庭での時間あれこれ2018ヘッダー

ピーコックと夏のテーブル 2018

強烈な寒気、スノースコールでホワイトアウトする日もあったNYですが、
今週はようやく最高気温の予報からマイナスが取れてホッとしています。
そしてここでは引き続き夏の、それもまた、強烈に暑い頃の話(笑)。

NY、そこそこ北の街ではありますが、やっぱり7月ともなれば暑い。
それでもロングアイランドはシティに比べれると若干涼し目ではあります。
南北がビーチの、東西(西端はブルックリン&クイーンズ)に細長い島。
マンハッタンがある西側を除いて、三方はぐるりと海ですから、
風も抜けていきますし、森も残っています(国立公園&狩猟地区あり)。

ですから毎年、我が家が冷房をつけるのはわずか数日間。
けれど2018年は驚異の猛暑で、6月も終盤から連日の高温注意報。
うちの1台しかない小さなクーラーも、フル回転で頑張ることに。

そんな、燃えるような日中の庭は、もう脅威でしかありませんでしたが、
実は家の中でも、天窓のあるキッチンの暑さは相当なものでした。
オーブン料理が多い私のレパートリーでは、さらに灼熱地獄間違いなし。
スイマセン、ココデハ、リョウリハ、デキマセン。
ということで私、夏中、この頼もしい相棒と共に外でクッキングでした。
*なぜこのBBQグリルなのか、という逸話はまたいつか*

グリルには小さなコンロもありますから、お鍋を使うことも可能です。
そこでささっとキノアを茹でて、トマトやビーツ、オリーブと合わせます。
グリルで焼いたお肉は薄切りにして、ハーブマヨネーズとBBQソースで。
デザートも簡単に作れて冷たいものがいいですよね。
イチゴジュレとヨーグルトを重ねた上にグラノーラをトッピング。

今日のテーブルコーディネートはターコイズとグリーンで、
少しでも涼しさを演出。ピーコック、今日もいい仕事してます(笑)。

暑いことは暑いのですが、日が翳れば外の気温は意外と早く下りますから、ディナータイムは熱のこもった室内よりも庭の方が快適になります。
そしてもう一つ、この猛暑が思わぬ助けになったことが。
そう、蚊が少ない。これは本当、不幸中の幸いでした。
そんなわけで我が家は連日の、庭での早めのディナー。

暑いしだるいし、簡単なものがいいとはいえ、やはり楽しく食べたい。
なのでここぞとばかりに、グリルを使う新しいメニューを試してみます。
今回は、ロメインレタスとサーモンケーキ、タルタルソースがけ。

本当はクラブケーキの予定でしたが、お目当のかに缶が手に入らず、
冷凍庫に入れてあったサーモンの切り身を急遽、代用しました。
でもなかなかいい感じに仕上がって、家族にも概ね好評。
けれどパンまで手が回らず、ビスケットにしてしまったことは痛恨の極み。
なぜか。そう、サーモンケーキと同じ形。ああ、コロコロが一杯・・・

それでも、お気に入りのグラスで乾杯すれば、あとは美味しく楽しく。
このグラス、息子たちの付き添いで出かけたスリフトショップで、
時間つぶしに食器のコーナーをウロウロしていて見つけたもの。
大きめで程よく重みもあって、持った感じがまろやかでいい。
庭にぴったりだと思って4個セットになっているものを購入しました。

この時ですね、私は迷ってました。
実はこれ、8個並べてあったんです。
でも試してもいないのにいきなり8個(お客様分)はないだろうと。
食器はもとより、グラスもほぼほぼ青いものを集めていましたから、
ここへきていきなり緑はどうなのかという疑問もありましたし。

でも、帰って使ってみて、これはいい!と家族みんなの意見が揃い、
そういえば、夏至でグリーンのお皿も庭用にしてあるじゃない、と
妙に納得した私は、その週末、再びお店に出向いたのです。

日曜日は全品半額の日。リサイクル価格がさらにお安くなるとあって、
まだ残っているかどうか不安でしたが、無事、残り4個を獲得。
意気揚々と持ち帰り、食器棚に誇らしげに並べたモスグリーンたち。
結構な存在感です。あとは来客を待つばかり(笑)。

そして7月も中盤、次男の誕生日。フランスでも花火が上がる日。
ほどよい気温でしたから、これはチャンスと昼過ぎから庭でパーティー。
クリームが溶けるのが早いか、食べきるのが早いか!
ベリーたちをぎっしりと並べて、夏のベリーネイキッドケーキ。

お料理は、この日の主役からのリクエストで、ドライカレーとキッシュ。
そして、お気づきになりましたか?そう、このお皿たち。
あのピーコックガーデンの、ターコイズシリーズ(電気メッキ)です。

ロイヤルコペンハーゲンの青と白を揃えるために使っているお店で、
たまたま見てしまったのは、最後の1つになっていた上のケーキスタンド。
ラスト1っていう響きはいけませんね、刺激が強すぎる(笑)。

このシリーズの、他のプレートがセールになっているのも悪かった。
ピクニックバスケット以来、ピーコックの虜になっていた私。
気がつけば、サービングプレート(これも最後の1枚だった)に
ディナープレートまで、しっかりカートに入れておりました。
ああ、ピーコック恐るべし。

この衝動買いを、クリスマスプレゼント前倒し作戦と命名し、
後はもう、十二分に使い倒して満喫することのみ考えます。
後悔?罪悪感?微塵もなし!人生、楽しみを胸に前進あるのみです(笑)。

NYにいる間は、仕事柄引きこもり確定の私ですが、
庭のおかげで、切り替えも、純粋な楽しみも、有り余るほどです。
もちろん庭作りには、かなりの体力と時間を注ぎ込んでおりますが、
そんなこともおいおい、書いていけたらと思います。

次回から、部屋に戻っての2018年後半分、スタートです。

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