わたしはキャパが狭い。
大学時代にアルバイトをいくつも経験した。
当時はバイトをかけもちし、飲食店、デパ地下の販売、ティッシュ配り、排水管清掃、家電屋販売員、検定の試験官etc..。
稼げそうなバイトは単発でも多くこなしていた。
なぜここまで多く経験したかというと、1つの仕事では稼げないからである。
飲食店のバイトは人数が足りない時間帯が決まっており(昼間は11時〜13時、夜は18時〜22時)、それ以外の時間にはシフトを削られた。
シフトの希望を出すまでには月給いくら稼げるかの計算をしておくのに、削られては生活が成り立たなくなる。
そうなると困るからバイトは2、3つほど回していた。
接客することは好きだし、バイトで楽しいと感じる瞬間は多かったが、2年以上続いたバイトは恐らく無い。
理由は、自分のキャパシティを超えるとあることが必ず起きるからである。
わたしの場合それは、「夢」に出てくることだ。
💋
たとえば飲食店でのバイト。
わたしはランチタイムに勤務することが多く、ディナータイムにはあまり出勤したことがなかった。
慣れている昼間の時間帯と、全く違うように感じる夜。
いつもと同じことをやっているはずなのに、見慣れないメニューや鳴り止まないチャイム、昼間とは違うバイトのメンバー。
ディナータイムはわたしにとって地獄で、何度もミスし、何度も怒られた記憶が今でも強く残っている。
ディナータイムにはシフトの希望を出していないのに、「空いている?」と店長に言われて断れず、
何回か出勤したが、どうにも慣れなかった。
慣れないどころか、ディナータイムの出勤が嫌すぎて、
バイトの日に眠るとバイトの風景が夢にまで現れるようになった。
夢のなかでわたしは何度も怒られた。
ゆっくり休めず、寝不足が続いた。
夢に出てくるたび、仕事に行きたくないと強く思うようになった。
このバイトを辞めると決めてから、そして出勤しなくなってからは夢に出てくることはなくなった。
こんな風に体が拒否反応を示すようになったらわたしはバイトを変え、また違うバイト先で働き始めるようになるのだ。
すべてのバイトでこの経験があるわけではないが、夢に出てくるとどうにも続けることはできなかった。
この考えがゆとりだとか、甘いとか、そんな風に思わないこともない。
・・・いや、正直言うとすごく甘いとは思う。
ただ、自分のキャパシティというものはあるし、
そこを超えた働き方をすると体は「このまま続けるとストレスになるよー」と教えてくれているような気がするのだ。
わたしのキャパシティは、案外広くない。
というより、非常に狭いのだと思う。
この「狭さ」が分からないまま、どんどん仕事を任されて、キャパシティを超えているのに働き続けると、それこそストレスが溜まり病気になったりするのではないか。
もちろんこれは仕事量だけでなく、どういう仕事なのか、精神的にキツイのか等、いろいろな原因があると思う。
「好きなことだから頑張れる」のならそれでいいし、
「稼げるから続けられる」というのならとやかく言う必要もないだろう。
ただ、働くのは自分だし、その自分がキャパオーバーになっているのだとしたら、それを見過ごしてはいけない気がする。
自分が好きでやっている仕事で、且つ自分で仕事量もどう捌くかも決定できるものならばいいのだろうが、
なかなかそんな仕事は少ないだろう。
キャパシティは広げられない。
ならばどう働いたらストレスなくできるのか、そこは自分で考えていかなければならない。
いまのところ、、あまり思い浮かばないのが残念ではあるが、自分と向き合いながら、できる仕事を増やしていくほかないのだろう。
まとまりが悪いが、このあたりで筆を置こう。
わたしのキャパ的に23時には寝ないと翌日の仕事に支障がでちゃうのだ。
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