ボクは幸せなんだろう、きっと。嫌なこともあったし、辛いこともあった。悔しくて眠れないことや、不安で潰れそうになったこともあった。それでも、幸せなんだろう。

「ああ、今日はいい一日だった、幸せだった」なんて日はない。そんな日なんてない。それでも、「ああ、もう思い残すことはない」と死ねる。明日どこかでのたれ死んでも。実を言えば、もうボクの人生などすでに終わっていて、いまはオマケのようなものだ。カーテンコールは終わったんだ。

スケートボードをもっと上手く乗れるようになりたい。オーリーなんてできなくていい。もっと、スー、スー、スーと乗りたい。足をぶらーん、ぶらーん、ぶらーんと。いま持ってるのはペニーとトリック用。クルーザーのほうがいいのかな。そういえば、ロングボードもやりたい。やり残したことといえば、それくらいか。やる機会があったら、いつかやろう。できなくてもいい。所詮はオマケだ。

死ぬ前に、一度は金髪のモヒカンにしたい。金髪モヒカンのタイミングはよくよく考えないといけない。髪が薄くなったらできないし。幸いにしてまだ大丈夫そうだ。やっぱりボクは幸せなんだろう。キミに出会っただけで。