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コロナ禍の自転車ブームでサイクリスト向けのダイニングエリアが続々登場

フィリピンでは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年から移動手段を公共交通機関から自転車に切り替える人が増えています。今回はこの自転車ブームを追い風に続々と登場しているフィリピンのユニークな食事エリアをご紹介します。

コロナ禍になって1年が経過した今、フィリピンでは「自転車に優しい環境づくり」に取り組む施設が増加。特にマニラ首都圏では、ショッピングセンターやファストフード店などで自転車ラックとテーブルを組み合わせて、自転車に乗りながら食事が楽しめるエリアを設置し始めています。

■ショッピングセンター

フィリピンの地元の方や観光客に人気のある、ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)のショッピングモール「Market! Market!」では、レストランやフードコートが立ち並ぶエリアに自転車ラックを設置。好きな食べ物をテイクアウトして、自転車のサドルに座りながら、屋外で食事を楽しむことができます。

#NowIsAGoodTime to pedal your way to #LuckyChinatown. With Bike and Bite, you can now conveniently park your bike as you...

Posted by Lucky Chinatown on Thursday, March 4, 2021

マニラの中華街に位置するショッピングモール「Lucky Chinatown」は、「Bike and Bite(自転車に乗りながら食事する)」をコンセプトに自転車ラックをダイニングテーブルに見立て、アジア料理を手軽に楽しめるエリアを拡大しました。このエリアに関するFacebook投稿は、1,300以上のリアクション数を獲得しており、「素敵なアイディア!友だちと行きたい!」という声が多く見受けられ、新たなインスタ映えスポットとしても人気になりそうです。

■ファストフード店

フィリピンのマクドナルドでは、自転車の利用者向けに「Bike&Dine」という新たな取り組みをスタート。自転車でドライブスルーを利用できるようにしたり、上記のショッピングモールのように自転車ラックとテーブルを組み合わせたダイニングテーブルを設置したり、利便性を高める工夫を行っています。

フィリピンでは、鍵をきちんとかけていたとしても、駐輪場の自転車が盗まれるケースが多々あるため、自転車に乗りながら安心して食事を楽しめる、この新たな食事スタイルが浸透していくのではないかと考えられます。



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