輝き続けるもの

画像1 太陽が沈んだあとの、月がやって来る少し前。胸を突かれるような輝き。そこには確かに何かがあった。それは。見ない振りをしている私の心なのか、見たくて見たくてたまらないあなたの心なのか。輝きはやがて緩やかに、けれどなにものも追いすがれない強さで、流れゆく雲に、空に飲み込まれていく。なくしたわけではない、刻み込まれたのだ。もう二度と見つけられないとしても、確かにそこにあるのだと教えられた。夜の帳がおりて、すべてが深く濃い藍に閉ざされるまで、私はただじっと、そこにあったものを見つめ続けた。

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