僕は配慮ができない人が嫌いです

本日、名前を変えたので、自己紹介を兼ねた記事を書きました。
この記事を読んでもらえれば、僕がどんな人間なのか概ねわかるはずです。4500字ほどのボリュームがあるので、お時間のある時にお読みください。


好きだけでは繋がれない

好きなモノが同じ人同士よりも、嫌いなモノが同じ人同士の方が上手くいくというのを読んだことがある。確かにそのとおりだと思う。

同じロック好きでも仲良くなれない人の方が多いし、同じゲーム好きであっても、うるさいゲーム実況者は嫌いだ。「好き」なだけで繋がっても多分後悔しか生まれない。

僕にとって最適な自己紹介は自分の嫌いなものを知ってもらうことなので、洗いざらい自分の嫌いなものを書き出します。

・自慢する人、慢心していることに気づいていない人
・自我が強すぎる人
・吐く言葉がいちいちネガティブな人
・不機嫌な人、それを隠さない人
・言葉を正しく使わない人
・語彙が少なすぎて、会話が成り立たない人
・クソリプを送る人、自分が送っていることに気づいていない人
・SNSで自分の意見を正当化するために、勝手に誰かのツイートや記事を引用する人
・有名人にやたらと絡む人
・「わたしの誕生日を祝ってください」というメッセージを送る人
・自分のファンをバカにしている発言に気づいていないYoutuber
・バカにされていると気づかずにお布施を続ける人
・「マスクないんですか」とドラッグストアの店員さんに詰め寄っていた人
・「今日は混んでるねえ」とコンビニの店員さんに絡む人
・夕方5時に「ランチまだやってますか」と聞いてくる人
・災害のニュースを見て「まあ、かわいそう」と言いながら食事を続ける人
共通するのは他人への配慮が欠けているということ。

タイトルのとおり、僕は配慮ができない人が嫌いで、配慮ができる人が好きだ。本当にそれだけ。もうそれ以外に人を判断する基準がない。肩書きや年収なんかはどうでもいい。もちろんすごいなあとは思うけど、それ以上の感情は芽生えない。大切なのは中身です。

お金しか持ってない人、成功しかしていない人を何人も見てきたが、あれほど悲しいものはない。そういう人には嫉妬心すら生まれない。

消えていく鬼へも配慮を欠かさない主人公。鬼滅の刃があれだけ流行ったのも納得です。配慮が評価されて、お金を生むならそれは全然悪いことじゃない。むしろ歓迎します。

配慮ができない人々を嫌いになった過程

重い感じの出だしですが、ここからはあまり重くないので気楽に読んでください。

若い頃、僕はそばの配達のアルバイトをしていた。小さな蕎麦屋だったが、おじさんおばさんがすごく良い人だったので、その店が店じまいするまで続いた。毎日毎日美味しい蕎麦やカツ丼やカツカレーを食べさせてもらい、今でもあの味が脳裏によみがえる。その頃の話です。

その1 日替わりの概念を無視するおばさん

配達に行ったとある会社で、そこのおばちゃんに絡まれた。
「水曜日の日替わりメニュー、今日食べたい。私、水曜日休みなのよ」

その発想はなかったなぁ。
こういう人もいちおう「社会人」という扱いなのかな。社会は本当に自由すぎる。僕は社会人というカテゴリーには入らないが、日替わりメニューを自分の都合で変えようと思ったことは一度もない。

この人の場合は配慮以前の問題だが、「そういう無茶」はできないことは理解してほしい。高速道路のパーキングの男子トイレに我が物顔で入ってくるのは、おそらくこの手のおばさんだ。

その2 向かいのラーメン屋の電話番号を聞くおばさん

このおばさんからの電話はある意味革命的だった。

「おたくの蕎麦屋の前にラーメン屋あるでしょう?電話番号教えてくれる?」

やってることがメチャクチャなの気付いていますか?
モスに電話して、マックの電話番号聞くか?
吉牛に電話して、松屋の電話番号聞けるか?

