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ユニフォームを観察しよう!【オークランド・アスレチックス篇】

 今回の投稿から、球団の略称を軍表記から3文字表記に変更することとした。理由は曖昧さだ。今回のオークランド・アスレチックス(以下OAK)は「ア軍」と略すのだが、全く以て別の球団であるヒューストン・アストロズも同じ「ア軍」であり、こうしたことが30もの球団を持つMLBでは往々にしてあるのだ。それでは本題に入ろう。

ファッション界のクラムチャウダー?

 昨今、街中ではOAKの通称A's帽子が流行している。緑の本体に黄色のツバがつけられているデザインはNPB球団にはない味わいがある。ただ、この流行は今に始まったことではないのではないか。昔から少年野球もこの帽子を模倣しているものが数多くあったと記憶している。近年のニューエラやフォーティーセブンといったアパレルブランドの流行に伴い、日本人の感覚にあったものが選ばれているのだろう。

 こういったことから、僕はOAKの帽子をファッション界のクラムチャウダーではないかと考えている。クラムチャウダーはアメリカ発祥の料理だが、海鮮と根野菜を好んで食べる日本人の味覚にマッチしてスープの人気フレーバーとなっている。この帽子も黄色と緑という色が日本人のファッションに非常に溶け込んだのだろう。

アンダーシャツ、ソックスに見えるこだわり

 一昨日、アナハイム・エンゼルス戦を観戦していて気づいたことなのだが、OAKは緑地のユニフォームを使用する際は黄色のアンダーシャツを着用している。普段、白やグレー地のユニフォームを着用している時には帽子や胸の「Athletics」マークと同じ緑のものを使っているので、この小さなこだわりには驚いた。

 ここからは個人的な嗜好の話となってしまうが、NPBではユニフォーム生地よりもアンダーシャツの色の方が明るいということはほぼないので、これはとても新鮮であった。それと同時に菜の花畑のような鮮やかさのある色合いに「あ、いいな」と素直に思った。ただ、よくよく調べてみると昨季も同じ色合いのオルタネート・ユニフォームがあったということなので、自分の不勉強さを恥じるばかりである。

 また、ソックスのこだわりも素晴らしい。往年の野球選手は皆、ソックスの上に土踏まずを通して腱のようにしたストッキングを着用したものだ。現在でも高校球児が好んで使用しているスタイルだが、これをなんとソックスの柄で表現しているのだ。こちらの色も黄色×緑で表現している点がグッとくる。

↑黄色のアンダーシャツ×緑地のユニフォームと柄付きソックス

最後に

 MLBのユニフォームだけでは無いが、批判的な投稿をすることが出来ない性格なので読み応えに欠けるものとなってしまうことをお詫びする。ガツンと言えるようなスタイルで書きたいのだが…難しいものである。

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