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DVシェルター(アメリカ)の年に一度のチャリティーイベントのボランティアに行って来ました



10月はDV啓発月間



日本の皆さんは、ピンク色のリボンをシンボルマークにした乳がん啓発月間をご存じの方もいらっしゃると思います。これはアメリカで始まり 毎年10月が啓発月間になっています。 


Image by rawpixel.com

日本では未だ広まっていませんが、実はDV(ドメスティック・バイオレンス)も同じ10月が啓発/防止月間になっています。 ちなみにこちらのシンボルカラーはパープルです。

8月にDVシェルターでコロナ後初めて4年ぶりに、ボランティアに行って来た記事を書きました。


同じ団体が毎年10月にチャリティーイベントを催しているので、こちらも
4年ぶりにボランティアに参加して来ました。 

その数日前に、まずシェルターの倉庫での準備にも参加、イベント当日は
朝5:30に起きて行って来ました(朝が弱い私は、気合を入れて起床!🤩)


前回と場所が違い 高速道路で道を間違ったにもかかわらず(ナビが間違ったんだよ?)集合時間の10分前には到着。

ミラクル! 8月に4年ぶりにシェルターに行った時も30分かかるはずが
何故か15分で到着。時空歪んでないかい?😁

現地では先日の倉庫ボランティアで会った新しいイベントマネージャーが
私に気付いて声を掛けてきてくれましたが、他にはまだ誰もいない、、、😅
とにかく早速、会場の準備を進めて暫くすると段々人が集まって来ました。


今回はボラ人員が首にかける吊り下げ名札が配られなかったので(この前、倉庫で20人分用意したよ?)誰がスタッフで誰がボラか分からない、、、。名札を付けているスタッフと付けていないスタッフもいるし、、、。


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あちこちの準備を ある程度終えて、今度は会場内のテーブルで紙類の準備を何人かでやっている時に、お話し好きなアジア系の女性スタッフの方が話しかけて来られました。

話していると この方のお母様が日本人で、もう亡くなられている お母様の故郷が私と同じ事が分かり、その方はウルウル🥲 隣には、おとなし~い
アメリカ人のご主人が一緒に来られてボランティアをされていました☺️


カメラマンのアシスタントに


その後、突然マネージャーに「カメラマンのアシスタントしてくれない?」と頼まれました。

『何ソレ? めっちゃ楽しそう!ワクワク!🤩』と思った私は即答でYes!

ですが実はアシストと言っても技術的な事ではなくて、会場オープン前に
ロビーにいる大勢の参加者をランダムに撮影していくのに着いて、

後で誰を撮ったか分かるように、その人たちのフルネームや(5人以上なら)グループ名を聞いて、フィルム(ネガ)番号と一緒に書き記していくと
いうもの。

これだけ聞くと簡単そうですが、相手の名前はもちろん全員日本名ではありません。当然です😄 

そして名前は音が同じでも、スペルが違うことが多々あります。ファーストネーム(名前)は聞き慣れている物があっても、ラストネーム(名字)となると必ずと言っていい程、相手に聞かなければ書けません😥 

アメリカだからって、スミスさんとかブラウンさんとか「ザ・アメリカ人」って名前だけじゃないですからね。 実際生活してると、そんな人にほとんど出会わないし。

それに南米系のロドリゲスさんやロペスさん(この2つは書けたけどね!😤)、インド系らしきモンディー?何とかさん的な既に覚えていないお名前(ごめん)などなど。

私は字を書くのが物凄く早いですが、人が発音したローマ字を書き記すとなると全く別問題。


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しかもプロ歴50年と言うベテランのおじさまカメラマン・マイクは

「普段は撮りたい写真をどんどん撮っていくんだけど、これ(私が今からやるタスク)は僕の仕事をスローダウンさせるんだよね」

と私を緊張のどん底に叩き落す発言、、、😨
今それ言うかい? マイクさん、、、


いや、分かりますよ。 私も職人気質なので、その発言はごもっともです。 私も同じ立場なら、きっとそういう気分になるでしょう。 


次々動いて撮りたい写真を撮る事ができず、私がみんなの名前を書くのを待って、ネガ番号を見返して私に伝えて(1グループに複数枚撮るので、
最初の1枚目の番号を記入しないといけない)イライラすると思います。
言わずにはいられなかったのでしょう、、、。


説明を聞いている時点で、このタスクを引き受けた事を既に激しく後悔していました🥲

さっきのワクワク返してくれー!(笑)

「あら!プロのカメラマンのアシスタントなんて光栄だわ」とさえ、チラッと思ってしまった数分前の私に誰かヘッドロックかけて止めてください😭


と言ってもこのカメラマンさん、凄く優しくて良い人だったので救われました。いや、ほんとに。


救いの手が


そして実は数グループ撮影後に、ある南米系の女性が「私が書こうか?」とグループ全員のフルネームを直接書いてくれました。 ナイス提案!

