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宇多田ヒカルがテレビにあらわれた!


1998年から1999年にかけて、宇多田ヒカル、椎名林檎、MISIA、Dragon Ash…若い才能が次々と”音楽シーンに突進”してきた。

この人たちは、トーク中心の音楽番組には出演しないであろうと勝手に決めつけていた。
それは、トークで笑いを取っていくには適しない世界観をそれぞれが持っていたし、その必要がないとも思っていた。

そんな中、16歳の宇多田ヒカルがテレビにあらわれた。




1999年


6月18日 『ミュージックステーション』


数々のミュージシャンが降りてきた“あの階段“から登場。

タモリ:まずテレビ初登場、宇多田ヒカルちゃんです。よろしくおねがいします。
下平:よろしくおねがいいたします。
宇多田:こんちはー
タモリ:階段でちょっとコケそうになってまして。
宇多田:あれで一気にいってたらカッコよかったのに、ちょっとコケちゃったから中途半端になっちゃいました(笑)
タモリ:テレビ初登場でこういうふうにコケて(笑)。ははは(笑)
宇多田:こういうヤツですいません(笑)
タモリ:よろしくおねがいします。

颯爽と階段を降りてくるのではなく、ちょっとコケそうになる。
“大人っぽい歌声“と“飾らない素顔“を併せ持つ宇多田ヒカルを象徴するようなテレビ初登場シーンとなった。



廊下と放課後の日常

少年隊の植草・東山がスポーツジムでカラダを鍛えているという話の流れから。

タモリ:ヒカルちゃん、カラダやってんの?なんか鍛えてんの?
宇多田:私ですか?
タモリ:うん。
宇多田:最近、全然やってないですね。
タモリ:昔はやってたの?
宇多田:前はかなりスポーツ少女で、放課後3時間4時間ぐらい部活でバスケとかやってたんだけど、全然…
   客席から「おお!」
宇多田:(客に反応して)おお、すごいでしょ?でも最近ヤバいですよ本当に。
タモリ:どこが、なんかタルんできたの?少し。
宇多田:あっはは(笑)
タモリ:え?
宇多田:何歳だ(笑)。いや、学校の廊下とか走ったりすると、息が…
タモリ:体力が。
宇多田:なんか、うん。ダメになってきて。
タモリ:あ~、そうだよ、まだ学校の廊下走る歳なんだよねえ!

現役高校生。廊下も走る。



15週連続ベストテン

アルバムランキング4位

下平:今週第4位にランクインし、15週連続でベストテン入りしたのは宇多田ヒカルさんです。おめでとうございます。
宇多田:どーもー。
タモリ:15週連続ですよ。
宇多田:いいんでしょうかね、こんなことが。こんなんで。
タモリ:いいんじゃないですかね、これはねえ。すごいよねえ。



曲作りの方法

タモリ:え、17になったのか?
宇多田:いや、まだ16です。
タモリ:16!?
宇多田:うん。
タモリ:は~。16にしちゃあ、でも良い曲作るよねえ
宇多田:ふふっ(笑)。ありがとうございます。
タモリ:どうやって、どこで作ってんだ?
宇多田:う~ん、部屋にこもって。
タモリ:こもって。苦労する?
宇多田:主に夜中に。
タモリ:日中はダメ?できない?
宇多田:なんか夜型人間で、夜中になんないと全然想像力が出てこなくて。
タモリ:うんうん。
宇多田:でも夜中…日本の家ってカベ薄っいですね。本っ当に!
タモリ:ふふふふ(笑)。なんでだ。
宇多田:だって曲作ろうとしてて、その音の音源みたいなのかけてるのに、大っきい音出したら近所に迷惑で。
タモリ:うんうんうん。
宇多田:だから布団かぶって中でかけて、すんごい小っちゃな音でコソコソ録音してて。あれはたぶん、どんな良い曲作ってもあの姿を見られたら、たぶんみんな引くんじゃないかな(笑)
タモリ:布団の中でこうやって録音してんの?
宇多田:こもってMDに録音しながら

