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42歳、今頃になって運転免許を取ることにした

すべてタイトルで言い切ったとおり、今さらながら遅まきながら運転免許の取得を目指すことにした。まだ取得はしていない。これからだ。
42歳という立派にオジさんと言える年齢になって、まさか免許を取ろうなんてことになるとは、微塵も思っていなかったのが正直なところである。

そもそも車に興味がない人生。
18歳という法定上免許の取れる年齢になっても、取ろうという選択肢すら浮かばなかった。

そう言うと、「身分証明とかどうすんの」なんてことも言われた時もあって、確かにあったら便利だわなあと思い、原付免許だけでも取るかとか考えたこともあったが、そもそも大学時代は学生証で身分証明できていたし、テレビ屋の頃は保険証があれば別に困らん上に、取りに行く時間もないしで結局そのまま。
そのうち住基ネットカードが登場し、問題なく身分証明アイテムになってしまったので、なおさら必要性を感じなくなっていた。
現在はマイナンバーカードが身分証明のアイテムとなっている。

移動についても公共交通機関、近所レベルなら徒歩や自転車で十分、という考えで生きてきたし、それによる弊害も特に感じていなかった。

しかしながら、今になってその考えに変化が生じた。

最たる理由は子ども。ありふれた理由だが、それが最大の理由なのは間違いない。特に保育園へ通い始めたこと、過去に幾度か休日夜間診療のお世話になったことが大きな要因だと思う。

我が家は保育園から大人の足で歩けば12〜13分。自転車なら5分もかからない距離なのだが、いかんともし難いのが雨降りのとき。
昨年であればまだ抱っこ紐に入れて、傘を差して送り届けるなんてことができたが、大きくなってきた現在、それがかなり厳しくなってきた。

まあ、雨が降ったところで、自転車に乗せてレインコートを装備して走ればいいのだが、さすがにそれも限度がある。
何よりメガネ属なため、雨がひどすぎると視界に難が出て危険極まりない。
であれば子どもにもレインコートを着せて、一緒に歩いて行くという選択肢もなくはないが、なかなかに交通量の多い国道が通っていたりして、歩かせるのは少々気が引ける。

あと数年保育園に通うことを考えると、他の移動方法が必要。
そこで浮かんだのがマイカーだ。

だが、運転免許は持っていない。マイカー以前の問題である。
となると「取るしかないんじゃないか? 免許」となったわけだ。

免許を取るという選択肢は妻も賛成。
妻自身は運転免許所持者なのだが、長年運転から離れたペーパードライバー。むしろ僕に免許をとってほしいと思っていたらしい。そこまではっきりとは言われていないが、取ってもらえれば行動の幅も広がると考えていた模様。

特に昨年からは新型コロナウイルス感染症の件もあり、度重なる緊急事態宣言の発令も相まって、外出はままならないというか自粛傾向にあった。
子どもを連れて不特定多数が乗り合わせる公共交通機関を利用して遠方へ出かけるというのは、なかなかに心理的ハードルが高い。
そこを解消できるのは、プライペート性が確保できる自家用車くらいなもの。

運転免許があれば、車を導入して家族で出かけることも容易になるし、上述したように雨天時の登降園でも活用できる。また、休日夜間診療へ急遽赴くことになった際にも活躍してくれるだろう。

仮にマイカーを導入しないにしても、必要に応じてレンタカーを借りれば、行動範囲を広げることができるというのも大きなメリットになる。

そんなこんなで、実は昨年末くらいから取得に関してはぼんやり考えていたものの、なかなかに実行に移すことができていなかった。近場にいくつか自動車教習所があるにも関わらずだ。

物理的な理由はもちろんだが、多分免許を取れる自信がなかったのもその理由な気がする。なにせ不惑を迎え衰えを如実に感じはじめているのだ。

40歳目前にして産まれた子どもの世話で身体のあちこちが悲鳴を上げている時点で、免許を取れるような脳細胞じゃないのでは? という思いしかなかった。こんなんで取れるかな、と葛藤しかなかったのだ。

それでも、今回免許を取ろうと実行に移したのは、やっぱり妻と娘の笑顔が見たかったから。月並みでキザな言い方だが、本当にそれしかない。

そんなわけで2021年10月31日から教習所へ通いはじめた。入校式などを経て、最初の学科講習をヒトコマ受けてきただけなので、まだなんとも言えないのが実情だが、ひとつだけ言うなら何としてでも取得することを決心したということ。
入校にあたって費用上乗せで短期集中コースにしたので、受講のスケジュールは全て最初から決まっているため、それ通りにこなし、問題なく個人の努力を怠りさえしなければ、11月下旬には卒検が終わり、11月中、あるいは12月初旬には免許を取得できる予定となる。

取得後の車をどうするのか。新車あるいは中古車を買うのか、それともサブスクにするのかなど考えねばならないことはあるのだが、その辺は妻と一緒に通いながら早めに決める方向。
いずれにしても夫婦で思い描いているライフスタイル実現のために、ここは是が非でも頑張らないといけない、と思う次第である。

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