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ディズニー 「お願いするとトンデモナイことになる説」~白雪姫編~

お久しぶりです。夢語りの猫です。
前回読んでくださった皆様はご存じかもしれないがタイトルが変わっている。
と、いうのも願いをかけるというジャンルではあまりにも作品数が少ないことに気付いてしまったのだ。
なんてことだ…本末転倒じゃないか。
特にプリンセス関連だとあんまり星に願いをかけることが少ない。
その反面、「いつかこういう事になればいいのに」といういわゆる白雪姫の「いつか王子様が」のお願い事をすることが多い。
と、言うわけで今回からタイトルが大きく変わって「お願いするとトンデモナイことになる説」を検証していこうと思う。
これは前回でも言ったが映画上ストーリー構成として「仕方のない事」ではあるが、それをこう、いちゃもんを付けて「やっぱりお願いなんてするもんじゃないな!ハッハッハ!」と私が笑うためのnoteである。
決してディズニーを馬鹿にしているわけでもなく原典を指さして笑っているわけではなく、「お願い事をすることで一体どんな試練が待ち受けているのか」を個人的に探すだけのnoteである。

ちなみにこのnoteを作るためにディズニー作品を見て考察と時系列整理やらしてるので更新が遅れてしまって申し訳ない。

ディズニーのストーリーと原典、そして私のツッコミと考察は前回と変わらない。
ちなみに今回からディズニーランド方面の横道が凄い増えてるので引かないでほしい。みんなも40周年のディズニーランドを楽しんでくれ。
前回1万の文字を読んでくれてありがとう、そして今回も1万を超えたので覚悟してくれ。
あと、当然ディズニー作品たちを心から愛している。モアナ好き。

プリンセスの本題は年々変わってきている、最初は守られるか弱い立場だったのが現在では自分から立ち上がり挑む新たな女性像を作り上げている。
しかし、また心のどこかで何処かか弱く、王子に憧れるプリンセスを求めているのも確かだ。
今日はそんな物語の大元、ディズニーが大きく成長を遂げた世界初の長編アニメ。
「不可能」だと言われたこの作品を紐解きながら検証をしていこう。

白雪姫は現在パブリックドメインに指定されている。



その① 世紀末伝説白雪姫

いらすとや 白雪姫

さて、白雪姫の簡単な説明を、前回同様に説明しよう。
「知ってらぁ!」という人もまあまあ落ち着いて。一度振り返りをしよう。

白雪姫の原作はドイツのヘッセン州の民話とされているがその詳細は不明だ。
いわゆる「口伝え物語」の方が正しいだろう。
その原点は不明だが、明瞭化されたのは各地方の民話を集めに集めた世界でも最も有名な兄弟、「グリム兄弟」の「グリム童話」だ。
日本では「白雪姫」と呼ばれているが海外では「SnowWhite」と呼ばれている。
これを日本語に訳すと「雪白姫」となるので本来はこちらが正しい言い方だ。
原作のドイツ語でも「雪のように白い子」という意味合いのため、やはり雪白姫が正しいがそんなこと今はどうでもいいのでここでは統一して白雪姫にしておこう。

簡単なストーリーは下記。
美しい王女、白雪姫は意地悪で美しい継母にその美しさのせいで疎まれていた。
ある日、白雪姫は狩人と共に森へ行く。
継母の手下であった狩人で、白雪姫を殺し心臓を得よ、と命令した為だ。
しかし、白雪姫の純粋な心を奪うのを躊躇った狩人は、王女を逃がして代わりに豚の心臓を入れて持ち帰った。
白雪姫が森の中を駆け抜けた先にあったのは1つの小屋。小さく働き者のドワーフたちの家だった。
白雪姫はドワーフたちのお手伝いをすることを条件に、ここに住まわせてもらうことになった。
一方の継母はもらった心臓が豚の心臓だと知り、今度は自らの手で白雪姫を殺すことを決意する。
自身が醜いおばあさんになれば知られずに殺すことが出来る。
ある時は櫛を、ある時は紐を使って殺そうとするが、その度にドワーフたちや森の動物たちは邪魔をした。
最後に毒が混じったリンゴを渡すと、あまりにも何も貰わないのは失礼だと思った白雪姫はリンゴを口にして死んでしまう。
悲しんだドワーフたちはガラスの棺に白雪姫を入れる。
そこへ通りかかった王子様が現れ、白雪姫を一目見て死体でもいいから、と譲り受けた。
その際、家来が1人躓くことで白雪姫はリンゴを吐き出し蘇生した。