日本で一番売れているとは思えない、普通の学生のエピソード。



16歳の印税事情

タモリ:なんかスタジオとか借りたらどうなの?
宇多田:そんなねえ、ムダ使いしたって…まだ印税入ってないんですよ。はははは(笑)
タモリ:余計なことながらねえ、俺さっきねえ、楽屋でひとりで印税の計算したんだよ。
宇多田:え、でもパーセンテージとかわかんないですよね?
タモリ:いや、だいたいの事は業界わかるよ。
宇多田:そうか。結構バレてますね。
タモリ:すごい、すごい額だぞ!
宇多田:そんなにもらってどうするんだろう。
タモリ:どうすんだよ。働かなくていいんじゃないか一生。
宇多田:もう引退して(笑)ダメダメ!爆弾発言、爆弾発言
タモリ:ははは(笑)
宇多田:はは(笑)。しないですよ引退なんてまだ

日本でどれだけの人が宇多田ヒカルの印税を勝手に計算したことだろうか。



声にある哀愁

タモリ:であの、声にさあ、声若い割にどんな曲歌っても、少し俺たちが聴くと、その哀愁みたいなのがクッとくるのよ
宇多田:渋い(笑)。渋いね。
タモリ:渋い哀愁みたいなのがあるんだけども。
宇多田:16で哀愁(笑)
タモリ:あれはあれか、やっぱお母さんの遺伝っていうのは考えたことある?
宇多田:あんま関係ないんじゃないですかね。

本人は遺伝だとはあまり思っていない。
理由は、顔が似ていない親子もいるからだと。

タモリ:声は俺はあるとは思うけどね。
宇多田:でも、それはすごくラッキーだと思ってますよ。うん。



『First Love』

テレビで初めて披露したのは『First Love』(フルサイズ)。

タモリ:16であの、こういう表現力があるっていうのがすごいよなと。あのバラードのなあ。



エンディングトーク

下平:さあ、今日は初めてミュージックステーションに来ていただきました宇多田ヒカルさん。いかがでしたか?
宇多田:あの~、家で観てるとわかんないんですけど、セットすごいですね、チェンジとかガッタン、ガッチャン、ガッチャーンってやって。「どけー!」「あぶねー!」とか、ずっとスゴかった
タモリ:これは見せてやりたいぐらいスゴいよな(笑)
宇多田:これはマイクで拾いたいぐらい本当に。
タモリ:そう(笑)。すごい(笑)
宇多田:みなさんの熱いねえ、この仕事…ってか作業をねえ。
タモリ:ははは(笑)。床這いずり回ってますからねえ(笑)
宇多田:人スゴい、人スゴいいるもんねえ。
下平:まるで緊張という様子はないようですね(笑)。どうもありがとうございました。

生放送ならではのセットチェンジを行うスタッフの姿が最も印象的だったと。
最後は隣にいる今井絵理子とカメラにピース。

自ら印税の話をして笑いを取るなど、終始リラックスしたトーク。




6月21日 『HEY!HEY!HEY!』


いきなりの宇多田ヒカル登場で客席からの歓声が収まらない。

浜田:まあ、しばらく騒がしときましょうか。

浜田:はい、宇多田ヒカルさん!
松本:なんかあのー、客も一瞬、キツネにつままれたみたいな。
浜田:知らんかったから客は
松本:ねえ。
宇多田:そうなんだ。
浜田:どうもはじめまして。
宇多田:はじめましてぇ⤴
松本:シークレットになってましたですから。今日は座りでトークもありますし。
   ざわつきが収まらない客席
浜田:はいはい、もうはい、もう見て見て見て見て。”ナマ宇多田”見て見て。
宇多田:ははは(笑)
浜田:これが”ナマ宇多田”!

