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謎の体調不良~思考力ゼロからの復帰~

2020年夏位から謎の体調不良がありました。熱はないのに悪寒がする、頭が重くて思考力がなくなる、などが主な症状でした。
原因は上咽頭炎っぽいようですが、同じような症状に悩んでいる人がいれば、役に立てばと思い書いてみます。

■結論
 治療:上咽頭屬擦過療法(じょういんとうさっかりょうほう)
    (EAT)(Bスポット療法)で改善。
 上咽頭屬擦過療法(EAT)とは、上咽頭に塩化亜鉛という薬を塗ります。
 3回(週1回の割合で治療を実施)ほど、塗ってもらい、かなり体調不良が改善してきましたので、効果はあったように思えます。
 耳鼻科の先生も効果を疑っていた位なので、効果の有無は人それぞれだと思います。少なくとも、私は効果がありました。

■理由
 詳細は別箇所で記載しますが、上咽頭の炎症によりさまざまな体の不調が発生するようです。脳に近い部分であり、塩化亜鉛による殺菌、炎症やうっ血の解消ができるようです。・・詳しくは下記で紹介する本やYOUTUBEチャンネルをご覧ください。

スクリーンショット 2021-06-06 174918

写真は植田耳鼻咽喉科様HPより引用(詳細は以下アドレス)
上咽頭屬擦過療法(EAT)の治療も記載されています。

https://www.uetaent.com/byouki/b-spot/

■治療経過
1回目:
めちゃくちゃ痛いです。後鼻漏でのどに流れていった鼻水がとまり、タンがでるようになりました。少し目頭の奥の重みが少し取れました。6~7時間位、塩化亜鉛を塗った上咽頭部に、違和感&痛みがありました。

2回目:(1回目の1週間後)
1回目より痛みは少ないです。これ以降、ほぼ後鼻漏は止まりました。頭がかなり軽くなりました。治療後の痛みの時間も短くなりました。

3回目:(2回目の1週間後)
2回目より痛みはさらに減りました。体調はかなり戻って花粉症の症状だけが残った感じです。耳鼻科の先生も上咽頭屬擦過療法(EAT)には疑心暗鬼だったようです。「本と同じ結果になりました?」と先生が聞いてくる位です。
本によると数カ月ほど、上咽頭屬擦過療法(EAT)を続けるとかなり改善しそうです。

尚、この治療中、毎日2回ほど鼻うがいをしてます。(本に書いてありました)鼻うがい用の容器を買ってきて、500ccのぬるま湯(体温位)に4.5gの塩を溶かせばOKです。人それぞれ差はあると思いますが、あまり痛くなかったです。ネットで検索すればでてきます。
なるべく「タグらない」で、「ググって」正しそうなところを探してみてください。

ちなみに、上咽頭擦過療法で痛みがなければ、上咽頭炎は関係ないじゃないかな~。詳しくはお医者様にきいてみましょう。

■上咽頭屬擦過療法(EAT)に至った、私の体調不良の諸症状
①悪寒がするが熱は無し(悪寒がする際の体温36.5度位、平熱36.1度位)。お風呂など温まった時がひどい。震えながらお風呂に入ってました。(笑) 
②匂いがしない(コロナではないです)・・軽い副鼻腔炎 
 ニンニク料理をしても匂いがわかりません。
③目が時々かすむ(ストレスが多いときに多い・・多分)
③目頭の奥が重たいというか痛いというか・・。という感じ
④頭が重たい(時々思考力ゼロになる。ひどいときは終日)
⑤いつも眠たい(昼寝は必須)
⑥後鼻漏
 花粉症ですが、全てのどに流れる感じ。

①の悪寒と③の目の奥の重たさが最もつらく、考え事が全くできない状態でした。・・ほんとに人に会うのがつらかった。うつ病ってこんな感じ??と考えるほどでした。

■なぜ上咽頭屬擦過療法(EAT)治療を行ったのか?(経緯)
もともとは副鼻腔炎の治療が始まりでした。熱のない悪寒などの謎の体調不良も、副鼻腔炎が原因ととらえていました。副鼻腔炎の薬をいろいろ変えてみましたが、全く症状が改善されませんでした。

