"教師のための"アピールに繋がる【頻出17個の質問】面接対策 完全マニュアル
このnoteでは面接で頻出の17の質問について、教師の経験をアピールに変換するメソッドを合計25000字超の内容で、まとめています。
この記事を読んで分かること
Kurin(くりん)です。
私は2023年の8月から転職活動を始め、
12月に転職先から未経験業界・未経験職種から内定を頂きました。
教師という職業から一般企業への転職を目指すこと
30代中盤での未経験業界・未経験職種への転職を目指すこと
これらは決して難易度が低いわけではないと思います。
しかし、私を含め多くの方が成し遂げてきたのも事実です。
当ブログでは内定を頂くまでの転職活動を振り返り、そのポイントをまとめることで特に教師からの転職を考えている方々の力になりたいと考えています。
5ヶ月間の転職活動は
という内容でした。
2ヶ月の空白の期間があったので、実質3ヶ月での内定GETということになります。
転職活動のスタートとして行ったのは、
転職エージェントとの初回相談
ハローワークへの登録
でしたが、これらは転職について右も左も分からない私にしっくり来るものではなく、その結果2ヶ月ほどの停滞期間が生まれてしまいました。
そんな私の転職活動を前進させた経験が、
転職エージェントとの再面談と転職サイトへの登録
でした。
それまでの受身の姿勢から、アドバイスをもらいたい所を整理し臨むことで自走・自責の感覚を得ることができました。
転職活動は転職サイトの運営企業や転職エージェントのためではなく、自分自身のために行うものです。
そして、その転職活動を進める上で、強力な武器であり、盾となってくれるものが
自分自身の経験
です。
それを自己アピールの形にブラッシュアップする行程に関してまとめた記事がこちら。
”教師のための”自己分析・自己アピール 完全マニュアル
”教師のための”未経験業界・未経験職種・求人応募企業の研究 完全マニュアル
自分の価値観と教師の経験
と
業界や職種・企業の特徴
この2つを合わせることによって、自己アピールが完成します。
今回はこれらを使って書類選考対策として”教師のための”求人業務に適う人物であることをアピールする応募書類作成についてまとめたのが
”教師のための”アピールに繋がる履歴書作成 完全マニュアル
”教師のための”アピールに繋がる職務経歴書作成 完全マニュアル
です。
そして今回は書類選考のその先、採用か不採用かを振り分ける最大の関門である
面接
に関する記事です。
ここでは
”教師のための”
教師の経験が応募求人の業務に適していると評価される
面接対策のポイント
についてまとめていきたいと思います。
【大前提】面接は何のためにあるのか?
はじめに転職活動における面接の役割について確認しておきたいと思います。
大きな分類でいうと、履歴書や職務経歴書とその役割は変わりません。
そのために求職者は、これまでの経験と求人の業務内容のリンク示し、”類似の経験をしているため業務に対応できる”ことをアピールすることになります。
大きな分類としては同じ目的のために用意されたものですが、そのアピールの方法は異なります。
履歴書や職務経歴書と面接の大きな違いは
主語の違い
です。
履歴書と職務経歴書は求職者発信のものです。
そのためアピールしたい内容も求職者に委ねられます。
一方、面接の主体者は企業で、企業の用意した質問事項に求職者が答えるという形式で進行します。
そのため面接における質問内容は
企業が求人の業務内容の遂行に必要な素養を求職者から見出すこと
を目的としたものになっています。
そして”採用する人材を選ぶ”ということは同時に”不採用にする人材を選ぶ”ということでもありますので、
求職者にとって都合のいい質問ばかりではない
ということを理解しておかねばなりません。
教師から未経験業界・未経験職種へと転職を考える求職者を採用することに特に不安が大きいのは否めません。
それは私達教師が、
教師経験は全くなく、これまで企業で働いていました。
来年度からは教師として働きたいと考えています。
という教師希望者に対して、不安を感じるのと同様です。
その職業に従事したことがないため、本当に活躍できるのか、対応できるのか確証が持てないからですよね。
同じ心理が、民間企業の採用担当者にも働いています。
教師から民間企業への転職を考える方は、特に不利なスタート状況をよく理解し、
教師の経験を応募求人の業務に生かすことができること
応募求人の業務に十分対応することができること
他の求職者よりも活躍できること
アピールをする必要があります。
そのため、これは全ての求職者に言える前提にはなりますが、
業務の遂行が可能であるということを質問への返答という形式で行う
ということが何よりも重要視されます。
【転職面接対策】大きなポイントが1つ
自分のペースでアピールポイントを発信することができないため、面接は難しいと言われますが、非常に大切なポイントがあります。
それは
一貫性を持たせる