扉が開いて階段を下りてくるのだが、はじめ客は宇多田ヒカルを認識していなかった。
誰もテレビに出ると思っていない。

松本:たぶんあれなんでしょ、テレビはまだ出てないんでしょ?全然。
宇多田:いや、この前にバラエティ2本収録
松本:あ、そうなんですか(笑)
宇多田:ははっ(笑)
浜田:バラエティ!?
宇多田:バラエティ(笑)
松本:そうなんや。まあ、わかりました。あとでまた話聞きましょう。
浜田:まあ、あとでゆっくり話しましょう。今日はよろしくお願いします。
宇多田:はい。

この前に『笑う犬』と『SMAP×SMAP』の収録を終えていた。



客前テレビ初収録

浜田:あなたさっきも言ってたけど、なんかもうバラエティ2つぐらい出たんですねえ。
宇多田:いや、放送順番はわからないけども。
浜田:だから、世間的には宇多田ヒカルはテレビに今まで出てないから
松本:うん。
浜田:今日の客かってビックリこいたよねえ?
松本:そうやんな。
宇多田:ごめんよ~。ふふふ(笑)
松本:パーって(扉が)開いた時に”素”やったやろ。
浜田:うん。
松本:で、全然わかってなかったよなあ。
浜田:「誰やコイツ?」みたいな顔して。段々段々近づいてきたら「あああ!!!」言い出したから。
松本:そうそう。ほんなら急に緊張しだしやがってやな、客が。
浜田:(笑)
松本:何考えとんねん!思ったんですけど。
浜田:はははは(笑)

浜田:だから、(テレビに)出ないっていうようななんかね、イメージがあるやんか
宇多田:それはねえ。
浜田:そういう事じゃないの?
宇多田:出てなかったからねえ、ずっと
浜田:うん。だから出たい人なの?出たくない人なの?
宇多田:特別…どっちでも…うん。前までは別に出たいと思わなかったんだけど、なんかライブとかで観れない人がすごいいたから
浜田:うんうんうん。
宇多田:「これはもう出よう!」っていう事になって。
浜田:うんうん。
宇多田:あともちろんダウンタウンさんにも、ね。こうやって話せるし。いいじゃないですか。
松本:ふふふふ(笑)
宇多田:ふふふふ(笑)
松本:ああ、そうなんですかねえ。
宇多田:うん。

東京・大阪で開催された抽選招待制のライブ。
しかもライブハウスで行われたため、観に行けた人はごくわずか。



今後のテレビ出演は?

浜田:今からはどうしていくんですか?
宇多田:今から?
浜田:今から(テレビ)結構出て行くんですか?それとも…
宇多田:いや~、う~ん…いや~、どうでしょうね。
浜田:それもまだわからない。
宇多田:ていうか夏休みに入ったから、今出れてる感じ
松本:ああ、そうか。
浜田:あ、そうかそうか。
松本:はあはあはあはあ。
浜田:学校がある時は出ない。
宇多田:出れないですね
浜田:出れない?
宇多田:うん。
浜田:出たくても出れない。

6月頭から8月終わりまで、通っているアメリカンスクールが夏休みに入ったのでテレビ出演。



世間の現状

浜田:アナタどうなんですか、自分の今の現状は?ものすごい売れて。
宇多田:なんかスゴいね
浜田:(笑)。お前、オッサンか!
松本:(笑)。キミねえ、ちょっとキロロ入ってるね。
浜田:ああ、いわゆる天然。
松本:う~ん、なんていうのかなあ…
浜田:どう?世間がこれだけ「宇多田ヒカル!」って言うてる自分はどうなん?
松本:どうなのよ?
宇多田:ああ、なんかテレビとかで名前見ても、わたしじゃないみたいで。
浜田:ああ。

世間と本人ではかなりの温度差。



出たいテレビ番組

松本:また来ますか?
宇多田:どうでしょう。
松本:春休みでも
浜田:ははは(笑)。あ、休みの時にね。
宇多田:どうしよっかなあ。
浜田:「どうしよっかなあ」?
宇多田:はははは(笑)
浜田:即答せえよ!「また来ますわ!」言うて。

