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鶏肉の摂取と悪性リンパ腫

ヨーロッパにおける40万規模の追跡調査で、鶏肉の摂取により悪性リンパ腫(血液のガン)にかかる危険性が高いことが報告されています。

Rohrmann S et al. Consumption of meat and dairy and lymphoma risk in the European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition. Int J Cancer. 2011 Feb 1;128(3):623-34. doi: 10.1002/ijc.25387.

原因として下記が考えられていますが、確証はありません。

①ダイオキシン
②半生状態の摂取における発ガン性ウイルス感染

悪性リンパ腫は、食肉加工産業に従事する労働者に多いという報告があります。

McLean D et al. Mortality and cancer incidence in New Zealand meat workers. Occup Environ Med 2004; 61: 541–7.


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悪性リンパ腫は、血液のガンで、胃ガンや大腸ガン、肺ガンと比べて、かかる確率がそれ程、高くはありませんが、リスク回避のため、肉の生食・半生食は避け、調理過程でも、肉を素手で触らない方が良いと思います!