTER BIZ recruitingでは社員との違いを感じません。「会社の中と外」といった距離感があまりないように思います。

森数:
実際、社員から業務委託になり元に戻るというパターンや、その逆もあったりしますよね。雇用形態によって業務内容を区別することはせず、興味関心に合わせてキャリアを積んでいけるのかなと思います。

岩館:
あと、フルリモートで場所を選ばない働き方というメリットも、身をもって実感しています。

実は2年前まで北海道に住んでいて、夫の転勤に合わせて神奈川県横浜市に引っ越しました。引っ越し前後はお休みをいただきましたが、フルリモートのため、会社も仕事も変わらずに、働く場所だけが変わった感じでした。

寺尾:
私は千葉の我孫子に住んでいて、都内へは1時間ほどで出れる場所ですが、毎日出社となると少し負担に感じます。すべてお家で完結するのがありがたいですね。

採用領域での専門性やライティングスキルを磨けるキャリア

森数:
CASTER BIZ recruitingの原稿担当として、複数の企業の採用支援を通じ、様々な職種や媒体の求人原稿を手がけるなかで、これまでの採用関係のお仕事とは違うと感じる点はありますか?

岩館:
CASTER BIZ recruitingでは、こんなにも色々な業界や業種に触れるのかと驚きましたね。それ以前は、介護業界でかつ自社媒体での求人作成の経験だけでしたので、多くの企業の採用事情に触れながら専門性を高められるのは、RPOならではの魅力だと感じます。

原稿担当は、短時間で新しい業界や職種を理解する力は必須です。30社以上の採用に携わるなかで、どうしたら企業の魅力がターゲットに伝わるのか、その伝え方のパターンや魅力の引き出し方が身につきました。

寺尾:
いろんな企業の採用の最前線に関われるので、採用領域でキャリアを積む力になると思います。「外部の人」ではなく、「人事部の仲間」として受け入れて下さる企業も多いです。毎日違った企業の採用担当になりながらお仕事できるのが楽しいですね。

採用をまるっと代行するCASTER BIZ recruitingで求人原稿の作成を専任で行うからこそ、業界が異なっていても効果的な訴求方法を実践してみたりと、採用の引き出しが掛け算で増えると感じます。

森数:
原稿担当として仕事をしていて、どんな瞬間にやりがいを感じますか?

寺尾:
自分の作成した求人の「その後」を見られるのが楽しいですね。

フリーライターの仕事では、納品して終わりというケースが少なくありません。CASTER BIZ recruitingでは求人原稿のPV数や応募率、内定につながった数を追っています。自分がつくった原稿から、どんな人が採用できたのか、どんな影響があったかを感じられる瞬間は、やはり嬉しいですね。

岩館:
作成した求人がきっかけで内定につながり、入社が決まったという話を聞くと「やったー」と喜んでしまいます。原稿を改善した後、応募率が良くなったなど効果を実感できるのも、やりがいを感じます。

森数:
CASTER BIZ recruitingがチームでまるっと採用を支援しているからこそ、応募から内定までの数字を把握でき、求人原稿を作成した「その先」が見えますよね。

年単位で長期にわたって採用支援する企業もいますからね。ずっとお手伝いをしているなかで、クライアント自身が言語化していなかった魅力を、どんどんキーワードとして明確にできるのも楽しいですよね。

そんな原稿担当チームは、案件増加のため新メンバーを採用中です。最後に「こんな人が原稿担当に向いているよ」と感じるポイントを教えてください。

岩館:
まずは採用が好きな人ですね。絶対に向いていると思います。それからこれまで採用領域の業務経験がない方でも、企業と人をつなぐ仕事に興味がある方や、文章で誰かの心を動かしたいと思う方、採用分野で専門性を磨きたいと考えている方もお勧めです。

場所にとらわれずに働ける点も、フルリモートならではのCASTER BIZ recruitingの魅力です。なのでパートナーの転勤が多い方や、通勤時間を短縮したい方、住んでいる地域では希望する仕事が見つからないという方とも、一緒に働けたらいいなと思います。

寺尾:
CASTER BIZ recruitingは、やりたい仕事がたくさんある方にとってぴったりの場所です。自由な働き方で、自分が望むことを並行して続けられる環境があります。複数の分野でキャリアを欲張りたいという人にお勧めしたいです。

それから、ライティング技術を身に付けたい方。採用領域でブランクがある方や、別の分野のライターさんなど、ライティングを通じてスキルアップしたい方にはぴったりだと思います。

森数:
原稿担当で入社し経験を積んだあと、クライアントの採用戦略をサポートするリクルーターに転向したり、採用広報としてライティングやインタビューのスキルを磨いたり、本人の希望に合わせてマネジメント方面に進んだりと、多彩なキャリアを用意しています。興味のある方は、ぜひ下記リンクからご応募ください。

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