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H-IIAロケット48号機 機体移動

 H-IIAロケット48号機の打ち上げに向け、打ち上げ前日の1月11日22時30分から23時00分にかけ、機体移動が行われた。

 ロケットは移動発射台(ML)に載せられた状態で、MLごと2台の移動発射台運搬台車(通称「ドーリー」)によって、大型ロケット組立棟(VAB)から第1射点(LP1)へ、約500mの距離を約30分かけて移動した。

 射点に到着後、まず射点設備とロケットの接続作業が行われ、その後、ロケット、衛星、射場設備、追跡管制網など、各系の作業状況および気象状況などの確認が行われた。そして12日3時40分ごろ、第2回Go/NoGo判断会議の結果、Go(ターミナル・カウントダウン作業開始可)と判断された。

 ターミナル・カウントダウン作業では、推進剤(液体酸素と液体水素)がロケットに充填される他、機体位置や姿勢の初期設定、電波系統の点検、姿勢制御系の作動点検などが行われる。

 準備作業が順調に進み、天候なども問題なければ、ロケットは12日13時44分26秒に打ち上げられる予定となっている。

VABから姿を現したH-IIAロケット48号機
移動するH-IIAロケット48号機
移動するH-IIAロケット48号機射点に到着したH-IIAロケット48号機
打ち上げ準備が進むH-IIAロケット48号機(公道より撮影)

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