カジュアルワインゼミ主宰 シニアソムリエ伊澤成典

年間150回のワインセミナーで講師を務め、年間5000種のワインをテイスティングする、…

カジュアルワインゼミ主宰 シニアソムリエ伊澤成典

年間150回のワインセミナーで講師を務め、年間5000種のワインをテイスティングする、現役ワインスクール講師のシニアソムリエがワインの楽しさを伝えます! https://www.threads.net/@shigeizawa

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楽しむ為のワイン講座「カジュアルワインゼミ」2024年5月開催講座のご案内

楽しむ為のワイン講座「カジュアルワインゼミ」2024年5月開催の各講座のご案内です。ワインを飲みに行く気軽さで楽しみながら学べるカジュアルなワイン講座、最短距離で自分好みのワインに出会えます。 https://www.street-academy.com/steachers/13327 【体験講座】90分でワインの基礎を覚えてワインが楽しくなる講座 https://www.street-academy.com/myclass/18159 5月25日(土)13:00~14:3

    • 南オーストラリア産ワインとペアリング料理のご紹介&フリーテイスティング訪問記

      先日はプルマン東京田町で開催された南オーストラリア州政府日本事務所よりご案内頂いた「南オーストラリア産ワインとペアリング料理のご紹介&フリーテイスティング」に参加しました。 業界関係者限定という事でサクラアワード2024受賞ワインと南オーストラリア食材を使ったぺアリング料理のご紹介というのがテーマのイベントで、会場には業界向けワインイベントでよく見る顔がチラホラ。 イベント自体は二部制になっていて第一部は着席での食事とテイスティング、第二部は立食での食事とフリーテイスティ

      • 日本ワインの可能性1(同品種比較)シャルドネ

        先日はカジュアルワインゼミのアカデミーコース(研究講座)のシーズン10の第1回を開催。シーズン10のメインテーマは「日本ワインの可能性」、要は同品種のワインを価格等を考慮し、日本ワインと輸入ワインを比較試飲していく内容。 第1回となる今回は「シャルドネ」をピックアップ、日本ワイン2種、輸入ワイン3種をサンプルとしてセレクトしました。ラインナップは以下の通り。 Sample-1  Coteaux des Margots Mâcon-Villages 2020  コトー・デ・

        • 英国産未輸入スパークリングワインのテイスティングディナー備忘録

          先日は桜満開の東京ミッドタウンにて開催された、日本未輸入の英国産スパークリングワインのテイスティングディナーに、旧知の友人からのオファーを頂き、日本のワインマーケットを良く知るプロフェッショナル(キャー!緊張する)として参加しました。 会場はモダンジャパニーズスタイルを提唱するHAL YAMASIHITA 東京本店、この時期はテラスから壮観な桜並木が鑑賞できる素晴らしいロケーションのレストラン、六本木をホームグラウンドの一つとするカジュアルワインゼミを主宰する僕であっても早

        楽しむ為のワイン講座「カジュアルワインゼミ」2024年5月開催講座のご案内

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        • ワインの細道 ~ワインの真実を求める徒然なる思い~
          4本
        • イベント&試飲会訪問記
          3本
        • カジュアルワインゼミ講座案内
          4本

        記事

          ワインの細道

          プティだけど ハーフじゃないのよ プティ・シャブリハーフの人って美男、美女が多いよね? ってそのハーフじゃない!(苦笑) フランスの代表的な白ワインとして世界的にも知名度の高いシャブリ。 とはいえ、シャブリという名を名乗れるエリアは限定されていて、最も良質なブドウが取れるとされるシャブリ・グラン・クリュ、それに次ぐシャブリ・プルミエ・クリュ、そしてスタンダートのシャブリ。 本来ならばこの3つのエリアが本来のシャブリの生産地域と言えるのですが、現在ではその外郭地でも生産さ

          カジュアルワインゼミ講座案内

          ものすごく久しぶりの更新で申し訳ございません。 最近、X界隈の方たちと今までとは違うワインの交流があったりして、たまに講座のカリキュラムを聞かれるので、本日は「ワイン教えて20年」の元日本ワインアカデミー主任講師&年間150本のワイン講座を担当する私「シニアソムリエ 伊澤成典」が主宰を務めるカジュアルワインゼミのカリキュラムをご紹介いたします。 【入門】90分でワインの基礎を覚えてワインが楽しくなる講座 全1回/90分/テイスティング4種類 入門講座では甘口と辛口の理由、