耳鼻科の先生より前立腺炎の疑いもあるので、検査してくださいと言われて前立腺炎も見つかりました。

悪寒と頭の重み(特に目頭の奥)で、終日横になっているしかない状態が、2021年3月後半から続きました。(特に2021年3月後半から5月上旬まで。治療は5月上旬から開始)

ネットで調べると、自律神経失調症、うつ病などが似た症状として、ヒットするような状況で、総合内科を受診しようと考え始めたところでした。
なんの病院に行って良いのやら??という感じで悩んでました。

■治療のきっかけ
治療のきっかけはYOUTUBEです。
「自律神経を整えたいなら上咽頭を鍛えなさい」の要約を聞いて、なんか症状が似ているな~ということで、調べてみる事になりました。
YOUTUBEのアドレスを入れておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=RCrJ82RhZRM&t=1204s


YOUTUBEで紹介している本は中古では買えませんでしたが、下記の本を購入しました。
「つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい」
医師・医学博士 堀田修さん著
(株)あさ出版

■本を簡単に要約すると
上咽頭が脳に近い部分であり、上咽頭が炎症(細菌などによる炎症)を起こすことで、様々な不調を起こす要因となるようです。・・ものすご~く簡単な要約ですが・・。気になる方は本を買うか、とりあえずYOUTUBEを見てみてください。
「つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい」この本は数時間位で読めると思います。

■持っている病気:お医者様の診断結果
①花粉症(2月~8月くらいまであります)
②副鼻腔炎(軽度と言われました)
③前立腺炎

持病
狭心症で心臓にステントが入ってます。高血圧です。

■お薬
①副鼻腔炎、②前立腺炎、③血圧関係、④アレルギー(花粉症の薬)で約20錠/日で薬を飲んでいます。

症状が軽くなってきたので、①副鼻腔炎と②前立腺炎の薬はなくなります。やっと 6錠/日位(血圧関係と花粉症の薬のみなる)までは減る予定です。


■「つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい」記載の不調症状
・頭痛(偏頭痛、緊張型頭痛)
・起立性調節障害
・首コリ、肩コリ
・全身倦怠感、慢性疲労感(特に午前中)
・後鼻漏
・嗄声(声枯れ)
・慢性咳嗽(せきぜんそく息)
・咽頭違和感(のどが詰まった感じ)
・顎関節障害(がくかんせつしょうがい)
・めまい(ふわふわ感)
・不眠
・上背部重苦感
・光がまぶしい
・鼻閉(鼻づまり)、花粉症
・咽頭痛
・全身痛
・多歯痛
・舌痛
・過敏性腸症候群(下痢、便秘、腹痛)
・思考力・記憶力・集中力の低下
・うつ
・月経異常
・IgA腎症
・胸骨鎖骨過形成、関節炎
・慢性湿疹
・機能性胃腸障害(胃もたれ)
・しびれ
・不安障害
・ムズムズ足症候群
・微熱
・ネフローゼ症候群
・掌蹠膿疱症
・炎症性腸疾患
このような症状で、薬で治らない場合、お医者さんに相談してみてはいかがでしょうか?

■最後に
 上咽頭屬擦過療法(EAT)は、「つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい」の巻末に治療機関が記載されております。わざわざ載せている位なので、全ての病院で上咽頭屬擦過療法(EAT)の治療ができるのかわかりません。
 素人の私の意見を聞いていただける良いお医者さんでよかったです。いろいろ試して症状が改善しないということもありましたが、「素人がなに言ってんだ」と一蹴されるのが普通かもしれません。
 かなり苦労して上咽頭炎につながり、上咽頭屬擦過療法(EAT)により体調が戻ってきました。
 同じような症状に苦しんでいる人の参考になれば幸いです。

■2021/07/07 追記
 本日も耳鼻科に上咽頭屬擦過療(EAT)に行ってきました。耳鼻科の先生が最近よく上咽頭屬擦過療を使っているようでした。大学病院でも咳が止まらなかった患者さんが、この治療方法で改善したとの事でした。ほかの患者さん(内容は不明)も改善が見られたとのことで、良かったです。

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