見出し画像

ユニフォームを観察しよう!【ロサンゼルス・ドジャース篇】

 先日、MLBのユニフォームを観察するこの企画の初回を投稿したが、ニューヨーク・ヤンキースのユニフォームを僕ごときが評することなどできず、何か物足りない投稿となってしまったことをお詫びする。今回は、その第2弾のド軍篇。またも「観察」とは言い難いものになってしまうかもしれないが、どうかお手柔らかにお願いしたい。

中日のイトコ

 日本の野球好きがド軍のユニフォームを見て、まず最初に思うことは「中日みたいだ」ということだろう。ド軍に日本人選手が初めて在籍したのが平成7年。その時には既に両球団間で業務提携が結ばれているため、ユニフォームもそっくりのものを使っていたというわけだ。

 そもそも、中日とド軍は親戚、もう少し掘り下げていえばイトコようなものだ。それぞれの球団の「実家」と言っても過言ではない名古屋とLAは姉妹友好都市という関係で結ばれているのだから。従って、元々不思議な縁のある球団同士という訳だ。ただ、ド軍の素晴らしい点はドジャー・ブルーと呼ばれるチームカラーがきちんと16進表記で# 1E90FFと決められている点だ。中日はというと「明るい紺色」なら何でもいいという感じなので、ここはイトコを見習って欲しいものだ。

ザ・MLBなユニフォーム

 ド軍のユニフォームを一言で表すなら、これが適切だと思う。先回のヤ軍は全世界で万人受けするデザインであるが、このド軍はアメリカンな人を選ぶデザインである。

 このユニフォームで最も特徴的な点は胸にマーキングされているロゴマークだ。この筆記体を使い、最後の「s」を折り返し地点のようにして傍線を頭文字まで引くスタイルは筆記体マークのフォーマットとなっている不滅のデザインだ。また、この胸マークの澄んだ青と対照的な鮮やかな赤でつけられている胸番号もいい味を出している。このバランスが素晴らしいので、故ジャッキー・ロビンソン氏やサンディー・コーファックス氏が活躍したブルックリン・ドジャースの時代からこんにちまで大きくデザインを変えることなく愛されているのではないか。

 また、ヤ軍のNYマーク同様にド軍のLAマークもファッションとして受け入れられているデザインのひとつだ。日本でも街中で「LA」と書かれたニューエラ社製のレプリカ帽子をよく目にする。これは完全に私情となってしまうが、個人的にこのマークが入ったド軍グッズで1番好きなものはヘルメットだ。このマークが樹脂のようなものでヘルメットにつけられており、浮き上がるように見えるデザインがたまらない。

↑ド軍のヘルメットの質感がよくわかる写真

最後に

 やはりMLBのユニフォームは敷居が高すぎるので、石橋を叩いて渡るような投稿が続くだろう。次回はマネーボールでお馴染みのオークランド・アスレチックスについて書くことを予定している。

この記事が参加している募集

スキしてみて

野球が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?