という物語だ。
まあ何というドロドロとしたエピソードなのだろう。
ディズニーでは継母はおばあさんの姿のまま崖の下に落ちて死んでしまうのだが、原典はそうもいかない。
白雪姫が蘇ったことを知りつつ、継母は王子と姫の結婚式に出席。
しかし白雪姫は怒っていて、継母に焼けた靴を履かせ死ぬまで躍らせたそうな。
まあなんとも、あの母あってのこの子と言う感じ。
一説では継母ではなく実母という話も合ったのだからこの親子……という憐みの感情すら抱きそうだ。
しかしこの物語、意外と良くできている。
まず、主人公は天性の美しさを持っているがそれによっていじめられている。
母親は自分が一番になる為ライバルを蹴とばそうとしている。
人の心を少しでも持った狩人は良心に従って逃がす。
一方のドワーフは手伝う代わりに、と言った形で匿ってくれるし助けてくれる。
”ある時は櫛を、ある時は紐を使って殺そうとするが、その度にドワーフたちと森の動物たちは邪魔をした。”と書いてあるがこの継母も殺意強め&アグレッシブ
まず腰紐を使って締める振りをして絞め殺す。一旦白雪姫はここで死ぬ。
しかしドワーフたちが紐を切って生き返る。
今度は櫛で突き殺されるが再びドワーフたちに助けられる。
この白雪姫、体外からの攻撃に相当強いのではないだろうか。
首を絞められて死ぬに至るまで凡そ5分だと聞いたことがある。
ギリギリのところを責めたとしても生きているか死んでいるか解らない瀬戸際まである。
帰ってきたという事は仕事帰りなのだから昼に来て夜に見つければ既に死んでいるはずなのだが紐を切るだけで生き返るとなるとやはりこの白雪姫何かがおかしい。
櫛で突き殺されても生きているところを見るともしかしたら人間ではないのかもしれない。
この白雪姫がツッコミの要領で「もう、駄目ですよおばあさん!」なんて叩いたらおばあさんと化している継母の命はなかった可能性だってあるのだ
白雪姫、生存本能が強い。

そんなか弱い(笑)白雪姫だが、ディズニーの白雪姫は本当にか弱い。
美しく優しく人に動物に好かれ、誰にでも慕われるプリンセス中のプリンセス。
シンデレラのように芯が強いわけでも、アリエルのように大きな望みがあるわけでも、ベルのように博識なわけでもラプンツェルのように魔法の髪の毛があると言うわけでもない。
ただ美しいだけの、何の能力も魔法もないたった一人の少女なのだ
昨今のディズニー作品ではプリンセス自身に魔法、もしくはその身内や王子、動物たちに魔法的表現がありプリンセスを助ける役割をしているが白雪姫だけが魔法を知らず、魔法に脅かされるプリンセスだ。
まだディズニーの魔法が、強く世界にかけられていない彼女は、まさに「最初のプリンセス」といっても過言ではないのだろう。

その② 願いは井戸に

物語は「One upon a time」から始まる。
それは今でいう「昔々」という文言だ。
恋を知らない白雪姫が美しいと鏡に問いかけ知った女王は激怒。
白雪姫にボロを着せてこきつかうことで自分が一番になった。
物語は最初の2ページ、こんな話から始まる。

ちなみにこの後のお城のシーンだが「これ100年前前後の作品なんて嘘だろ」と思われる表現が使われている。
それは「木」と「背景」の表現だ。
実はここ、4枚のレイヤーで構成されている。
以前何処かで見た記憶の話になるが、ウォルトは「絵にして近づくと月は大きく見えるが、現実世界で歩いても月は絶対に大きくならない」という事を言いだした。
リアリティを追求したのだ。
近づいても遠くのお城は少しずつ、手前の木は通り過ぎるように、背景は大きさを変えない。
当たり前のことだが正直言って「そんなこと誰も考えねえよ…」と思う事柄だ。
皆さんは写真を撮る時に「あーいつも月同じ大きさだな~」とか考えたことはあるだろうか、普通はない。
ウォルトはそこに気付いてしまった。
そこでウォルトは複数のアクリル板を使って現代で言う「レイヤー」を構築した。
レイヤーとは透明な板を使うことで別の絵に干渉しない複数の板の事を差す。
最初のたった10秒のお城シーンは
木①

木②

お城

背景
と言った風に4つのレイヤーで構成されているので、自分たちが森を抜けてお城を見つける感覚があまりにもリアルに構成されている。
初めて知った時「なんだこの人は…」と思ってしまった。きっと普段から考える視点が人より一歩先なのだろう。

話を戻そう。
話の最初は白雪姫ではなく女王から始まる。
鏡に閉じ込められていた男、って、いったい何をしたのか作中では何も語られていないのが恐ろしい。
閉じ込められるほどの何かをして閉じ込められるほどの魔力を持っていたのだろう。いわゆるジャファーのような男だったのかもしれない。
とにかくすべての元凶はこの男だ。
コイツが一言でも「うんうん女王が綺麗だよ女王が」とでも嘘でも言えばよかったのに。
鏡に封じられたときに真実しか言えない口になってしまった可能性も大いにある。
しかもこの鏡が言ってること100%真実とは限らない。
「しめしめちょっとトラブルを招いてやろう、ひっひっひ」と思って意地悪心で「白雪姫が綺麗だよ」と言ったことでマジ女王が行動してしまったがために「あっこいつヤバい奴だ…」と思った可能性だってある。
どちらにしろこの鏡が全ての善悪を担っているのだ。この親子を幸せにするのも不幸せにするのもこの鏡!割るぞ!
あとここに出てくる女王が死ぬほど綺麗。