実はそうしても良いかな?と思っていたけど、言い出せなかったので「ありがとー😭😭😭」ってな感じで、そこからはカメラマンの許可を得て、それぞれ書いてもらうことに。 丸投げ~! ラッキー🧡


「その方が私より早いし🤭」という私の魅力的な決め台詞に、おじさまカメラマン・マイクも「彼らは自分の名前も分かってるしね😊ただちゃんと読める字で相手が書いてるか確かめてね」と快諾。

ほんとあの提案ありがたかったわ~!🙏


感謝~

いや、自分で書いてた時も そんなに遅くなかったですよ? かえって書いてもらってる時に、お喋りしながら手が止まっている人を見て、マイクがイライラしないか私がハラハラしたわ~🫣

私が頼んだ記名を待っている間に「あっちで撮ってるからね。今撮った
フィルム番号は#xxxだよ」と言って、時々人ごみに紛れて行くマイクさん。

1グループ遅れくらいなら未だ良いけど、2グループ目以上になるとフィルム番号を聞くのに気が引けるから、マイクを見失わないようにキョロキョロ
しつつ、”早く書き終えて~” と焦る小心者の私🤭

TVニュースのクルーやシェリフも


前回4年前の時もそうでしたが、TVニュースのクルーやシェリフ、デピュティ―達(保安官と保安官代理=ざっくり言うと日本の警察官のような人達)も来ていました。 

このシェルター団体の他のイベントに4年前に参加した時にも、彼らは来ていましたが、デピュティ―達が制服でかたまっていると体格が凄く良い人達もいるし結構迫力があります。


アメリカではニュース番組で、事件・事象などによってはシェリフが現状を説明したり質疑応答するのをよく見かけますが、それに度々登場する長年超有名なシェリフも撮影時にいて

「おー、あの有名なー。何かサインをお願いしてるみたいー」と思いながら記名をお願いしました😁 ミーハーか!(死語)


ところでカメラマン・マイクがプロ的に惹かれる被写体がいるのか、同じグループを2度撮影する事も何度か、、、。(マイクは忘れているもよう🤭)

こっちもびっしり書いたリストが何ページにもなっていて、何番のネガの人だったか確かじゃないので、前に記名を頼んだ人に再度頼んでいると、若い女の子に『また書くのかよ? ウゼェなぁ』的態度を取られ

『名前書く労力くらいイイじゃん若者よ』という心の声を飲み込んで、
にこやかに「Thank you, again!」😊


現地での出し物


ちなみにこのチャリティーイベント、参加者は入場チケットを前もってオンラインで購入しなければなりません。 そして寄付金も個人や企業から事前にオンラインで受け付けています。(シェルターへの寄付金は常時オンラインで受け付けています)

当日現地では ”ミステリーバッグ” という 中に何が入っているか分からない紙袋を$25(現在のレートで約3700円)を販売します。日本でいう福袋的な物でしょうか。

そして他にも ”サイレント・オークション” と言って、ワインやスーツケースのセット、絵画、旅行パッケージなど色んな商品を購入する出し物もありました。

サイレントなので、恐らく現地にいながらオンライン上でのオークション購入になるのでしょう。


会場でランチ


そんなこんなで撮影アシスタントのタスクも無事に終え、イベントも
スタートし、暫くするともうお昼。

「お腹空いたな~😥」と思っていると、マネージャーが「会場に入って
ランチ食べて良いよ」と、私ともう一人のボラ要員を空きのあるテーブルに連れて行ってくれました。


シンボルカラーのパープルの証明、リボン、推奨されていた服装の色



4年前も同じように会場でランチを食べられたのですが、今回ボラには別に食事が用意されているような説明が事前にあったので、これは嬉しい誤算。
(お料理の写真を撮るというアイデアは、この時1mmも思い浮かびませんでした😅)