おばさんは本当に自由すぎる・・・

その3 不味いカツ丼を注文する人

「不味いカツ丼一つ配達してくれる?」
という電話注文を受けたこともある。これはおじさんだ。

失礼極まりない態度だが、「美味しいカツ丼」を作って持っていった。
どんな輩だったかは忘れたが、美容室だったことは覚えている。そしてその美容室は半年くらいでつぶれた。自滅したんだな。

これから自分が食べるカツ丼を、「不味いカツ丼」と罵りながら注文する意図は、いまだにわからない。

その4 食器を灰皿にする人

蕎麦屋では器を回収します。洗って返してくれる律儀な人もいれば、ゴミを乗せてくる人もいる。間違いなく、そこに人間性が出る。バナナの皮が乗っていた時は、この会社には猿しかいないんだなと納得した。

たばこの灰を入れる人にも遭遇した。
人としてそれだけはやっちゃあいけねえ行為だ。

「器割れたので、弁償します」と言ってくれる人には「結構ですよ。お気になさらずに」と言えるが、タバコの灰を入れる人には、「早く灰になってくれ」と願うしかない。

オートロックマンションの外に容器を出してくれている人。
それは神様です。

配達ができなくなった日

同時進行でピザの配達のバイトもしていた。
ピザ屋時代の印象深い出来事は、同じ日に2度病院に行ったこと。1度目はピザの配達で、2度目は交通事故(軽症)で運ばれた。

安全運転への最大限の配慮はしていたが、突然小道から飛び出してくるおばさんの車の一撃をかわせるほどの反射神経は持ち合わせていなかった。

ピザ屋のユニフォームの僕に気づいた看護師さん。
「あら?あなたさっき配達してくれた人よね」
「はい。そうっす。事故ったっす」

向こうも笑ってたけど、こっちも笑った。
初回は手にピザを持っていたので、メチャクチャ歓迎された。2回目は手に傷を負っての登場だったが、まあまあ歓迎された。

さっきピザを配達した人が、わずか数時間後に今度は患者として帰ってくる。病院もたくさんあるし、配達員もたくさんいるので確率は相当低い。この日はバイクと救急車、違う手段で二回訪れる運命だったとしか思えない。

配慮ができる人を好きになった過程

ピザ屋でも配慮のできない人に苦しめられた。
配慮のない人は決まってみな同じことを口にする。多分今も変わってないと思う。

「遅かったねえ・・・」
「ナルハヤで持ってきて!」
「時間過ぎてるねえ。ペナルティないの?」

みんな自分のことしか考えていない。

現金を強奪されそうになったこともあった。
5000円受け取って、2500円くらいお釣りを返した。
「ちょっと待て。1万円渡したんだけど、5000円足りねーよ」
もうこう言われると5000円札を受け取ったことを証明する手段はない。

「確かに5000円札を受け取ったのですが、一応お返しします。仕事が終わったら最後に精算するので金額が合わなかったら、その時またお電話します」

これがギリギリの抵抗だった。
階段を降りていると、おっさんが呼びかけてきた。
「妻に聞いたら、一万円渡したらしい」

意図的なのか、純粋な勘違いなのか、それは置いといて。このおっさんは最後まで一言も謝罪の言葉を口にしなかった。昭和のおっさんは本当に謝らない。

こんな思いを何度もしているので、「ありがとう」と「ごめんなさい」を言われると、僕は簡単に人を信頼してしまう単純な人間です。

無思慮な言葉や態度を何年も浴び続けて、僕は心の底から人間嫌いになった。正確に言えば配慮ができない人間が大嫌いになっただけで、配慮ができる人はむしろ尊敬している。

これ以上辛かった事を思い出すと闇落ちしそうな気がするし、文字数が増えるだけなので、嬉しかったことを思い出すことにする。

そんな中での希望の光、それは配慮ある人のところに配達に行った時のこと。

配慮のある人は電話で注文する時点から全然違う。
「ゆっくりでいいからね、運転気をつけて」
人間は不思議なもので、そう言われると信号無視をしてでもその人にナルハヤで届けたくなるものです。

