見出し画像

家族というチームの一員としてできること!学童保育で開催した「家事」への理解を深めるワークショップレポ

夏休み真っ只中!海や山での楽しいレジャーが思い浮かぶ季節ですが、今年はコロナ禍も継続中。お子さんのいるご家庭にとっては、日々の家族の食事にお掃除や洗濯など、いつも以上に家事に追われるシーズンでもあります。

そんな中、株式会社CaSyは7月29日(金)、学童保育「いおぎみんなの学校」にて、子どもたちに向けた家事に関するワークショップを開催しました!
共働きが増加し、日々時間に追われる家庭も多い昨今。「子どもたちに家事の大変さを知ってもらい、自分にできることを考えてほしい!」と、当日は2名の人気キャストが登壇し、講義を行いました。第1部は「家事を知ろう!」、第2部は「自分の掃除道具を作ろう!」をテーマに、 10名の子どもたちと楽しいひとときを過ごしました。
本日は当日の様子をレポートします。

まず始まったのは第1部、「家事を知ろう!」。登壇したのは株式会社CaSyが誇るお料理のトップキャストで、メディア出演経験もある佐藤 沙南(さとう・しゃなん)さん。「みんなお手伝いしてる〜?」と呼びかけると、ほとんどの子どもたちが「してる〜!!」と元気よく答えてくれました。
そこで3つのグループに分かれ、思いつくお手伝いを紙に書いてもらうことに。あるグループは、「料理」や「そうじ」と大分類を書いた上で、そこから「皿洗い」や「ふろそうじ」などに細分化していく作戦。これにはスタッフも「おぉ〜」とびっくり。別のグループではそれぞれのメンバーが個々に思いついたお手伝いを書き出していきます。三者三様に一生懸命考える姿が見られました。
シンキングタイムが終わったあとは、発表タイムへ。代表者が、自分のグループで上がったお手伝いを元気に発表してくれました。

たくさんのお手伝いが出揃ったところで、話題は「一日の家事」へ。一日分の家事を書き出したスライドには、「パパとママの布団を整える」「タオルケットやふとんをたたむ」「子どもを起こす」など朝の家事から始まり、その数なんと150項目以上。また、家事の中には、「献立を考える」「靴をそろえてしまう」など、明確に名前のついていない「見えざる家事」もある、という話をしました。
改めて羅列すると、本当に種類が多く奥が深い家事。子どもたちはスライドの近くに寄って「どれなら自分でもできるかな?」と考えている様子でした。

最後に「家族はチーム!おうちの人を観察し、自分でもできることはやってみよう」「やり方がわからないときは、おうちの人に聞いてみよう」「どうしても自分たちでやりきれないときは、家事代行のような外部サービスに頼ることもひとつ」と伝え、第1部は終了しました。

続いて第2部、「自分の掃除道具を作ろう!」のコーナーでは、やはりCaSyのお掃除トップキャストで元・ピアノの先生という経歴を持つ、西村 正子(にしむら・なおこ)さんが登壇。この日のためにご自分で考えてきてくださった「静電気でホコリを取るはたき」をみんなで手作りすることに。
100円ショップで揃えた色とりどりの平巻テープを菜箸の先に固定し、テープは細く割いていきます。気になる作り方はこちら!

【材料】
平巻テープ:55cmの長さに切ったものを18本
結束バンド:1本
輪ゴム:1つ
竹菜箸:1本

①55cmの長さに切った平巻テープを15本、端を揃えて重ねる
※このとき自分の好きな色を組み合わせるとカラフルな仕上がりになります!
②重ねた平巻テープの真ん中を、別の平巻テープで縛る
③竹菜箸の尖った方の先端に輪ゴムを巻きつけて滑り止めにする
④束ねた平牧テープの縛った中央を竹菜箸に合わせ、輪ゴムが見えないようにかぶせて包む

⑤輪ゴムにかぶせた平牧テープの端から2cm程度のところを、結束バンドで縛り、結束バンドの端は切り落とす
⑥平牧テープを結束バンドを覆うようにひっくり返し、はたきの形に。はたきの根本をまた別の平巻テープで縛り、結束バンドの凸凹を隠す
⑦平巻テープを細く割いていく
⑧完成!

平巻テープをこすることで静電気が発生し、すっとなでるだけでホコリを吸着してくれる優れものです。
大好きな緑色で統一した子、好きな色複数を組み合わせてカラフルなはたきを作った子、各自思い思いの色をチョイスし、個性に溢れたはたきが揃いました。最後は持ち手の竹菜箸に、好きなマスキングテープを巻いて飾り付けをして完成!子どもたちは早速、学童保育内のホコリ取りに駆け回っていました。

一人ひとりの個性が表れた人数分のはたきが完成!大事に使ってくれますように。

暑さに負けず元気いっぱいな子どもたちとのふれあいに、スタッフ一同も癒やされた一日となりました。

お手伝いは、子どもたちの感性や責任感、自主性を養うと言われています。「ゴミをゴミ箱に捨てる」「脱いだものを洗濯かごに入れる」...、そんな小さなことでも、一つ一つの積み重ねがチームの負担を軽くします!ぜひこの夏休みは、お子さんにも家族というチームの一員として、それぞれが自分にできることからやってみることを勧めてみてくださいね。
またはたきの材料は、すべて100円ショップで揃います!自由研究の題材に、いかがでしょうか?この夏、家事を家族で考えるきっかけにしてみてくださいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?