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球場観戦記【東京ドーム篇】

 膨大な量の課題を終え、東京観光をした。その一環として東京ドームで巨人中日戦を観戦したので、東京ドームに感じたことを書いていくこととしよう。

東京ドーム、ここが凄い!

ナゴヤドームにはない「忙しさ」

 試合は8回まで0-0の均衡が続く退屈な試合だったが、携帯電話を見る人も雑談をする人も全くいない。ナゴヤドームにはない異様な雰囲気であった。それだけこの試合が固唾を飲んで見守るほどのものかと言われたらそうではない。これはまさに、球場の演出が客に勝ったと言っていいだろう。

 まず、観客が暇になる時間が無いのだ。毎イニング間にイベントを入れて、プレゼント企画をしたり、DJが盛り上げたりとまさにMLBのボールパークに来ているかのような感覚であった。また、アニメーションもバリエーションが豊かで、巨人ファンではない僕にとってもかなり楽しい時間であった。それと同時に、他球団のファンの方々が「ナゴヤドームは面白くない」と言っている理由がわかった気がする。

 このように、巨人のような集客に困らない常勝チームでも近年の流行りを存分に採り入れているのだから、中日もどんどんと新しいファンサービスに力を入れて欲しいものだ。以前よりマシになったが、いつまでもトノサマ商売ではいけないだろう。ネット社会や交通網が発達したために、名古屋以外の球団も競争相手となった今だからこそ、他球団に追いつけ追い越せのファンサービスをして欲しいものだ。

巨人一色のコンコース

 前述した球場の演出以上に驚いたのが、東京ドームのコンコースだ。とにかく広い。ナゴヤドームの倍から3倍ほどはあるのではないか。売店も充実していたが、何より驚いたのがおびただしい数の巨大な液晶パネルが設置されているということである。

 これ、噂には聞いていたのだが、非常に驚きであった。選手の写真や、球場の応援シーンを映し出しており、記念撮影にはもってこいである。僕も恥ずかしながら、中日のユニフォームを着て小林誠司が映し出されたビジョンを背景に撮影した。

 ここでもナゴヤドームと比べてみよう。確かに、選手のポスターの前で記念撮影をするスポットは沢山ある。ナゴヤドーム前矢田駅の連絡通路や、コンコースに張り出されているポスターは東京ドームのビジョンと同じくらい結構なものである。しかしながら、ナゴヤドームのものは東京ドームのものとは違い、選手名鑑の写真を張っただけのものであったり、キャンプ中の練習風景をそのまま使用しただけのものであり、今どきの言葉を使うと「ばえる」ものかと言われるとハテナマークが並んでしまう。こうしたもの一つ一つに、「球界の盟主」の重みを感じた。

東京ドーム、ここはちょっと…

席の感覚が狭い!

 この試合は外野席の1番上の列で見ていたのだが、1つ気になることがあった。席の感覚が狭いのだ。二軍球場としての2度目のリフォームが行われる前のナゴヤ球場のような、隣の席の人と肩がぶつかってしまう感じがナゴヤドーム育ちの僕にとってはあまり心地の良いものではなかったのだ。

 ただ、東京ドームも今年で35歳。昭和の最後に生まれた球場なので、現代の価値観でやいのやいのというのはお門違いなのかもしれない。しかしながら、神宮球場や甲子園球場は座席数を減らして席間隔にゆとりを持たせた球場を作ろうとしているようだ。前述のように、球場演出では最先端を行っているだけあって、これは本当に惜しいと感じた。

現金が使えない不便さ

 今回、東京ドームの売店が今流行りのキャッシュレスのみ支払いができることを知っていたので、PayPayに3000円を入れて向かった。しかしながら、やはり不便なものである。飲み物1杯を買うにしても、逐一携帯電話を開かねばならないのだ。充電はどんどんと減っていくし、財布から小銭を取り出すよりも時間がかかる。

 そして、最もストレスを感じたのがちょうど僕の会計の時に読み取りの機械の不調に当たってしまい、何分も売店で待たされたことである。現金で払いますと催促をしても、「ルールですから」の一点張り。やはり、こうした際の柔軟な対応をできるようにしてほしいものだ。こうしたことが起こるのならば、ナゴヤドームのように500円を握りしめて売店に向かいたいものである。

気になる試合は…

 この試合、7回まで白熱の投手戦が続いたが、中日の清水達也が試合を壊してしまった。勝負ありと感じたのは、8回先頭打者の坂本勇人の打席である。清水が簡単に2ナッシングに追い込んだものの、そこから粘られてしまい四球で出塁を許してしまった。やはり、四死球で出た走者は得点に繋がりやすいというのは、球界のジンクスである。打たれてもいいので、有利なカウントから一気に仕留めにかかって欲しかったものである。やはり経験の差。一軍定着2年目の清水には更にいい投手になって欲しいものだ。

最後に

 今回の旅行は楽しいものであった。学校の課題が完全に終わったら、また毎日投稿を始めようか。

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