          東京にワイナリーがある豊かさ

          2014年に練馬の東京ワイナリーさんが出来てから10年あまり、清澄白河のフジマル醸造さん、深川の深川ワイナリーさん、御徒町のBook Roadさん、あきる野のヴィンヤード多摩さん、渋谷の渋谷ワイナリー東京さん、実に6軒ものワイナリーが営業している。近隣の千葉、埼玉、神奈川を含めればその数は20に迫る。 とはいえ、越後屋さんが東京ワイナリーを始めた時、多くのワイン愛好家は好意的に受け止めていなかったように思う。 「買いブドウで何が出来る?」 「日本で、まして東京でわざわざ

          ワインの細道 ~その二~

          肉食えば 酒が進むよ ジゴンダス先日、友人から上等なお肉を頂き夕飯に焼肉で頂きました。 まあ旨いこと、旨いこと、当然赤ワインが開けたくなるのが酒飲みの心理。そこで開けたのがローヌの御三家の一角、ギガルのジゴンダスだす。(ここ笑うところ!) ワインの勉強を始めた当時(数十年前)、実はローヌのワインは苦手でだったんですよ、なんというかアルコールの高さとタンニンの粗さがどうにもダメで…(今はむしろ大好きですよローヌ) そんな中でギガルのジゴンダスは数少ないお気に入りのローヌで

          海底熟成ワインについての考察

          横浜上大岡の京急百貨店COTONOWAでの「海底熟成ワインを楽しむ会」に、9/10と9/23の両日にアテンドとして登壇させて頂きました。 いつものCOTONOWAでのワイン講座とは違う、いわゆるイベントなのであまり喋らなくていいのかなと思っていたら、質問やよもや話もあって結局いつもと同じトークの量でした(苦笑)。 さてさて本題へ、今回は小網代湾でのボルドー・ブランとボルドー・ルージュを6か月間海に沈めて熟成させたものと、通常保存の同じワインとの比較。 実は最初にこのイベ

          ワインの細道 ~その一~

          格付けは 進行形とは さにあらず現在でもそれを頼りにワインを買われる方が少なくない、ボルドー地方のメドック地区の格付けですが、これあくまで150年以上前の商工会議所での取引価格を元にしているのであって、今の実力の物差しになるかというと少々疑問。 だって150年あったら代替わりするでしょ? 代替わりするってことは、オーナーや醸造家が変わり、ワインに対するスタンスがガラッと変わる可能性が非常に高いという事。ましてや150年以上前と現在では消費者の味の嗜好も変わります。 フラ

          ファンタジスタのワイン深掘り vol.1

          Dr.von Basserman-Jordan Sauvignon Blanc 2018 昨日の講座でサンプルに使った一本、ドイツ・ファルツの名門生産者、バッサーマン・ヨルダンによるソーヴィニヨン・ブラン。 ドイツなのにソーヴィニヨン・ブラン?って首をひねる方も多いと思いますが、多くはリースリングの畑で、一部でソーヴィニヨン・ブランを栽培しているようです。 まあ、冷涼地向きの品種だし、オーストリアでも結構造っているから別にいいかなと、ただ、ドイツも随分柔軟になったなと思

          カジュアルワインゼミが目指すもの

          ひとつ前の書き込みでも少し触れましたが、現在の日本のワインスクールの多くがソムリエ試験対策講座が収益の中心で、それを中心にカリキュラムやスケジュールが組まれている事が多く見受けられます。また、入門系の講座を講座を対策系講座の予備講座として、その受講を必須としとぃる場合もあります。 正直、対策系講座と趣味系講座は目的が異なるわけで、当然のことながら講座の内容も異なります。もっと言ってしまうと、ワインの本質的なことを求めようとすれば、現在の対策系講座では覚えなくても良いことが多

          ワインスクールってどんなところ?

          僕のところに来る質問で意外に多いのが「ワインスクールは何処がいいですか」という質問。ワインが好きという方でも、なかなかワインスクールまで行って勉強しようと思う方は決して多くはないでしょう。 僕の母校でもある日本ワインアカデミーをはじめ、首都圏はいくつかの有名ワインスクールがあります。日本のワインスクールの走りとも言えるアカデミー・デュ・ヴァンやソムリエ世界一にも輝いた田崎真也氏の田崎真也ワインサロンなどがありますが、実はソムリエやワインエキスパートを目指している方だけが通う

          ワインを楽しみましょう!

          はじめまして、楽しむためのワイン講座、カジュアルワインゼミの主宰のシニアソムリエ伊澤成典と申します。 早いものでワインに携わって30年、ワインを教えて20年を数えようとしています。「その中で一番おいしかったものは何ですか?」とよく聞かれるのですが、思い出深いものがあり過ぎて、正直答えに困ってしまいます。 でもそれは、新しい発見をさせてくれるワインが現れ、いつも新鮮な驚きを与えてくれるからなのかもしれません。私にとって好きなワインとは、ちょっと頑固で想像力を掻き立てくれるワイ