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Body Of Lies

What if I like the Middle East. 
(もし俺が中東が好きだったら?) というような意味ですね。

それに対して、

Ain’t nobody likes the Middle East, buddy. There’s nothing here to like.
(おいおい中東好きなんて誰もいないぜ。ここには好きになれるようなものなんて無いからな。)

結構好きなやり取りです。この映画のコンセプトを凝縮していると言ってもいい。このラッセルクロウの屈託の無い顔。

CIAのcase officerとして、ラッセルクロウの下で働くデカプリオ。ラッセルクロウはワシントンで政治家と話をつけたり、USにいながら常時、遠隔でデカプリオに指示を出し、オペレーションを進めていくCIA directorですね。

対してデカプリオは、現地に潜入し、現地の協力者やCIA現地採用職員、また現地の政府関係者と協力したり対峙したり騙し合いしたりしながら仕事を進めていく。

1つの目的の為に仕事をする、上司部下という関係のコンビですが、2人の立ち位置は初めからちがう。それがオペレーションを進めていく中でクリアになる瞬間です。

まぁでも一般的なイメージとしては、(日本を含む)西側世界から見ると、“There is nothin here to like” なんでしょうね。

映画は、BODY OF LIES。巨匠Sir Ridley Scottの作品です。2008年の映画なんですね。
中東の中でも、イラク、ヨルダン、ドバイ、(あとちょこっとサウジとシリア)が舞台になっています。Dubai International Airport (DXB)もロケで使われてチラッと出てきます。


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