白雪姫はそんな悪意など露知らず初回から鳩に好かれに好かれまくっている。まるで上野公園のお爺さんのようだ。
そんな鳩たちに「願いが叶う井戸よ」と歌いながら教える白雪姫。すごく綺麗だし美しいが願いが叶う井戸とは。
日本にも願いが叶うといわれてるものはたくさんあるし、何だったら海外のトレビの泉だって井戸にコインを入れればまた来れるとかそういう話がある。
願いが叶う井戸、と言う存在はコロンビアにも存在するが、何も無償で願いを叶えてくれるわけでもないらしい。
背中を向けてコインを投げて、そのコインが井戸の上の輪を通って井戸に入ったら願いが叶うと言っている時点で多少のゲーム性がある。
一方のこの白雪姫の井戸はなにも入れる必要はない。
ランドにある井戸にはコインを入れると歌を歌うのだが……。
きっと虐げられている白雪姫が見出した心の安寧なのだろう。
「いつかきっと素敵な事が起こりますように」という自己暗示に近いものだ。もしくは父親が教えてくれたのかもしれない。
白雪姫はこの井戸に「素敵な人が現れますように」と願っている。
しかも今日といっている。今日!なんともまあ直近な願いごと。
タイミングよく王子様が現れるのだがまさに願いが叶う井戸だったということだ。
この願いの井戸の水表現がまるでロストテクノロジーのようだとか白雪姫の頬に実際の頬紅を使ったとかも色々言いたいのだがここでこの話をすると永遠に話してしまうので今回はスルーしよう。

この物語に父親が登場していないが、願いが叶う井戸についてちょっとしたお話が「小さなプリンセスソフィア」にある「願いが叶う井戸の話」だ。
願いが叶う井戸に、とある国王が願いを投げかけた。
それは「新しい家族」
井戸は無事願いを叶え、双子の男の子と女の子を授けてくれるがそのせいで妻が亡くなってしまった。
小さなプリンセスソフィアというのは子供向けのディズニー公式3D映画なのだが、あまりにも内容がダーク。
この願いが叶う井戸というのは白雪姫モチーフのストーリーなのだろうが、これを踏まえると何処か「悪い予感」がする。

白雪姫は「今日、良い人きますように」とお願いをしたら本当に来てしまった。
しかもそれは超絶イケメンの優しそうな男性だ。
でもそいつは家宅侵入罪だ、勝手に白の中に入ってきて1人の少女に声をかけるなど。
そもそも城の塀が低過ぎなのでは???裏側だとしてももう少し高く作らないと攻め入られるぞ!

原典にあるとおり、死んだ白雪姫を一目見て惚れ込んだ王子はディズニーでも一目で惚れ込んでいる。一目ぼれだ、ヒューヒュー。
救いは死んだ後にも面識があり「ああ、やっぱりあなたが運命の人!」と思わせるロマンチックな描き方だろう。
ここでお互いが両想いになり、終盤のロマンスを強く強く感じさせる作りになっている。
アナとハンスとは逆の2人である。
きっと鏡の言っていたのはこういう事なのだろう。
「恋する乙女は美しい」
どんな時代でも、恋をした乙女は全て美しいのだ。
照れる白雪姫の可愛い事可愛い事。
かくして、白雪姫の願いはかなえられ、素敵な王子様と出会う事が出来ました。
END!

その③ 静かにキレる

女王はそんなこと絶対許さないので「美しい姫を殺せ!」と命令してくる。
狩人は「あの愛らしいお姫様を殺すのですか?!」とうろたえる。
本当に優しい、優しいあなたは早く別の就職先を見つけてください
今すぐ国から出て行って他の国で素晴らしい仕事を見つけてください…。
狩人さんも失敗したらただじゃおかない、と言われておきながらその後白雪姫を助けるんだから本当にお人好しだよ。その後どうなったのか考えたくもない。
保険をかけた女王は証拠として心臓を箱に入れておいで、と言ってきたが余りにも箱が煌びやかだ。
17世紀の話になるが、心臓を入れるという習慣こそなかったものの、フランスでは心臓を入れていたペンダントやベルギーでは心臓を入れる箱が見つかっている。
どちらも歴史的な発見を伴う品物には違いないのだ。
何はともあれ白雪姫と狩人はデートを始める。死への片道切符だ。
白雪姫は花畑の傍で小鳥を見つけ、迷子になった小鳥を見つけ、親を探す。
凄く優しい、めちゃくちゃ優しいのだ。とにかくここの白雪姫の語り口が「大丈夫よ」「見つかるわ」と言った風ですごく安心する。
私も白雪姫に「大丈夫よ」と言われたい人生だった。
そんな白雪姫の背後にはあの狩人が。
あーーー!あぶなーーーい!!!白雪姫~~!!!!!
我々はドキドキしながら見るだろう。
しかし、その数分前に言っていたことを思いだしてほしい。
「あの愛らしいお姫様を殺すなんて」
そう、この狩人はとてつもなく優しいのだ。
殺すのを寸ででやめて白雪姫に全てを伝えた。
白雪姫に死んでほしくない狩人は「逃げて、早く森の中に隠れて!」というが、サバイバル知識のない姫を1人森の中に放り込むのも相当ひどいことだ。
当時の時代背景はわからないが、森の中と言えば狼やイノシシ、もしかしたらクマも存在していたかもしれない。
どちらにしろ、サバイバル能力のない姫なら1週間と生きられないだろう。ある意味残酷だ。
おかげで白雪姫は森で怖い思いをした。ここのシーンは色んな人にとってトラウマ級だろうが、ある意味白雪姫の気持ちを追体験できるのだろう。
枝葉は自分を捉える手に見え、切り株は人の顔。
落ちた先の水の中にある丸太はワニ。
何もかもが恐ろしく感じる、姫は恐らく家の外に出ることもなかったのだろう。
ある意味外には出てるが家の外には出ない、庭先で遊んでいるだけのお姫様。
そんな彼女が森の中を恐怖で歩いているなど露知らず、生きている事を願っている狩人も相当ひどい。
いや、でもここは狩人の心の優しさを汲んでやろう。
王子と出会いたいと祈ったがゆえに起きてしまった二重くらいの恐怖。
でもあのまま生きていても命を狙われるならこの方がましだったのかもしれない。
さて、ディズニーランドにもあるみんなのトラウマシーンを乗り越えた先にあるのは愛らしい動物たちとの出会い。
ココのシーンはまた後程書くとしよう。

