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【詩】青い果実は赤を探して&つらつらあれこれ話してみたくて

午後二時の列車で海へ向かった
とうの昔に忘れられた約束

夏が去った浜辺では
風だけが叫んでいた
波打ち際をさまよい歩く
赤いドレスを着た女のことなど
海は意にも介さず
恋人たちの残した戯言を
ただ繰り返す

あの日あなたが言った
きみには白の方が似合うのに
白を着たきみと歩きたかった

互いの心など知らぬまま
独りよがりの思いをぶつけ合って
やがて打ち上げられた関係は
乾いた骨を晒して息絶えた

愛と呼んでいいのかどうか
それさえもわからないまま
あれだけ重ねた言葉もみんな
あなたに私を伝えることもなく

赤が好きなのよ
好きなままなのよ
そう呟いて波打ち際を行けば
あの日乾ききった何もかもが
ようやく溶け出して安堵の息を吐く

あなたがいたから私は知った
こんなにも赤が好きな女であることを

愛と呼んでいいのかどうか
やっぱりわからないまま
だけど愛だと私が決めればいい
あなたもきっとそう言ってくれるはず

約束の浜辺を一人で歩く
昨日より少しだけ優しくなれるような気がした


前触れもなく、勢いよく、
なにかを書きたい時ってありませんか?
今日はそんな気持ち。
意味があるようなないようなことを
このあとつらつら書きますが、
お付き合いいただければ嬉しいです。

一見ハッピーエンドじゃないような話も
違う角度から見ればハッピーエンドだったりする。
不思議なものですよね。

それと、過去の痛〜いあれこれ振り返って、
もし今彼に出会えたならって想像しませんか?
あの頃は若かった、わかってなかった、
でも今なら! って。

だけどそうじゃないんですよね。
そこには彼と過ごした自分がいるからこその
学びがあって、だからきっと今会うべきは
彼ではなくて他の誰かでなんですよね。

もちろんまたその彼に出会うことになったら
それはそれでとっても素敵なことだと思いますけど。
その時は天を仰いで「運命だわ!」って
ドラマみたいに叫んでも許されるでしょう。
その先どう展開するかは保証できませんけど。

そして色ですね。印象というか。
私は多分「君には赤いドレスが」のタイプですが
実際赤よりも白が好きで、もっと青が好きです。

でも一番似合うのは「抹茶オーレ」色だそうです。
私のカラーの先生がそう言ってました。
パーソナルカラー診断ですね。
あ、でもその頃は今よりも日焼けしてましたから
今はまた違う色なのかもしれませんが。

でも思うんです。
好きな色を着ると安心する、やる気が出る。
それって、自信が持てる=綺麗に見える。
この定義は揺るぎないんじゃないかなあって。
だからみんな、好きな色を着ましょうね。

もちろん、大好きな人が似合うと言ってくれたら
きっとその色が好きになっちゃうでしょうけど、
それはとってもハッピーエンドで言うことなし。

とまあ、本当につらつら書いてきましたが
最後までありがとうございました!
では良い週末を。



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