松本:他、出たいのないの?
宇多田:どうなんじゃろうねえ
松本:お前ホンマに英語出来るんか!?
宇多田:(笑)
松本:「どうなんじゃろうねえ」(笑)
宇多田:でも歌番組ってあんまり数ないような気が…
松本:いや、歌番組じゃなくてもいいねん。
宇多田:ああ、なんでも?
松本:なんか「この番組出たいなあ」っていうのはないの?
浜田:そうそうそうそうそうそうそう。
宇多田:一回、『笑っていいとも!』のテレフォンショッキング出てみたいな
浜田:そうなん?
宇多田:うん。
浜田:ああ、そうなんや。
松本:それで友達、誰紹介すんのキミ?
浜田:ホンマや。
宇多田:あ、どうしよう?Charさん
浜田:ん?Char?
宇多田:うん。
浜田:あ、Char。
松本:おお。
宇多田:と、あと一応…木村さん、拓哉さん
浜田:拓哉。はいはいはい。
宇多田:と、ママぐらい(笑)。はははは(笑)
浜田:かまへんやん、どっちか。
松本:ああ、テレフォンショッキング出たいんや~。なるほどな~。

紹介できる友達はChar、木村拓哉、藤圭子。


松本:また出ますか?この番組は。
宇多田:出るかもね⤴
浜田:はははは(笑)
松本:(笑)
宇多田:ふふ(笑)

「出る」とは明言せずトーク終了。


ここではアルバム収録曲『In My Room』(フルサイズ)を披露。




6月29日 『笑う犬の特番』 夏の大謝恩会

通常は水曜23時放送が、今回は火曜20時からの特番。


レギュラーメンバー6人+謎の1人

青い犬の着ぐるみ姿の7人登場。
マスクを取る6人。

名倉:ちょっとちょっと!1人…なんや?
遠山:あれ?2、4…あれ?
内村:1人多いぞー!1人多いぞ!
中島:誰やねん!
原田:誰だ!
名倉:誰やねん。

1人だけマスクを脱がない。

堀内:おい!おい!(詰め寄ろうとする)
内村:おい、待て待て(笑)。はははは(笑)
名倉:まだ南原さんのが…
内村:いや、南原にしては…
原田:小っちゃいですねえ。
内村:小っちゃいぞ。顔見せろ、顔!顔見せろ!
名倉:誰や。

この日、テレビで5年ぶりにウッチャンナンチャンが2人でコントを披露する。
なので、南原の可能性もあるが身長が違い過ぎる。

堀内:おい、なに隠してんだ!俺が取ってやろうか!(無理矢理マスクを取ろうとする)
中島:やれ!やれ!
名倉:ケン、取れ!ケン、取れ!やれ、おい!
内村:やめろ、やめろ!

マスクを剥ごうとする堀内に周りがけしかける。
それを止める内村。

名倉:ケン、ケン、ちょっと待て!やめろ!やめろ!おい、ケン!「やめろ」っていう人かもわからへん。内村さんが本気で止めてるからホンマにアカンかも
原田:マジ誰だよ!
内村:いや、俺もなギリギリのとこなんだ。

空気を察し、堀内を止める名倉。

内村:よし、取ってみろ。

内村からオッケーサインが出る。

宇多田:(マスクを取って)暑っちぃ。着てらんねーよ、こんなの。

バンダナを巻いた女の子が出てきたので、みんな予想外過ぎてフリーズしてしまう。

名倉:おい、ビックリして声にならへんやないか、みんな!
中島:え、ちょっと待って、宇多田ヒカル?
名倉:お前、呼び捨てすんな!呼び捨てすんな、お前!
中島:うわーーー!

笑う犬のメンバーも宇多田ヒカルがテレビに出るなんて思っていなかった。

原田:え、本物?
内村:ゲストの宇多田ヒカルちゃんでございまーす!
原田:俺、”ともえ投げ”するところだよ!
名倉:なあ。
原田:あぶねー!