さて、気になる木である女王。
狩人が持ってきた心臓入りの箱を大層お気に召している。
思わず鏡に報告してしまうくらいだ。
しかし鏡は「白雪姫が綺麗」と言ってしまう。なんということだろう、なんと住所まで晒上げて
実際、昨今まで様々な情報誌に色んな人の住所が乗っていたがまるでそんな感じである。
まあ白雪姫ってアイドルだしな…。
とにかく、心臓がなんと豚だとバレてしまった。狩人の運命はいかに。
ところで豚のハツは意外と美味いので、女王も捨てずに食べてしまえばよかったのに……女性には必要な成分がたくさん入っている。
ちなみに豚のハツは鶏もも肉と同じくらいのたんぱく質で、低カロリー。
更にビタミンB1,2、パントテン酸、鉄が豊富でコレステロール少なめ。
女性には嬉しい成分だらけなので是非女王には美味しくハツを食べてほしいものだ。体の内から綺麗になるぞ。
ちなみに原典では「やった~白雪姫の心臓だ!」ということで塩ゆでにして食べている。恐ろしい。

キレ散らかしている女王は急いで秘密の部屋に。
しばらくはいっていなかったようで本には蜘蛛の巣やほこりが積もっている。
カラスはどうやって生きていたんだろう。
ちなみにこの女王の魔法実験が私はすごく好きだ。
子どもながらにとても興味をそそられた。
色が変わる水、というのがとてもいい。
透明からミイラの粉で黒くなり、しわがれた声を入れるために赤くなる。
白い髪にするために白い薬剤を入れて緑色になる。
そこまでしないといけないのか、美しさのために美しさを捨てなければいけない。
その努力を別の方面に入れな!!!!!!!!!!!
実母にしては余りにも愛が無さすぎる、継母にしてはひどすぎる。
そして行動力が早すぎる。
どうしてディズニーの悪役はすぐに行動するんだ!!!!!!
そしてここで知り得なかった情報が一つ。女王の髪は黒いロングヘア―だった。とてもいい。そしてこの情報はどうでもいい。
こうして完成するのがみんなのよく見るあのおばあさんだ。
おばあさんにしては肌の艶が良い。
鷲鼻に大きなぎょろりとした瞳。特徴的なイボ。
見るからに「悪者!」といったおばあさんだ。

ちなみにこのおばあちゃん、現在ディズニーランドで行われているクラブマウスビートでは超絶アグレッシブに動くので見てほしい。
左右にはキャプテンフックとビッグ・バッド・ウルフがいるのだがこの2人を凌ぐアグレッシブさを見せてくれるおばあちゃんも存在する。
どういうことかというと激しいダンスをしたり突然高速で毒リンゴを作り出したりドラムをたたくような動きをしたり(しかもクロス)してこの人はおばあちゃんになったほうがもしかしたらめちゃくちゃ楽しい余生を過ごしている気がする。何よりめちゃくちゃ楽しそう。おばあちゃん楽しそうで私は満足しているよ。
ミステリアス・マスカレードに合わせて踊ってるのがめちゃくちゃ好きだ。
「じゃあミステリアス・マスカレードってなんだよ」って言われそうだがこれは話し始めると1万文字じゃ足りない気がするのでやめておこう。