到着するとわざわざ夫婦で出迎えてくれて、歓迎ムード。玄関から幸せのオーラがにじみ出ていた。そのおじさんは「大変だろう。頑張ってな」と毎回必ず栄養ドリンクをくれた。奥さんも幸せそうな顔してた。

僕だけじゃなく、その家に配達に行った人全員にそうしてたらしい。あの夫婦のことを思い出しただけでも涙が出そうになるし、心の底から「いつまでもお元気で」と願わずにはいられない。その小さな配慮が本当に嬉しかったし、僕は何度も救われた。

玄関先でのわずか30秒のやりとりで、人の心にここまで鮮烈な印象を残すって凄い。忘れてしまっているだけで、僕はそういう人にもけっこう遭遇していて、何度も助けられている。神様はいろんなところに身を潜めて生活してますね。

そういう人は配達が遅くても絶対に「遅かったね」とは言わない。
なぜならそれを言う必要がないとわかっているから。
言っても現実は変わらないとわかっているから。
それが配慮です。

そのおじさんとは別の場所だったが、赤まむしドリンクをくれた人もいた。それは本当に優しさなのか、どこに対する配慮なのかも不明だが、ありがたくいただいた。多分飲んだ。

ヤクザの事務所とか風俗店とかキャバクラとか自分じゃ行かない恐ろしい場所にも訪れたが、一番怖いのはやっぱりおばちゃん。法の縛りが通用しないおばちゃんが最強。

この世にある全ての不幸は配慮ができない人々が作り出す。
この世にある幸せのほとんどは配慮がある人が生み出す。

それが僕の持論です。
僕は配達の仕事をしながら、配慮について学んだ。

自己紹介

前置きが長くなりましたが、簡単な自己紹介を。

CATという名前で約3年間記事を書き続けてきましたが、可愛い名前で中身はおっさんということに罪悪感を感じていました。

この度、心機一転「モトイワ」という新しい名前をつけました。漢字で書くと元岩なのですが、キャッチーではないのでカタカナ表記にします。

性格はここまでの文章を読んでくれた人ならわかるはずなので省略します。

好きな人 配慮ができる人・繊細な人
嫌いな人 配慮ができない人・ガサツな人
好きな食べ物 ピザ・そば・カツ丼
嫌いな言葉 ペナルティー

趣味 リングフィットアドベンチャー・ゲーム・読書・アニメ・映画など
特技 リングフィットアドベンチャーの英雄1のポーズ

好きなゲーム 任天堂系はほとんど・ドラクエ・悪魔城ドラキュラシリーズ
苦手なゲーム バトルモノ・対戦モノ・ホラー系・流血系

所有しているゲーム機 スーパーファミコン・NINTENDO64・Wii・Switch・SwitchLite・プレイステーション1・プレイステーションポータブル・プレイステーション4
最近クリアしたゲームソフト ゴーストオブツシマ・スーパーマリオ3Dワールド・ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド・DQ11s過ぎ去りし時を求めて・ドラクエビルダーズ2

愛用しているパソコン iMac 21.5inch 2011年モデル・MacBookPro13inch 2011年モデル(そろそろ買い替えを検討中)
好きなフォント ヒラギノ丸ゴシック
嫌いなフォント 明朝体全般

好きな猫 うちの二匹の猫、野良猫、他所の猫、全部好き

近所でクマの目撃情報が出たので、リングフィットの負荷を上げました。
おっさんがクマに挑んで敗北したというニュースが流れたら、それは僕かもしれません。

長い文章を最後まで読んでくれてありがとうございました。

モトイワは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

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