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バヌアツのジャングルで環境問題を考えます

こんにちは🌞Olsem wanem?(ビスマラ語でHow are you?)

夕方のラグーンにうっとり

先日、我が子がゴロゴロと日がな一日スマホを見ている姿に情けなくなり「この国を良く知るためにも、冒険をしてみよう」エコツアーへ子どもと参加しました。



ブッシュツアー、茂みの奥へ

彼ら二人が私たちのガイドです
ホテルまでの送迎
現地の案内をします
ナタを持っている彼は
去年、大学を卒業し
家業のツアー会社で働いています
お隣の男性は従業員のかたで
無言のアテンドでした
基本、国民は超シャイです
村人の日常生活もうかがえて
楽しそうだし
ハードではなさそうです

持ち物など

虫よけ
日焼け止め
帽子
水筒
靴はスニーカーで
長袖、長ズボン、サングラス

朝のツアー出発です!

「荷台と前、どっち乗る?」
と聞かれました
「いえいえ、絶対に冷房きいてるほうです」と間髪入れずにお答えしました。私を見たら世界一荷台に載りたがらない人に見えると思うのですが・・・
荷台に載りたい
ニーズも
あるのでしょうね。
荷台イコール座席
が通常使用のバヌアツ

始めは草むらの中を進みます。
私は開始早々10分で既にへこたれて
「どのくらい歩くのですか?」と尋ねたところ
にっこりとガイドさん
「1時間くらいです、平坦なルートですから」

私の為に枝でスティックを
作ってくれました
メルシーボークー
彼の得意言語は
フランス語との事
民家の一部
きちんと柵がされいて
小綺麗です
村人の皆さんは働き者ですね

キャッサバは世界を救う

キャッサバ
「どこに実がなるの?」と上ばかり見ていたら「地中にイモが出来るんです」と言われてしまいました。確かにそうでしたね・・・「アジアじゃタピオカは大ブームよ」とガイドさんに話したら子どもに「タピオカって言いたいなら”boba”のほうが通じるけど、この人たちその存在すら知らないよ」と冷ややかに私のオシャベリを制せられました。

因みにキャッサバは沖縄以外の日本ではほとんど見られない熱帯の植物です。乾燥に強く枯れ地や痩せ地で灌漑もない貧困地域でも 栽培ができます。従って、現在の食糧問題など地球規模の問題解決にキャッサバは大きな存在感をますます示すでしょう。
バヌアツの人はイモをココナッツミルクで味付けをして主食として食べます。

サンダルウッド農家に興味

サンダルウッド
和名:白檀

ガイドさんの説明によると、バヌアツにおけるサンダルウッドの歴史は、西洋人が持ち込んだ原木から栽培が始まり、その取引は1800年代から大盛況となりましたが、乱獲され1988年から1991年まで伐採と輸出を中止。現在は輸出をしているが主要産業ではないとの事です。

現在は衰退したサンダルウッド栽培農家をサポートしようとニュージーランド、オーストラリア政府が太平洋園芸・農業市場アクセスプログラム(PHAMA Plus)の協会を立ち上げました。大変興味深いです。

下:サンダルウッドの苗など
上:丸太を輸送

タンナ島というバヌアツの1つの島がサンダルウッドの供給量ナンバーワンですが、2013年には12.67トンを販売し約39,000,000Vt.(現在1 Vt. = 1.23495 JPYですが10年前なので1Vt.=1円で計算して良いと思います。従って3千9百万円位)の売り上げとなったそうです。彼らの稼ぎは学費、食費、医療費、婚礼費用、衣類、石鹸、灯油など日常生活に掛かるものに充てられているそうです。

村人の庭のバナナ

バナナも現金収入ですが、基本的に一つのプランテーションでバナナ、キャッサバ、タロイモ等様々な野菜を栽培し、家族の食事にしているそうです。村人はほとんど食材をスーパーに買いに行く事も無いとの事です。お肉よりお芋を食べている大変健康的なバヌアツ人は、周辺の国よりも肥満が少ないとの事です。ジャンクフードは食べません、オーガニック生活まっしぐら。

わぁ!海に出ましたよ
ジャングルを抜けたら
そこは海だった
村人しか来ない海辺です

夏休みの子ども達が半裸で必死に釣りをしています。今日のお夕飯になるようです。毎日、家族が魚を取りに海へ来ますが、今の時期は子ども達がお手伝いです。

流木はサイクロンで
木が折れ漂流
しかし
プラスチックのゴミなど
漂着物が一切ありません

リフレッシュメントタイム

私はもうここ迄で十分。
ものすごく暑いし海辺で涼んだら帰りたかったのですが、まだまだブッシュツアーは続きます。

ガイドさんが
ココナッツを割り
ココナッツウォーターと
白い果肉を食べさせて
くれました
冷えていないので
美味しくは
感じませんが
栄養価の高い
重要な飲み物です
「お皿にします」
といって
またナタで伐採して
戻ってきたガイドさん
パイナップル
ものすごく甘くて
疲れて汗もかいて
うれしい
リフレッシュメント
でしたが
この夜
腹痛に
私には慣れない事
をしてしました

第二次世界大戦の話をしながら

アメリカンバンドエイド

第二次世界大戦中は旧日本軍がガタルカナル島まで南下したことから、アメリカ軍はバヌアツのエファテ島とサント島に基地を置いていました。この”アメリカンバンドエイド”という草は、戦争中に名付けられ実際使用されていたようで、葉を磨り潰した液体で、負傷した際の血を止める役割します。実際、ガイドさんが磨り潰して見せてくれたのですが、かなりの水分を含んでいるので、雑菌を洗い流してくれる効果はありそうです。

村の公立小学校
今は夏休みで
管理人の人だけ

戦争は最大の環境破壊

その他”アメリカン・カモフラージュ”という背の高い木を教えてくれるなど、今はバヌアツでは印象が薄いアメリカの存在を感じました。
こんな小さな南国が昔は列強国の身勝手な戦争の脅威に晒され、現在は国際社会の足並みが揃わないのに気候変動待ったなし。そして途上国の島が存続の危険に晒されています。人類が取り組まなくてはならない問題は環境問題であり、自然と人間が長く共存できる期間を最大限に伸ばす事だとブッシュを歩きながら強く感じました。特に戦争は最大の環境破壊です。戦争で兵器を使い地下水を汚染します。戦車や戦闘機は大量の燃料を消費し、気候変動の一因となるCO2を排出します。
ドンパチしていている国は環境破壊の恥ずべき筆頭です。
直ちに止めなくてはなりません。


お食事🍚情報

フランス仕込みのパン

French Bakery

フランス語が
全く分からない私
お店の前で
「パン屋さんはどこですか?」
と尋ねたら
”You are in that very bakery!”
とな?
Boulangerieは
Bakery
なのですね

「フランスよりバゲットが美味しい」「ミートパイはすぐ売り切れるから朝早く行って!」「バヌアツへ戻る理由があるならここのクロワッサンを食べる為だ」など、Googleではものすごいハイスコアーのレビュー。

店内の様子
ミートパイは残り1つ
あって良かった
早朝買い求めたミートパイを
住まいに持ち帰り
テラスでいただきます
「こ、これは!」
バター少なめの
サクサクしたパイの中に
味がしっかりした
牛ひき肉のトロトロで
濃厚なシチューが
たっぷり入っていました
なんという美味でしょう
長らく人間世界で過ごしていますが
最高に美味しいミートパイに
巡り合ってしまいました
バヌアツで!















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