適度に脱線したので話を戻す。
おばあちゃんは白雪姫を殺すため「どんなのが良いか…」と考えた矢先、「毒リンゴ」を選ぶがその理由が「眠りながら死ぬ」と言っている。
ひと口齧れば目を閉じて二度と目覚めることはない。
「なんてこと!」と思うかもしれないが、女王にとってはかなり温情が入ってる部類になりそうだ。
美しくて仕方のない人に対し、自分の方が美しくなりたいと思うのであればまずその顔を潰すなり殴るなりなんなりすれば物理的に醜くなる。
顔に傷をつければ一生消えない傷になり美しいとも言えない、ましてやあの時代ならもっとひどい惨状を受ける。
しかし女王が取ったのは「眠りながら死ぬ」という物だ。
確かに「死んでしまえばこの世で一番美しい人は」と言われれば死んだ人がカウントされないと思う。
しかもキスをすれば目が覚めるというロマンチックオプション付き。
なんとそれは既に本に書いてあったのだ。ああ、これはフラグですわ。
しかもファーストキス、ロマンチックすぎてリンゴも赤くなりますわ。

余りにも謎過ぎる。
この白雪姫の物語、原典がどうであれ必ず毒リンゴを食べるという結末付き。
しかも毒リンゴの毒ではなく窒息死というオチである。
原典では老婆に化けている事は無いらしく、リンゴ売りという話になっている。老婆の方が親切心で受け入れやすかったのだろうか?
どちらにしろ原典の方が殺意が高い。
どう考えても窒息死を狙ってる時点で相当タチが悪い。

その③ 悠長すぎる白雪姫

はてさて怖い目に合った白雪姫に話を戻そう。
森で怖い思いをして半ば森不信になった白雪姫だが、実は森はまだ明るかったのだ。
彼女を見つめていたのはたくさんの動物。
ここで白雪姫の能力、「動物に好かれる」というものが出てくるのだがそれでもでかい鹿にあったりしたらやっぱり怖い。
基本的にリスやウサギ小鳥なのだが、ここに熊!ここにイノシシ!が出ても問題はない。
そもそも狩人が豚の心臓を持って帰ったという事は少なくともこの森にイノシシが出る可能性は高いのだ。
運よくイノシシに出会わなかったのは本当にいいことだ。
困った白雪姫は小動物たちに「困ったらどうしたらいい?」と聞き、鳥が歌うのを見て「歌えばいいのね!」という。
まあディズニーはミュージカル映画だから基本的に歌えばどうにかなるという事はある。
何か困ったら歌えば誰でも信頼してくれるし信用してくれる、ディズニーの世界では歌はある意味万能なのだ。
この動物たちの可愛い事可愛い事……。
人を恐れることを知っている彼らはとりあえず1回逃げてるレベルなんだから人が入る森なのは間違いない。
人が通った道も無ければ獣道もなさそうな場所ではある。
後にも先にもどうしようもない場所で「笑顔で歌おうね~」と歌ってる白雪姫余りにも楽観的過ぎる。
「何もかもうまくいくわ」と言って頷く動物たち、赤べこのよう。カワイイ。
寝る場所を考えるがウサギの巣穴では眠れない。
木の上では落ちる。動物の全否定である。まあ動物サイズじゃないからな…入れないし落ちるのは必須だが。
動物たちは白雪姫を七人の小人の家に連れていくのだが本当にこの作品家宅侵入が多い。鍵という概念があんまりない。
動物たちも自由に出入りしている場所なのだろう。それもどうかと思うが……。少なくとも動物たちと七人の小人は仲良し、というより動物たちが一方的に「知ってた」という感じだ。
換気もしてなければ埃まみれ、そんな場所でも素手で触ってきれいにしようとする白雪姫は潔癖症の人から見たら卒倒する。
お姫様なのに掃除が出来るのはやはり継母があれやこれやを押し付けたせいだろう。
家事が出来る素敵なお姫様に大変身だ。素晴らしい。
白雪姫だけではなくシンデレラ、オーロラ姫、ベルもそうだが、基本的にディズニープリンセスは掃除が出来る人が多い
それは元々プリンセスではなかった人(ティアナなど)も含まれるが、家の事情、お姫様と言っても「集落の娘」だったりすることが多い。
ラプンツェルも姫ではなく1人の娘だったりしたので、お掃除も当然できる。
世の中のプリンセス志望の少女たち、掃除はしようね!
掃除の描写が無くとも彼女たちは掃除が十分出来そうな人たちばかりだ。

ちなみに、エルサとアナはプリンセスではなく女王なので、ディズニープリンセスの枠には入らないらしい。
公式のディズニープリンセスの枠にもエルサとアナの姿はないので要注意だ。

白雪姫はその人望で色んな動物たちが手伝ってくれる。私も掃除を動物たちに手伝ってほしい。
白雪姫は掃除のいろはを知っているので動物たちに「こうしたらいいわよ」という。優しいのだ
動物たちはその自慢の尻尾をはたき代わりにして埃を払ったり蜘蛛の巣を取ったり
鳥たちはその自慢の羽で花を取りに行ったり服を絞ったり。
牡鹿は角を使って洗濯物を集め、アライグマたちはその持ち前の特性を生かし服を洗う。
本当にチームワークが良い。