みんながムチャする寸前で内村が止めた。

宇多田:打ち合わせでも「何されるかわかんない」って言われて。どうしよう…内村さんだけ知ってたから
内村:うん。
宇多田:助けてくれるという
原田:内村さん(笑)。内村さん!
内村:なに!俺、なによ!?
名倉:なんや(笑)。逆ギレや。

内村以外のメンバーにはサプライズ登場。



『笑う犬の生活』エンディングテーマ

内村:ヒカルちゃんといえば、我々の番組がね、去年の10月から始まった時からのエンディングテーマが『Automatic』。
名倉:そうですね。
中島:そうなんですよねえ。
内村:あれから、あれよあれよという間に、我々の番組を全く離れて
中島:はい。
宇多田:ふふふっ(笑)
中島:全然踏んで踏んで。

宇多田:でも、あのこれデビュー前から曲かかってて。日本の学校に通ってる友達と一回もんじゃ食べてる、渋谷で。
内村:うん。
宇多田:「もしかしてヒカル、そろそろデビューするんだっけ?」って言われて「ああ、うん。そうそう」つったら、「あの深夜にやってる、なんかスゲーおもしろいやつのエンディングに流れてない?」って聞かれて。
内村:ああ。
宇多田:「あ、みんなあれで知ってたんだ」と思って。はじめ、みんなあれで知ってたみたい。
内村:あ、そうなの!
中島:そうなんやあ。
内村:ああ、じゃあこの番組も、ねえ。あ、そうなんだ。本人が言ったもんねえ
宇多田:おう。

『Automatic』が売れたのは、この番組の影響もあると本人から公認。



宇多田ヒカルからのメール

内村:今まで観た中で印象に残ってるコントとかある?
宇多田:あの~、メールの次の週でミル姉さんが「ありがたビーム!」ってやってくれたのがすごいうれしくて
   2人握手
名倉:なんで握手なんですか。
中島:あれは意識してはったんですか?やっぱり。
内村:当たり前。
原田:やらしいなあ(笑)
中島:ホンマやわ~。
内村:絶対観てると思った(笑)
宇多田:(笑)


1999.3.3  番組宛にメールが届いた。

内村:「宇多田ヒカルだよー!」。
中島:ええ!!
内村:きました!「観たぞ観たぞ観たぞー!」。

中島の『Automatic』PVのパロディコントを本人が観たと報告。

内村:「家族3人で大笑いだぜ!ばっはっはっは
中島:ええ!
内村:「ありがたビーム!」。おお!
名倉:「ありがたビーム」や!
内村:これ使わせてもらおう。

1999.3.10 内村扮する”ミル姉さん”がコント中に「ありがたビーム」を使う。



ウッチャン or ネプチューン

中島:内村さんかネプチューンやったらどっちが好き?
内村:ふははは(笑)
宇多田:ふふふ(笑)
名倉:それ聞こうや。
中島:うん。それは聞こう。
宇多田:う~ん、私のファン歴が長いのは内村さん
内村:(喜びを噛みしめて)はあ…よしっ!
宇多田:だって、ねえ。
内村:良かったあ、南原と一緒にやってきて
名倉:ウッチャンナンチャン込みで。
内村:はははは(笑)
名倉:マジで喜んでる。

実質、ウンナンvsネプチューン。ウンナンの勝利。

この番組では歌わず、着ぐるみでトークのみ。




7月12日 『SMAP×SMAP』


『ビストロSMAP』のコーナーに登場。
宇多田ヒカルのオーダーは、「女の子のためのメキシコ料理と甘いデザート」。

中居:超売れっ子だもんなあ。
宇多田:(笑)
中居:なあ。実感ないべ?
宇多田:「ああ、売れてるわ。オホホ」とかない(笑)。そんなことは全然ない(笑)
中居:でもスゴイよな。生活変わった?
宇多田:いや、全然。
中居:変わんない?
宇多田:ただねえ、窓が怖くなってきて、カーテン買って窓に付けちゃった、カーテン。
中居:なに、カーテンなかったの?
宇多田:なかったの(笑)
中居:なあ。なに、売れて一番最初にしたことはカーテンを付けたことなの?
宇多田:ふふっ(笑)
中居:もっとなんかあんべ。
宇多田:まだ印税入ってない(笑)
中居:バカだなあ(笑)。いいんだよ、ゼニの事なんていうのは!
宇多田:そっか(笑)
中居:それは後から後から!

