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Weekly Pick UP! 2022/3/9

悲しい事件や不安定な情勢が続きますね。
テクノロジーは、人の英知の結晶であり、未来を創るエンジンです。
皆が心身ともに健康的に暮らせる社会に貢献できるよう、一人のエンジニアとして努力したいと考えています。

さて、今週は以下のトピックを取り上げます。

1. 製造業の現場を超効率化させた部品調達プラットフォーム(ミスミ)

他業界に比べ、DXがなかなか進まないのが製造業です。そのなかでも調達領域では依然、紙やFAX(FAX使用率は98%!?)が使用されており、業務効率化のボトルネックになっています。

そんな部品調達領域を効率化させるべく、株式会社ミスミグループが開発したのが、プラットフォーム「meviy(メヴィー)」です。調達に要していた時間を90%以上削減し、国内7万ユーザーに導入されている本サービスはどのようなものなのでしょうか?「1000時間の仕事が80時間で済むようになった」その内容が語られています。

出典:Techblitz  https://techblitz.com/misumi/
            株式会社ミスミ Link

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2. カルビーが睡眠課題を解決する商品開発を本格化

カルビーは、2020年11月に睡眠の質を高める“クロセチン”を含有したカルビー初の機能性表示食品「にゅ~みん」を数量限定で発売しました。現在、再発売に向けて準備を進めているところです。

そしてこのたび、睡眠課題の解決に向けた商品・サービスの開発を本格化するにあたり、S’UIMINに対して1億円を出資し、戦略的パートナーシップ契約を締結しました。今後はS’UIMINの持つ知見やノウハウとカルビーの商品開発力を掛け合わせ、睡眠課題解決に資する新商品やサービスを開発していく構えです。

S’UIMINは、筑波大学発のスタートアップ企業で、睡眠障害を効果的に予防、正しく診断することで一人ひとりの睡眠課題解決をサポートすることを目指しています。同社は、頭と耳の後ろに簡単に装着できる電極を用いて睡眠時の脳波を測定し、AI解析の結果と医師のアドバイスなどをあわせてフィードバックするサービス「InSomnograf」を提供中です。

出典:TECHABLE Link
   カルビー Link

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3. AIと医師の専門知識の組み合わせで高精度な診断=長崎大など

長崎大学と産業技術総合研究所の研究グループは、人工知能(AI)の画像診断に医師の専門知識を組み合わせることで、高精度な診断と診断根拠の説明が可能なAIモデルを開発しました。死亡率も高く、診断が難しいとされる通常型間質性肺炎について、高い精度で病理診断を下せるとしています。

研究グループは、深層畳み込みニューラルネットワーク(DCNN)が画像から特徴を抽出する際に、医師が経験や専門知識に基づき、診断に影響を与えない着眼点を排除したり、見た目は異なっていても同じ現象を表す特徴量を統合したりすることで、AIの判断に医学的な知見を反映させました。このAIモデルを通常型間質性肺炎の病理診断に応用したところ、医師の知識を取り入れない説明可能なAIモデルに比べて精度が42%向上しました。

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