傷ついたからこそ、優しくなれる。ぶつかったからこそ、決意できる。
この間、実写版のリトルマーメイドを観てきた。
感想や評論は、他の方々にお任せしまして(笑)
かつて少女だった頃の自分と重ねて観てしまったので、その事を綴ろうと思います(笑)
私が一人暮らしを決意したのは、そういえばちょうどその頃の年齢だった。
主人公のアリエルは16歳の少女だ。
日本で言うと高校1年生くらいか。
その年頃の少女が、外の世界に憧れる気持ちは凄く良く分かる。
周りに田んぼと山と川だけしがなくて、夜なんてカフェもカラオケも隣町にしかないような田舎で。真っ赤な夕日の空の下を、2両だけの列車が真っ直ぐに走っていく。
いつか、自分もこんな田舎からはおさらばして煌びやかな都会で一人暮らしを始めるんだ!
16歳というのは、そういう憧れを持つにはちょうど良い年頃だったんだと思う。
親に反対されて、悩んで。
どうして私の事を分かってくれないんだ!
と憤りを感じて家を飛び出したくなった事は、1度や2度どころじゃなかった。
結果的に一人暮らしを始められたのは、それから10年くらい経ってからだったけれど。
あの頃、両親とうまくいってなかったけれどそれが逆に良かったのかもしれない。
あの時めちゃくちゃ傷ついたし、たくさん悩んだりもしたけど、だからこそ私は一人暮らしを決意できたんだ。
だから、今の私が在る。
もしもこの記事を読んでくれてる貴方が、一人暮らしをしようか悩んでいるなら絶対にすることをオススメする。
もしも、お子さんが一人暮らしをする事に悩んでいるようならどうか背中を押してあげて欲しい。
できるなら積極的に送り出してあげて欲しい。
一人暮らしは、人生の師匠のようなモノだ。
モノを、言うことはないけれどその経験を通じて多くの事を学べる。
教科書よりも、遥かに多くのことを。
人は、いちどは一人にならないと何も見えない。
寂しくて
人恋しくて
泣きたい夜が何度もくるだろう。
でも、大丈夫。
そんなのは3日もすれば、再び浮上してくるから。
初めは自分が持ってないモノばかりが目につくと思う。自分に足りないモノばかりに目がいって、すぐに足そうとして苦しくなってしまったりもするだろう。
でも、そこで思い出して欲しい。
今の自分が、持っている見えないモノを褒めてあげて欲しい。
まずは、そこまで歩いてきた自分の事を褒めてあげて欲しい。
一人暮らしをしてるだけで、貴方は凄い。
まずは、そこまで行動できた自分を褒めてあげて欲しい。
寂しい夜に耐えて、翌朝には起きて学校へ行く貴方はとてもえらい。
理不尽な理由で怒られても、翌朝には起きて仕事へ行く貴方はとてもえらい。
傷ついた事は、決して無駄になんかならない。
傷ついたぶんだけ、人に優しくなれる。
それは、どういうふうにすれば人が傷付くのかを知ると言うことだから。
それを知ったうえで、人に優しくするのも自由だし。それをつかって、怒髪天をついた怒りの鉄槌を下すのもまた自由になる。
少なくとも、その時点で貴方はひとまわりも、ふたまわりも大きくなった自分を実感できるようになってると思うから。
だから
きっと
絶対
大丈夫!
GOOD LUCK!!
貴方の道行く先が、幸せの光に満ち溢れていますように。
この空が繋ぐ、ここで。
貴方の幸せを祈っています。
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