もはや”持ちネタ”の印税話。



SMAP×宇多田ヒカル

中居:はじめましてですね。
宇多田:そうですね。
中居:『スマスマ』観たことある?
宇多田:ほとんど毎週…うん、毎週近く観てる。
中居:観れるときは観てる。すごいよなあ。
宇多田:その中でも、友達が「何か出れるんだったら何にする?」ってみんなで話してて、「コントもいいけど、やっぱりビストロだよね!」って。
中居:ははは(笑)
宇多田:えへへ(笑)。食い気の多い年頃(としごろ)で。
中居:「やっぱビストロだよね!」って。

コントでも歌でもなく「ビストロ」に出演。



木村拓哉から見た宇多田ヒカル

SMAPで唯一親交のある木村。

木村:世の中は勝手に動いてんだけど、彼女は彼女のフィールドがあるっていうか。
中居:うんうんうん。
宇多田:おお。
木村:詞の内容にしても、リズムにしても、何にしても。
中居:宇多田の中には”宇多田ワールド”しかないわけだね。
木村:うん。それが僕は良いと思いますね。あの~、イケてる女だなと思いますよ
中居:イケてる女。
宇多田:おお!イケてる。



バスケ少年とバスケ少女

宇多田:一応、元バスケ少女で。
中居:バスケット!
宇多田:これからも、なんか放課後見つけて、やるんだバスケを。
木村:俺ら(中居)バスケ部だよ。
宇多田:わたしもバスケ部だったもん。
木村:この2人。
中居:うん。
宇多田:何年生まで?
中居:高校生。
木村:高校まで。しかも同じ学校の同じバスケ部よ
宇多田:えー!ウソ!
木村:本当。
中居:うん。同級生。
木村:ビビる?
宇多田:ウソー!
中居:ビビデ…
木村・中居:ビビデバビデブー!
木村:でしょ。
宇多田:!!

木村・中居は同じ高校で同じバスケ部。そして同じSMAP。


この番組でも歌わず。
『笑う犬』もそうだが、テレビに出たからといって必ず歌うわけではない。




番外編 『新・真夜中の王国』


佐藤康江:「テレビに出ない出ない」と言われていましたけれど、最近やっと出てきましたよね。もうものすごい人気でござる。

1年前、”宇多田ヒカル”としてデビューする前に”Cubic U”として出演。
その時の映像に合わせて、未放送分の『Happy Birthday to You』ピアノ弾き語りを放送。


1998.5.17収録

葉加瀬太郎:CDを僕聴かせてもらいましたけど。
佐藤康恵:わたしも聴きました!
葉加瀬:ねえ。
佐藤:はい。
宇多田:どうもありがとうございます。
佐藤:あれ、本当に15歳?
宇多田:今、はい。15歳。今年なったばっかり
葉加瀬:え、今まだ15歳でしょ。あのCDをレコーディングしたのは?
宇多田:13歳ですねえ



音楽のルーツ

葉加瀬:どうやって音楽は始めたんですか?
宇多田:やっぱり親が2人とも音楽関係、歌手とかミュージシャンとかで、小っちゃい頃からレコーディングとかに連れてかれてたんですよ。で、小っちゃい頃それがすごい嫌いだったんですね、実は(笑)。だけど、う~ん、一緒にやってるうちに好きになってきちゃって。
葉加瀬:それいつ頃から?
宇多田:10歳ぐらい…からかなあ。