さて、ここからいろんな場所で聞くハイ・ホーだ。
皆さんも気になったことはないだろうか、様々なCMで流れる「ハイ・ホー」の曲。
リミックスされていたりするがそのリズムテーマは変わっていない。
なんと、ハイ・ホーは既に著作権が切れている楽曲なので、自由に使って構わないのだ。
その他にも「いつか王子様が」「「ミッキーマウスマーチ」なんかも著作権が切れている。
テレビでよくハイ・ホーを聞くのはそのためだ。
ハイ・ホーの歌詞は労働で「働け働け~」という最初の部分。ベルが鳴って掛け声を出して「帰ろう帰ろう」という社畜精神満載の曲だ。
それでも定時に帰れる分、まだ優良かもしれない、人でも多いし。
ハイホーという言葉には「掛け声」もあるが「あ~疲れた~」という意味合いもあるらしく、みんなが良く聞くあのフレーズは「あ~疲れた疲れた~帰ろう~」というのだ。
みんなも帰る時にハイ・ホーを歌って帰ろう。
口笛吹いて帰れるくらいならもっと仕事しろと言われそうではある。

また、彼等は宝石を掘っている。
小人で宝石を知っているならレプラコーンの方が近いが、どうやら白雪姫に出てくる小人はレプラコーンではなくドワーフだそうだ。
ドワーフは3歳で大人になり、7歳で老人となる。つまりこのドワーフたちは7歳児の可能性がある。まだランドセルを背負って歩けるのだ!
北欧のドワーフの場合、武器の制作はもちろん宝の制作も行う。
ドイツのドワーフと北欧のドワーフの違いはその生きている環境だろう。
ドイツのドワーフは特に死ぬ描写などが少ないが、北欧のドワーフは日に当たると死ぬ。石になるか爆発四散する。哀れ!
小人たちは朝出掛ける時に白雪姫にキスをねだるシーンがあることから、別に太陽の光に当たっても死なない事が確認されている。
北欧とドイツのいいとこどりだ。
7人の小人の名前は
「先生」「ごきげん」「くしゃみ」「おとぼけ」「おこりんぼ」「てれすけ」「ねぼすけ」である。
この中で皆が気になっている存在は恐らく「おこりんぼ」「おとぼけ」である。
まずおとぼけの話だが、彼等の中では唯一髭の無い、まだ幼い子供のように見える小人だ。
恐らく彼はまだ7歳になってないドワーフだと思われる。
前述のとおり、ドイツ民話に出てくるドワーフは7歳で老人、3歳で成人。
その幼さ故、まだ2歳以下の可能性だって出てくる。
言いづらいが、彼が少し障害を持っている、という意見もあるだろうが、こう見ると「まだ成人しきってない子どもの可能性……」も否めない。
彼は可愛いのでグッズもたくさん出る。パレードでもよく1人で歩いてるところを見る。

もう1人は「おこりんぼ」だ。この子は最高のツンデレと言われるほど表情が豊かで素直ではない。
白雪姫を家に泊めることを真っ先に否定したがその後泣いて喜び投げキッスするくらいには白雪姫に心を許したディズニー界きっての究極のツンデレだ。
用意した食べ物に「毒が入ってる」「魔女の料理」と言ったり「女は争いの元だ」と言っているところを見ると、警戒心は小人一倍にあったのだろう。
し、女王の存在も示唆していたのかもしれない。

また、ドワーフは土で出来たとも石で出来たとも言われている。
ポケモンをしている皆さんならご存じだろうが、地面タイプ岩タイプは水に弱い。
しかし、白雪姫が喜ぶなら喜んで体中を洗うのだ……。健気…。

家に帰ってきた小人たち。
灯りがついていることに気付いた。
そもそも待ってくれ、暖炉に灯りがついている、煙突から煙が出ている。
火をつけたまま寝たのか?!そりゃあちょっと怖いわ!
危ないぞ!
ごきげんとおとぼけが匂いを嗅いで「良い匂いだ」と言っているところを見ると本当に鍋に火をかけて寝たらしい。
木造建築、築何年かは分からないが掃除したてとはいえ鍋に火をかけて寝る白雪姫の危機感。
そして卓上に蝋燭をつけたまま寝ているのもやはり恐ろしい。
もしかしたら誰か火の番をしていてくれたかもしれない…でも動物だしな…

ちなみに、彼らが家に灯りがついている時を英語で見ると「なんてこった!」という言葉が「ジミニー・クリケット!」と言っている。
これは「Jiminy Cricket!」という感嘆符で「なんてこった!」と同じ意味になる。
「Jesus Christ!」と同じイニシャルの為のようだ。
また、この名前を見て思い出されるのがかの良心コオロギだが、この物語はピノキオを想定して制作していないし、他の作品でも登場する単語となる。
ピノキオの行動に「なんてこった!」と思う事から「Jiminy Cricket!」と名付けられたらしい。

