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C CHANNELのリニューアルの裏話。CAWAIIをやめて、わがままに振り切った理由。

▼目次
・他者からの”かわいい”は求めない時代になった
・これまでのC CHANNELがやってきたこと
・これからのC CHANNEL
・コンセプトムービー
・新ロゴに込めた想い
・編集長 まつざきからのメッセージ

他者からの”かわいい”は求めない時代になった


「かわいいってもう止めてもらえませんか?」


C CHANNELローンチから6年、今までとは違う声がSNSで聞こえてくるようになりました。
これまで"かわいい"を求めるユーザーを応援し、メディアを成長させ続けてきた私たちは、当初戸惑いました。当時のC CHANNELのメディアコンセプトは、FIND YOUR “CAWAII” WAY! 〜あなただけの”CAWAII”を見つけて!〜 を掲げていて、"かわいい"と言われることや称賛されることは、たくさんの人が求めていることであり、「C CHANNELのおかげで垢抜けられました。」「可愛くなったことで自分のことが好きになりました。」など、かわいいを追求するユーザーの声を毎日のように聞いていたからです。

世間のトレンドの変化、社会情勢の移り変わり、SNSの発達、今までとは違う生活様式の中で、時代やユーザーの変化を感じ、転換の時期を迎えることとなりました。

いつしか、"かわいい"は求め見つけるものから、称されるものとして窮屈になっていったのかもしれない。少し勇気を出して、私たちは"CAWAII"と決別することにしました。

これまでのC CHANNELがやってきたこと

今でこそたくさんの人がSNS動画を利用していますが、C CHANNELが縦型動画メディアとしてローンチした2015年は、縦型動画どころか動画配信をするアカウントやメディアはほとんどありませんでした。
ほとんどの人が手をつけなかった動画領域にC CHANNELが踏み出したのは、これから来る時代への先駆けとなることを予測してのこと、そして、「日本を元気にしたい」という会社の想いがあったからです。
ローンチ前には、日本を元気にするためには、誰に向けて、どのような配信方法で、どのような内容を配信すれば良いかを、ローンチ前からテストを繰り返し、たどり着いたのが女性向けの縦型動画を配信することでした。

そして動画コンテンツの幅をビューティ、ファッション、レシピ、DIY、恋愛、ドラマ、ダンス、エンタメ、ECなど広げていき、2017年には世界11カ国に拠点を持ち、ひと月に6億回再生されるグローバルカンパニーへと成長していきました。
また、クリッパーと呼ばれる、メディアと一緒にコンテンツを発信していく、インフルエンサーも一緒に成長を続けていきました。

動画を配信開始から5年、注力していたアプリサービスを2020年9月30日をもって終了しました。

アプリサービス終了後はSNSを主軸として、あなただけの"CAWAII"が見つかるメディアとして、動画だけに限らず様々なコンテンツを配信してきました。

これからのC CHANNEL

“CAWAII”を求めるユーザーに対して、多くの価値を提供してきたC CHANNELでしたが、コロナを境にユーザーが求めるものが大きく変化しました。
1人でいる時間が増え、誰かのために”CAWAII”を求めることを止め、自分にとって知りたいこと、自分がなりたいもの、自分のために使う時間に意識するユーザーが増えました。
他者に評価されることから、自分で自分を形成していく、そんな時代になったのだと考えています。

この時代に”CAWAII”を届けるのではなく、ユーザーも一人ひとりが自分に似合うもの、自分を知るため、ありのままの自分を好きになれるようなコンテンツを配信するのが今のC CHANNELの目指すところとなりました。
この度C CHANNELが「誰もがわがままでいられる時代へ」をコンセプトにした経緯は、そこにあります。
ただユーザーのゴールは、なりたい自分になるところではないと思ってます。その先の、誰かのために、自分以外のところに意識がいくと考えています。

自分のために、誰かのために。そんなコンテンツをC CHANNELで配信していきます。


コンセプトムービー

新ロゴに込めた想い

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重ねてになりますが、C CHANNELローンチから6年。長年愛された黄色のおにぎりマーク(社内ではこの愛称で親しまれていました)から、どのようにロゴを変更し新しいメディア価値を伝えていくのか。各部署のメンバーで連日議論し話し合い、ロゴ制作が始まりました。

1. 黄色のおにぎりマークを踏襲するか。

単色で明るい基調の黄色を使った旧ロゴは、丸みを帯びていて可愛らしく、大衆的で愛される、若々しい印象がありました。今回のリニューアルでは、C CHANNELの幼さが残る部分を大人っぽく・落ち着いた印象に書き換えること、C CHANNELの良さはそのまま引き継ぎつつ成長できるという点をロゴに込める必要がありました。

2. 新しいメディアのコンセプトをどのように体現するか。

「誰もがわがままでいられる時代へ」このメディアコンセプトは、どのような個性も受け入れる・ありのまま、そのままを愛そうという想いも込めています。個性の部分は変則的な形であらわし、受け入れる・愛するという部分は旧ロゴの三角形を重ね、多色を合わせることで表現いたしました。

様々な視点からアイディアや理想、表現したい想いを出し合い、議論を重ねた結果、リニューアルに際し、以下の5つの要素を新しいロゴに込めました。

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■アップデート
特徴的なシンボルをより発展させ、成長や発展、変化の形状を表現。
■トランスフォーム
「どのような形でも認めよう」という意味を不定形に近い形状で表現。
■芯の強さ
マークには多様性と支える姿勢を、ロゴタイプでは自信と力強さを表す、真っ直ぐ上に伸びる形状に。
■大人らしさ
イエローに情熱のレッドを加えて芯の強さ、旧ロゴの三角形を重ねることで、「蕾から花開く」大人らしさを表現。
■多様性
さまざまな色を取り入れダイバーシティを表現。また、サービスが常に寄り添うようにグラデーションと融合する色合いに。

C CHANNEL編集長 まつざきからのメッセージ

C CHANNELローンチから6年。
ユーザーのライフスタイルがどんどん変化していくのをメディアを通して感じてまいりました。
ライフスタイルの変化に伴いユーザー価値観も変わり、他者との比較で評価を決めていた時代から、
自分を知り、自分の価値は自分で決め、自分を受け入れ、そして他者へ貢献していく時代に入ったと考えています。

自分とはなんなのか?
何が似合うのか?
本当は、何がしたいのか?
自分に何ができるのか?

昨今のユーザーニーズや変化を踏まえ、C CHANNELは、どんな個性もかけがえのない価値になる、強みに変えていく情報を発信し、個人を応援していくメディアへ変わります。
SNSのプレッシャーや不安にとらわれることなく、周りに合わせるのではなく、ありのままでやりたい事を追求し生きていく。
メディアのコンセプトにはあえて、ネガティブに受け取られがちな「わがまま」という言葉を使い、「誰もが自分らしく輝く機会を創る」世界を表現してまいります。

自己肯定と自分の魅力の再発見に伴走する!
そんなライフスタイル提案メディアとして生まれ変わります。

C CHANNELスタッフ一同、今回のリニューアルを経て、
より一層「誰もがわがままでいられる時代へ」邁進して参りますので、
どうぞ引き続きのご支援よろしくお願い申し上げます。


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