葉加瀬:ニューヨークに何年ぐらい住んでたの?
宇多田:小っちゃい頃ずっと…3~4年ぐらいですかね。
葉加瀬:どんな音楽を聴いて育ったんですか?
宇多田:うーん、たぶんはじめは、こっち(日本)に帰って来てからなんですよ。だから中学校入ってからぐらいなんですけど、いろいろ…ポップスだったんですよ、はじめは。
葉加瀬:初めに買ったレコードは何?
宇多田:それは、レコードっていうかカセットで、小学校2年生ぐらいの時のディズニーの人魚姫の『リトル・マーメイド』、あれのテープでした。
葉加瀬:ああ。
佐藤:かわいらしい。
宇多田:学校ので歌って。今でも歌いますけどね、たまに。
佐藤:へ~。
宇多田:それからはエイス・オブ・ベイスとかヨーロッパ系のを聴いてたんですけど、付き合ってる仲間っていうか友達がブラック系の音楽ばっかり聴いてて、それで聴きだしちゃって。そしたらもう「あ、こっちの方が全然いいや」とか思って(笑)
葉加瀬:ブラックのコンテンポラリーのやつですか?
宇多田:うーん、まあ最近の流行ってる普通の歌なんですけど。もうズルズル引き込まれていったですね。

葉加瀬:全体ほら、やっぱり聴いてるとR&Bとソウルフルな感じするじゃん。
宇多田:うんうん。
葉加瀬:黒人の音楽。やっぱりそれは自分としてはオッケーって感じ?一番好きな感じですか?
宇多田:そう…ですね。
葉加瀬:うん。どういうところですかね?その魅力は。
宇多田:ただ聴いてて気持ちいいのかな。ふふ(笑)。感情が一番伝わってくる。
佐藤:じゃあ一番しっくりくるし、親近感みたいなそういうものが感じられる音楽。
宇多田:別に、この音楽を始めてからは、そりゃ黒人の人とかとばっかり仕事をしてるんですけど、その前はあんまりそういうふれあいなかったんで、「なんでこんな事やってるんだろう?」ってはじめ思ってたんですけど、単に…なんでかなあ?ただ音楽が耳に入ってきて「あ、これ好きだなあ」と。で、気づいたらもう部屋のCDの棚にはそれ系ばっかりだったんで。
葉加瀬:うんうん。
宇多田:他のも聴くんですけどね、いろんなの好きで。ジャズ系もちょっと好きだったり。クラシックも聴くんですよ。
葉加瀬:本当。

レコーディングスタジオで『Take A Little While』を歌う映像を放送。



収録当時を振り返って

葉加瀬:こんなふうになるとはね、思ってもなかったから。
佐藤:そうですね。
葉加瀬:だからね、僕はあの時に話した内容で覚えてるとかじゃないんだけど、こうねえ鮮烈に今でも忘れられないのは、しゃべってて、彼女は多分そんなにテレビに出たことないだろうに、本当に何にも普段と変わらないテンションでずっと話してくれた事ね。それで、なんかほら、こうあるじゃない?「テレビ用のしゃべり」とかさ。そういうのがね、本当ない人だったね。ひとつひとつ物事をしっかりと、ちょっと考えてさ。
佐藤:うん。そうですね。
葉加瀬:「うん、そうだなあ…」なんつって。ね。あの感じが。
佐藤:そうですね。
葉加瀬:いや僕ねえ、あの時ね、思ったんだ「絶対この子はビッグになるな」と。
佐藤:本当ですかあ!
葉加瀬:思ったのよ、会った時に。みんなに言ってたんだから。
佐藤:わたしはもう、あの昔のVTRを観たのと同じように、まだ今でもその姿、そのカラダから出てる声、そのギャップが、まだ私の中ですごいビックリしてて。




9月19日 『Natural Breeze Concert』

1999.8.24  ”爽健美茶 Natural Breeze Concert ‘99 WWFチャリティーコンサート”が日本武道館で開催された。
応募から278倍の倍率で4000組8000人を招待。

出演者はTLC、Monica、宇多田ヒカル。


3組で記者会見

宇多田:(英語)デビュー以来、自分が注目される様になっていろんなことが噂されて驚きました。だけど、こういう意味のあるイベントに参加出来るのは非常にうれしい事です。このコンサートを通じて、皆さんに私のポジティブな思いをお届け出来たらと思っています。

宇多田:(日本語)がんばりやす!


