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読めるのに読めない(元)女子大生の特性解決編 ②リーディングルーラーを作ってみた!

この記事の続きです。

前回は、リーディングルーラーについて、色付きのクリアシートに補助線や目隠しをつけて、文章を読みやすくする目的で使うもので、購入もできるけれど、自作もできるのでは?というお話をさせていただきました。
今回は、さっそくリーディングルーラーを作ってみたいと思います!

また、この記事に書いた内容は私個人の感覚・認識に基づくものであり、明確な医学・心理学的根拠があるものではないことをあらかじめご了承ください。

〇材料と使うもの


☆材料
・カラークリアファイル(イオンや文具店、大学の生協などで購入。お好きな色を!)
・マスキングテープ(黒など暗色がおすすめ。)

☆使うもの
・油性ペン(100均で購入。黒や青が〇。)
・定規(30cm等長めのほうが楽)
・カッター
・カッターマット(補助線がついていると直線が見やすく作業しやすい)
・ハサミ
・除光液(ネイルする方はお持ちのものを。100均でも買えます。)
・ティッシュまたは綿棒

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〇つくりかた


1, 大きさとデザインを決める。
今回は、縦19.5㎝、横7.5㎝での大きさにしました。
(クリアファイルから取りやすく、A5の本や新書にちょうどいい大きさです)
デザインは、片側が端から1㎝のところに補助線、もう片側が端から1.5㎝のところに目隠し(マスキングテープ)がついている、いろんな使い方ができるタイプにしました。

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2, クリアファイルの表裏の質感を確認する。
クリアファイルには、ツルツルの光を反射する面と、サラサラの光をあまり反射しない面があります。
(私が購入したものは、だいたい外がツルツル、中がサラサラでした。)
(実際に使うときは、ツルツル側を表にすると光が反射して文字が見えにくくなるため、反対のサラサラ側を表にします。)


3, クリアファイルのツルツル側に油性マーカーで線を引いていく。
中にカッターマットを入れ(直線が測りやすいため)、片端から1㎝、6㎝、7.5㎝のところに油性マーカーで線を引いていきます。
(間違えても大丈夫!除光液でマーカーを消せます!)

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4, 1で決めた大きさにカットする。
先ほど引いた端から7.5㎝の線で定規とカッターを使って切ります。(横7.5㎝)
また、縦を定規を当てて↑の線と垂直になるようにカットします。(縦19.5㎝ですが、適当でもOKです)

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4,切り取ったシートを裏返す。
5, サラサラ側の端から1.5㎝の線に合わせてマスキングテープを貼る。
(貼ってはがせるからやり直し可能!)

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6, マスキングテープの余りと四隅の角をハサミで取る。

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7, ツルツル面に残っている不要なマーカーの線を除光液を使って落とす。
除光液をティッシュか綿棒に含ませ、なでると簡単に落ちます。

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8, 完成!

〇リーディングルーラーを手作りするときのポイント


手作りするメリットは、前回挙げたようにいろんなデザインや色、大きさを試せることです。
文具店や100均等を覗いてみて、この色だったら見やすそう、手に取りたいと思うデザインで作ってみることをお勧めします。
また、ツルツル面は定規を当てる際滑りやすく、線を引いたり切ったりするときに曲がってしまいやすいです。線が曲がってしまうと読みにくさにつながるため、しっかり押さえてまっすぐ引きましょう。

〇読めるのに読めない(元)女子大生が使ってみた結果


私が6色(薄緑、青、黄色、薄紫、グレー、濃ピンク)のリーディングルーラーを制作して試してみた結果、薄緑マスキングテープのみを貼ったものが一番読みやすく感じました。

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二番目によかったのは薄紫で、濃い色だと注意力を持っていかれる感じがしてしんどかったです。青い線も注意を引く役割はかなりあるのですが、黒のマスキングテープのほうが、個人的には疲れにくく読むのをより助けてくれる印象でした。
個人差があると思いますので、いろいろ試してみるのが一番かと思います!

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〇まとめ


今回は、リーディングルーラーをカラークリアファイルを使って手作りしてみました。
材料と道具が揃えば簡単に作れますので、是非チャレンジしてみてください。

リーディングルーラーについての記事は、いったんここまでになります。
文章を読むのが困難だ、何か工夫できないかとお困りの方のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。


発達特性(ADHD・ASD・限局性学習障害)、二次障害持ちの女子大生です。これまでの経験や自身の感覚、特性や考察、対策について言葉を紡いでいきます。