美味しく頂きました。
ただ『 ”ほぼ” グルテンフリー生活』を2年近く続けている私が、小麦粉を使ったお料理とデザートでタルトを食べたので、食後はお腹が大食い
タレントさんの食後のようにポッコリパンパン&ミッチミチ状態。 

ピッタリした服装だったので、その後お腹をずっと凹ませているのに苦労
しました😁 

なぜか規模は大幅に縮小


ところでこのイベントの規模ですが、2019年と比べて1/3以上縮小されていました。


2019年と比べて1/3以下に縮小された規模

コロナ後は去年の2022年が初だったようですが、私は知らなくて参加しなかったので どんな規模だったか分かりませんが、今回は60テーブル(7人掛け。空席も少し有り)で そのように感じたので、2019年は少なくとも1000人以上は参加者がいたようです。


人数だけではなく内容も同様でした。 前回は寄付している色んな企業、TVニュースのキャスター、実際この団体のシェルターで過去一時避難していたサバイバーの人達など、色んな人が登壇しスピーチをしていましたが、

今回それらはほとんどなく、サバイバーもビデオ出演のみでした。何らかの理由で寄付が減っているのか、縮小の理由は分かりません。

ちなみにこのイベントは年に1度ですが、他にも1年に1度開催されている違うタイプのチャリティーイベントがいくつかあります。中にはコロナ後に
リアルからバーチャルに移行されたものもあるようです。


人ごみで疲れないのって、こんなに楽だったんだ!


イベントも無事終了し、片づけも完了。2:30pm頃に帰ろうとして、ふと気づいた事が、、、。

何百人という人ごみの中で半日過ごしたのに、人の負のエネルギーを全然吸収していなかった事。 感じていたのは、ほぼ立ちっぱなしだった足の疲れが少しと慣れない靴の痛みが少しだけ。

でもそれは明らかに ”身体の疲れ” であって、人の負のエネルギーを吸収してしまった時の疲れとは全く異質だった事。 そしてそれが、どんなに楽であるかを体感しました。

以前の私なら、帰る頃には全身に鉛が乗っかっているようにグッタリして身体が重く感じ、すぐ家に帰って塩風呂に入りたかったと思いますが、今回はまだまだ体力も気力も十分に残っていたので、お買い物に行ったりしてから帰宅しました。

アメリカに来てから突然悪化してしまった私の霊障体質。 最近はほとんど無くなったので、如何にこの20数年間 無駄な疲れや痛み、内臓へのダメージを受けていたのかを改めて痛感しました、、、。


アメリカではフットボールのシーズンにDVが増える


4年前に ここでボランティアを始める前に参加したオリエンテーションで知ったのですが、アメリカではプロフットボール(NFL)のシーズンになるとDVが増えるそうです。 


恐らく優勝決定戦が始まるスーパーボウルのシーズンの事だと思います。アメリカ最大のスポーツイベントです。日本でもこの時期になると、どの有名歌手が開会式で国家を歌うか報道される事もあります。

全く興味の無い私ですら、このスーパーボウルのTV中継の合間に、企業がとんでもない額を出してCMを放送するという事を聞いた事があります。



現在は、スーパーボウルの前のレギュラーシーズンの真っ只中のようです。


ゲーム観戦で一喜一憂し、興奮した男性が女性や子供に暴力を振るうのでしょう。 初めて聞いた時は、なんとも言えない怒りが込み上げました。

だからピザなどのファストフード店に注文の電話を掛ける振りをして、女性や子供がこっそり助けを求めて来るケースがあるので、警察やシェルターなどの支援団体は、即座に理解して適切な対応するようにトレーニングされます。

前回のボランティアの記事でもチラッと書きましたが、アメリカのDVは銃が絡む事も十分考えられますし、暴力も入院が必要なほど酷いものも多々あり、命の問題に繋がるケースが多いので、警察など行政や このシェルターのような支援団体も即座に介入します。

シェルターの数も日本より、ずっと多いと思います。私が住むカウンティ(郡)や周辺に知っているだけでも4つはあります。

日本でもDVの数、特に子どもへのDV・虐待が増えているように感じるので、もっとシェルターの数が増えたり、行政が即介入できるようになったり、チャリティーなども盛んになれば良いなと思います。


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