個別インタビュー

宇多田:(英語)“音楽は人や自然を救う事が出来るの?”って聞いたら、友達の答えは“No”だった。だから“私が見せてあげるわ”って言っちゃった!

流暢な英語と軽い日本語のギャップも魅力のひとつ。


日本テレビ・日曜日の13時30分。
ライブで披露された全曲を放送。

01. Automatic
02. time will tell
03. 甘いワナ~Paint It,Black~
04. In My Room
05. First Love
06. Movin'on without you
07. B&C




9月27日 『HEY!HEY!HEY!』 鬣の2時間スペシャル


前回のトークに未公開も加えて放送。

未公開部分
・トークが始まる前の様子。
・前室に置いてあった”おかき”をダウンタウンにプレゼント。
・東京の人は有名人を街で見かけても騒がない。
・歌以外にやりたい事。
・小さい頃、クロスカントリーをやっていた。
・インドア派。


歌収録未公開部分
・歌う前、客席から「今夜はブギーバック!」「あれ最高やでー!」の声。
それに反応して『今夜はブギーバック』をアカペラで歌う。

ちなみにこの曲は、東京・大阪で開催された抽選招待制の『Luv Live』でスチャダラパーとともに披露されていた。




2000年


1月1日 『ミュージックステーション』 ミレニアムスペシャル


「2000年に残したい曲」というテーマで、10万人にもおよぶ視聴者投票によって決定したランキングBEST100。

その中で、第28位に『Automatic』。
第1位に『First Love』がランクイン。

1999.6.18 『ミュージックステーション』で披露された『First Love』をフルサイズで放送。


宇多田ヒカルからメッセージVTR

この度は『ミュージックステーション』、「2000年に残したい曲ベスト100」の第1位に、わたしの『First Love』が選ばれたということで、非常にうれしいです。
えーっと、この『First Love』っていう歌は、ちょうど去年の前…まあ、一昨年の大晦日にレコーディングを始めて、ちょうど元旦に終わった……たしか終わったんで、ちょうどまさに“年越しの歌”というか、わたしにとって1999年は、まさに『First Love』から始まった1年だったんですな。
まあ、振り返ると客観的に見れば、「ああ、どエライ1年だったなあ」と思うけども、私生活とか自分的な面では特に…特別な1年ではなかった気もします。それは生物の適応能力なんでしょうか、それともわたしが鈍いんでしょうか。えーっと、マイペースで出来たんで良かったなと思います。
うーんと、まあ2000年もこんな調子でマイペースでいけたらいいなと。
あ、それとあの99年はいろんな出会いがたくさんあって成長につながったんで、それが2000年もどんどん新しい人と会って自分を見つけていきたいと思います。
去年、『ミュージックステーション』に出演させていただいて、その時に(SPEEDの)絵理子ちゃんとかとね、知り合えたし。また“生(なま)の楽しみ”に、“生(なま)の魅力”っていうのに憑りつかれてしまったので、また今年も早く出れることを楽しみにしています。




1月3日 『カウントダウンオールヒット』 1999年シングルセールスTOP200!


この番組の1999年シングルセールス年間1位に『Automatic』!
1999年アーティストトータルシングルセールスランキングでも年間1位!

1999.6.26 『CDTV』で披露された『Automatic』新編集バージョンをフルサイズで放送。




1999年、テレビにあらわれた宇多田ヒカル

1stアルバム『First Love』の売上は700万枚を超えたが、しばらくテレビには出なかった。

16歳の宇多田ヒカルは、学校の”夏休み”を利用して番組出演。

6月18日『ミュージックステーション』26.5%
6月21日『HEY!HEY!HEY!』28.5%
7月12日『SMAP×SMAP』33.5%

出演した各番組の歴代最高視聴率を叩きだして学園生活に戻っていった。


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