ということです。
この話はよく聞くものですが実際に行うのは難しいものです。
それを実現させるための手順をお話したいと思います。
大体の面接対策は
①と④だけで、その間の【②質問を分類する】と【③分類に共通する軸を作る】を抜いて説明されることが多いのではないでしょうか。
私も実際、面接対策の書籍をいくつか読みましたが、この部分に触れているものはありませんでした。
この手順が非常に重要であるにも関わらず、省略されているために面接対策で苦労されている方が多い印象を受けます。
「一貫性を持たせる」ということは、すべての回答に共通した軸を持たせるということではありません。
そんな完全に共通した軸を用意すること事態無理な話です。
分類した質問の中で共通した軸を持っていること
その軸が【過去の経験→教職の経験→求人の業務】へと繋がっていること
この2点に注目して回答を用意していくと、ブレない回答を生み出すことができます。
例えば求人の業務がコンサルやアドバイザーの方の
【過去の経験、教師を志した理由、転職理由に関する質問】を考えてみると、
人と親身に関わることが共通しているということが分かり、
その舞台を【生まれた町→地元地域→全国】へと拡大させる
ということを軸として用意してみました。
どうして大きな舞台に展開させたいのかということに関しては補足説明が必要ですが、
自身の職業感についてはこの軸に繋がるように答える
という指針を用いて対応するようにします。
そうすると準備していなかった質問に対しても、これまでの回答とズレることなく答えられるので
一貫性を担保する事ができます。
【転職面接対策】一貫性を持たせる「軸」とは?
すでに何度も
「軸」
という言葉が出ていますが、
これに関してはこちらの記事で紹介しています。
一部を抜粋すると
転職面接では
どうしてその選択をしたのか
という自己決定に関する質問が多くなされます。
その根拠となるのが”自分自身の経験=軸”です。
そのため上記の記事では自己分析を行うことで過去を振り返り、自分自身の選択の経験とその背景を整理しました。
そして先程挙げた手順の
③分類に共通する軸(一貫性)を作る
④軸(一貫性)に基づいた回答を作る
は振り返りの使用する部分を選ぶ作業であると言えます。
ここでは"軸"と”一貫性”を同列に扱っていますが、その内容は違っています。
”軸”=自分にとって大事なこと
”一貫性”=そう考えたら、そうなるよねという納得感
”軸”を見出すのは先述の通り、自己分析の行程で終わっています。
それを利用して一貫性のある面接対策を行なうわけですが、この行程のキーワードは
”かつ”、”AND”
です。
これについてはこのあと詳しく説明したいと思います。
では次の項目からは、具体的な質問例に注目して考えていきたいと思います。
【面接対策】各質問への対応のポイント
転職面接にはどんな質問があるのか?
でははじめに
転職面接にはどんな質問があるのか
ということを確認しておきたいと思います。
これらを項目ごとに解説していきたいと思います。
これらの質問事項は
転職エージェントからのサポート
転職活動に関する書籍
などを参考に挙げたものです。
その中には実際の面接で聞かれなかったものもありますが、アドバイス頂いた内容として
共有しておきたいと思います。
【転職面接対策】自分自身について
この項目への対応はこれまでの記事でほぼ終わっています。
なぜなら自分自身に関する質問は
自己分析を元にした回答
となるものがほとんどだからです。
「自己紹介」→自己分析全般
「学生時代」→大学生全般
「進学理由」→大学・学部を選んだ軸
「新卒での就活」→就職活動の軸
といった感じで、問われている内容に合わせて自己分析の内容を抽出すれば、回答を用意することができます。
「軸」
という言葉は抽象的な概念ですが、ここでは
意思決定に影響を与えた経験
意思決定に影響を与えた考え方
と捉えると良いと思います。
【大学・学部を選んだ軸】
大学・学部選びに影響を与えた経験
大学選びに影響を与えた考え方
といった具合ですね。
ここで答えていく内容はできれば
教師の経験を元にした自己アピールに繋がるもの
がいいですが、質問によってはそこまで繋げることができないものもあります。
その場合は、自己アピールとまではいかないまでも”教師”に繋げることができるように意識しましょう。
ではここから各質問の説明に入るのですが、【自己紹介】については全般的な内容を取り上げることになるので、この項目の最後に説明したいと思います。
【自分自身についての質問】学生時代について
この項目では先述した質問例の
・学生時代はどんな学生だったか
・進学理由や新卒での就活について
の2つを合わせて解説していきたいと思います。
学生時代に関する質問は教師の経験や応募求人に繋げやすいものとそうでないものが区別されやすいです。
それを分けるのは
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