とにもかくにも家に入り怪物を恐れるがそのせいで潜んでいた鳥に脅かされる可哀想な人たち。
自分の家なのに何故か侵入してきた輩に怯えなければならない。嫌すぎる。
動物たちも白雪姫を守るために行っている事だろうが、どう見ても彼らの家なのでとばっちりすぎる。
その後、可愛らしい寝顔の白雪姫に、こわばっていた顔もニッコニコ。
フレンドリーな白雪姫に名前を呼ばれて嬉しそうな小人たち。
彼らがすぐに殴りつけてくるタイプの小人でなくて良かった。すぐに打ち解けて良かった。
これで「さっさと出ていけ!」という全員初期おこりんぼタイプであれば本当に白雪姫は森で死んでいたかもしれない。
その可能性は無くもなかったのだ。

白雪姫が自己紹介すると小人たちは慌てて「プリンセス?!」というのだが、日本語では「白雪ですわ」英語では「スノーホワイト」と言っているだけであり「白雪『姫』」ではない事を考えると、「白雪姫という姫が森を抜けたお城に居る」という情報が恐らくこの小人たちにはあったのだ。
もしかしたら彼らの宝石は白雪姫のいるお城の城下町に売られたり、女王に買い取ってもらっていた可能性は無くないだろう。
どちらにしろ、「白雪姫」という存在は見たことはないが聞いたことがあった。つまり外界の情報が彼等には存在したのだ。

白雪姫が殺されることを知り、家に置く小人たち。善良の塊でしかない。
見つかれば自分たちも殺されてしまう可能性を考えるとおこりんぼの言っている事も一理あるだろう。追いだした方が身のためではある。
おこりんぼは「女王は魔法を使う」という情報をも持っている。これはあてずっぽうかもしれないが、本当のことだ。
改めて見るとおこりんぼうは本当に警戒心が強い。こういう人は嫌われても1人いた方が良いだろう。
アップルパイ、グーズベリーパイ、何でも作れる白雪姫を置くことに決めた彼らは安心して食事にありつけたのだ。
匿ってもらえる白雪姫、ご飯を作ってもらえる小人たち。
まさにWin-Winの関係だ。
女王が怒ってることも露知らず歌って踊れるくらいには悠長なのだ。
本当に女王が魔法を使ってその毒牙を突き立てようとも知らずに…な!

その④ 噂が流れるほどの月日

白雪姫が小人にあの時会った素敵な王子様の歌を歌っている最中、女王は元気に毒リンゴ作りをしていた。
またこの毒リンゴの描写が「あ~毒!」って感じで最高にたまらない。
黄色のリンゴが恐ろしい黒いリンゴに変わり、緑色の毒色に変わる。
ちなみに海外では緑は毒の色であり、ピンクが清潔な色である。なので海外のハンドソープにはピンクが多いのだ。
それが真っ赤なリンゴに変わり、とても美味しそうに見える。
カラスに「食べる?!」といって渡す、カラス虐も見れる。かわいそう。
というか女王がおばあさんになってから笑い上戸と思うくらいにゲラゲラ笑ってるのを見て本当はめちゃくちゃ笑う人なんだな…と思ってしまった。
普段の女王はクールを装っているが、女王という皮を剥がせばたくさん笑ってくれるおばあちゃんなのだ。

小人たちは「魔法を使う女王だから、何をするか解らない。知らない人から物をもらわないように」と強く強く注意する。
こんなに注意されているはずなのにどうして知らない人からリンゴを押し付けられてイエスと言ってしまったんだ…それは白雪姫が良い人だからだ…!
怒りんぼに心配されたのが嬉しかったのかおこりんぼにパイを焼いてあげる白雪姫の前に見たことのないおばあちゃんが…!
男はアップルパイが一番だよ、と言ってリンゴを渡すおばあちゃん。
動物たちがいぶかしげに見ているが、背後にいるハゲタカで全てがバレてしまう。なんで?
動物たちの攻撃に「みんなひどいわ!」と言ってしまう白雪姫。
「誰も家に入れるな」と言われているのにどうして入れてしまうんだ!
「もらうな!」ってあんなに言われているのにどうして貰おうとしてしまうんだ!
人を疑うんだ!!!!

そのおかげで動物たちはドタバタ、小人たちも大慌て。
真っ先に助けに行こう!というおこりんぼが本当に好き
一方の女王は「これは願いが叶うリンゴだよ」と言われて食べさせてしまう。
「王子様と一緒にお城で暮らしたいわ」といって食べてしまう白雪姫。
嘘じゃん。井戸だけじゃないじゃん願いかけたの!
事実、その願いは本当に叶う事になる。魔女の呪いと魔法が同居してるよ~!
倒れたことを確認した女王は勝利を確信。
「私が世界で一番美しいのだ~!」と言うのだがおばあちゃんの姿で言うのはある意味皮肉だ。
ここで女王が逃げるが追いかけられる動物の脚力に負けず劣らず素早い動きだ。
まさか、ここがクラブマウスビート!?
追い詰められた女王は押しつぶすために岩を落とそうとするが、運悪く雷が足場に当たり谷底へ落下してしまう。
生存は絶望的だろうが、本当に死んだかは不明だ。他の作品と違い死の描写が的確ではない為、何とも言えない。
死んだとしたら、自分が望まない醜い姿で死んでしまったという事になる。

