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ロードバイク|冬に弱すぎるのは何故か考えてみる

毎年のことやけど11-3月くらいにかけてやたらと弱くなる。例えばチーム練とかでいつもなら余裕なローテもいっぱいいっぱいになったり、フリー序盤で千切れたり。

前までは体重軽くてパワー絶対値も低くて、そのくせ身長もあるから空気密度の高い冬に空気抵抗の影響モロに受けて弱い、と解釈していた。しかし、どうやはそういうわけでもなさそうなことが分かってきた。

何が原因で弱くなるのか見えてきたので、来年また寒い時期を迎えたときに思い悩む自分のために備忘録として残しておく。


寒いと自分の体に起きる現象

①やたらとトイレが近くなる

寒い時期、特に15℃を下回ってくると走り始めて1時間ほどでトイレに行きたくなる。どれだけ直前にトイレに行ってもダメ。膀胱が小さくなるのか、冬以外は何時間も平気なのに全く我慢できなくなる。浸透圧調整とかで体に水分を多めに!と塩分やら取るも効果は特になし。

②10℃を下回ってくるとやたらと腹が減る

一緒に走ってる人は全然補給してなくて自分はバクバク食べてるのに、それでもガス欠になる。しかし、周りはガス欠っぽい感じはない。

もちろん朝は最低でも400kcal, 多ければ800くらい取るくらいはそれなりに食べてから出てきている。とても理不尽である。

これも冬限定の現象で夏場ならこの補給で5時間は余裕で走り切れる内容でも冬場やと2-3時間で腹ペコになり徐々に力が入らなくなる。なお夏場も周りの人と比べるといつもバクバク食べている。そうしないと終盤持たない。そもそもの燃費が悪い模様。

冬場はグローブが厚手で走りながらの補給が難しく、グローブ外して補給するにも寒くて止まってのこまめな補給をサボりがちになる。

さらに夏ほど喉も渇かないのでドリンク飲む頻度も減るのも早期エネルギー切れに少なからず影響はしていると思う。ただ、それらを差し引いても冬のエネルギー枯渇っぷりは尋常ではない。

大体3時間弱、距離で言うと70km超えたあたりから補給をしててもエネルギーが底をつきた感覚に襲われる。夏場なら朝食抜き、ドリンク以外無補給でも最後まで踏み切れる走れる距離やのに。。

③左足の指が高確率で霜焼けになる

靴下二重、シューズカバーをしているのに霜焼けになる。ちなみに「寒くて寒くて仕方がない」「痛くて我慢できない」と体感的には感じていない。もちろん寒くて痛いけど、全然我慢できるレベル。それなのに霜焼けなるってどういうこと…

元々家族にも引かれるくらいの末端冷え性、というか冷たい人(本人は生まれつきなので特に気にはならない)なので、そもそも冬場は末端に血液が巡らない体質が影響してそう。

霜焼けはスポーツバルムのレッド3を塗ると治るので単純に血行の問題と思われる。これに関しては病院に行って医者にも確認した。この天性の才能を活かして寿司職人にでもなれば良かったか。。

④10℃くらいから体へのダメージが大きくなり、5℃を下回ると途端にパワーが出なくなる

走行している時間が常に10℃を下回ってくると走っている中での脚の回復が遅くなってくる。そして、5℃を下回っていると200w前後の走行が限界でそれ以上踏むとあっという間に脚が削られていく。そもそも普段出せるパワーが出せなくなる。

チーム練でも普段なら脚がほぼ削れないローテでも、時間と共に徐々に削られていってフリーに入る頃にはアタックする元気はおろか、反応することも困難になる。

過去のログを見返しても10℃前後のチーム練では大抵アタックで千切れている。特に自走で行った時は顕著。夏場なら自走で行ってもそこそこの確率で勝てるのに。

ちなみに10℃くらいだと踏めるけど脚へのダメージが大きく結構尾を引く。大体10月下旬〜11月頃の早朝に外で夏の感覚でインターバルや5分走して後から後悔することが多い。

⑤ローラーと実走のパワーが大体合致してくる

普段、パワーは数値上は実走>ローラー(-5 %)くらいの感覚だが、冬場になると大体イコールになってくる。当初は冬場はローラーの頻度が高くなり体が慣れてくるから、と思っていたけど、そもそも外走っている時の絶対値が単に冬場に外での出力が落ちているだけであった。。

こんな感じで冬場は何かと苦戦する。色々試したけど今のところ特効薬はないのが悩みどころ。


なんでこんなにも弱くなるん?

まあそういうもんか、と自分には言い聞かせていたけど正直原因はよく分からなかった。そんなときにこのツイートが目に止まった。

寒さでは血管が収縮して筋肉に血液が不足するため、運動強度が低くても細胞が無酸素運動と同じ状態になる。

引用:前述のツイート

これを見た時に「はっ!」となった。末端が人様よりも極端に冷える=体中心部を冷やさないために血液を体の中心部へ人一倍集中させている、といえる。

ということは、「人様よりも筋肉に血液が不足しやすく運動強度が低くても細胞が無酸素運動と同じ状態になりやすい」のでは…?

冬場に途端にパワー出なくなったり疲労が溜まりやすくなる原因に多大な影響を与えていそうである…みんな影響受けるとはいえ私は相対的に冬場が弱いんやろな。。

こうなってくると体の芯を冷やさないようにするとか、血の巡り良くするために生姜湯飲むとかしか対策はない気がしてしまうけど、体質的なものは仕方がないので、結局は冬はそういうもんだと割り切るのが良さそう。

でも何となく原因らしきものが分かってとてもスッキリした気分。


今後の対策

冬はそういうもんやと思って割り切ることにする。体質を考えると弱いのは仕方がない。冬はローラーの方がいいのかもしれないけど、やはり外を走るのは気持ちいので効率悪かろうがこれからも走る。

でも10℃を下回る中で3時間以上走り続けるのはエネルギー切れを起こしやすいし、低強度で走っていても血液不足で細胞が無酸素状態に陥り翌日以降のダメージも大きいので控える。

そんなところかな。無理せず、自分が楽しめる範囲で冬と付き合っていきましょう。

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