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波動のように広がった

気付いたら
仕事中に涙がこぼれていた

左耳だけイヤホンをして
音楽をきいていた

あの時は、響いてこなかったおんがく
彼が好きだといったおんがく


胸の真ん中から、
まるい波動が内側から身体中頭から指先に向かって広がっていくように
あたたかさに包まれているのがみえた
感じた


ほんとうに指先まであたたかくなった

そしたら、涙が出ていた

なんだろ
不思議

わたし という箱は
わたしが運転している
だれかにそれを任せていたあの期間
幸せな時間もたくさんあった

あたしが今ここに在る
ただ在る幸せが
わーっと巡って広がって包まれた

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忘れられない恋物語

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