とにもかくにも女王の脅威は去ったが、同時に白雪姫も眠り続けることになった。
女王は「死んだなんて思わず、生き埋めにしてしまうに違いない!」と言っていたが、やはりあの美しく優しい白雪姫に会えなくなることを悲しんだ小人たちは、ドワーフとしての技術を使ってガラスの棺を作った。
白雪姫が親切にしたおかげで、生き埋めにならずに済んだのだ。
これが傲慢で酷い姫だったとしたら数秒で生き埋めにされていただろう。

秋から冬に、冬から春に。
毎日小人と動物たちに献花されている眠れる姫。
白雪姫の胸元に花を添えるのはやはり「おこりんぼ」なのだ。

いつしかガラスの中の姫君は噂になっていたようだが、こんな山奥、誰も知らない訳もなく恐らく猟師かなんかが見つけて小人たちに訳を聞いたのだと思う。
でないと噂になんてならない。小人たちが自分たちで噂を流したとも考えられないので、やはりここは森に入った猟師の言葉伝えだろう。
「森の中で雪のように白い肌で黒檀のように美しい髪、そして血のような赤い唇を持った姫が眠っている」という噂はある意味都市伝説に近い。
それを確認しに行った人も居ればいない人もいる。
噂が丁度王子の耳に入ったのも幸運だ。「その容姿、まさか…!」と言った具合に見に来たのかもしれない。
王子様は別れのキスとして、恐らく白雪姫にキスをしたのだろう。
項垂れた王子様の思惑は外れ、魔女の呪いが解けてリンゴを食べて「本当に願いが叶ってしまった」のだ。
嘘じゃん。井戸だけじゃないじゃん願いかけたの!(2度目)
真っ先に気付いたのがねぼすけ、というのもすごく良い。
目が覚めた白雪姫に驚き、喜ぶ王子。
大喜びする小人と動物たち。
いやあ、口のキスを求めていたおとぼけに取られてなくてよかったァ…。
その後何の説明もなく小人たちと「さようなら」をする。
なんで?!
考えられることと言えば「今まで寝ていたので体の筋肉などのナントカで一度城に帰る。ついでに結婚をする」と言った事だが別に「さよなら」じゃなくてもいいんじゃない?!
また会いにくればいいじゃないか!

でもここのおこりんぼすっごくすっごく好きなんだよな……投げキッスして顔が柔らかくて。本当にうれしかったし大好きだったんだなって。
これがツンデレを好きになる理由か……なるほどな……。

2人は城を目指し歩く。城は煌々と輝いて2人の行く末を祝っているようだ…。
城遠くない?あっ、さよならって、もしかして…小人の家から遠いから……

最後に物語のページが閉じられ「Happily ever after(2人はいつまでも幸せに暮らしました)」で終わるのだ。
こうして、ディズニーの白雪姫は幕を閉じる。

その⑤ 試練と結果

そもそもこの白雪姫、井戸に願いをかけるだけじゃ飽き足らずリンゴに願いをかけて死んでしまったとかあまりにも死亡フラグの回収が早すぎてびっくりしちゃった…。
「人に親切をすることは大事だが親切をし過ぎてしまうとその足をすくわれてしまうぞ!」
白雪姫は井戸に願いをかけてそれがすぐ叶い、リンゴに願いをかけて作中ではすぐに叶った。というか紆余曲折を経て叶った。
小人たちも親切な白雪姫を守りたい、大事にしたいという心があって助かった。本来ドワーフは警戒心の強い生き物だから。
改めてみることで、おこりんぼが「ディズニー界の萌えキャラ」と言われる理由を見直すことが出来た。あれは最高だ。
無事彼らは女王の脅威から逃れ、無事幸せに暮らすことが出来た。
時折小人たちの元へ行ってほしいものだ。
前回1万文字だったのに今回15000文字とか何事なんだ…。
さて、今回のまとめと行こう。

白雪姫

願い事①→「素敵な人に会いたい。王子様に会いたい。今日」
依頼者→「白雪姫」
前結果→「特に無し」
最終結果→「物の数秒で会えた」

願い事②→「王子様とお城で幸せに暮らしたい」
依頼者→「白雪姫」
前結果→「死んだように眠りにつく」
最終結果→「時間は少しかかったが王子様と結ばれて城で幸せに暮らす」

以下作中の試練パート

  1. 女王に虐げられる

  2. 女王に命を狙われる

  3. 森で怖いめに合う

  4. 謎のおばあさんに殺される

結論・「井戸に願いをかけると怖いめに合うしリンゴに願いをかけると死ぬ」

では、また別の作品で。

参考資料

  • Wikipedia…白雪姫

  • HJS…【コロンビア・ボゴタ】モンセラーテの丘・願いが叶う井戸

  • ナショナルジオグラフィック…17世紀貴族女性の棺から夫の心臓見つかる

  • カロリーSlism…豚ハツ

  • ディズニー公式サイト…ディズニープリンセス

  • ミュージック・ベルズ…著作権の切れている作曲家・作品リスト

  • ディズニー・データベース…ピノキオ


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