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キャリアって偶然の出会いから関心を広げられるかは大事💻

コールセンターの仕事を何年もやってきた私ですが、正直私にコールセンターの仕事は合わないと思ってます。
それでも関東在住時代に何年もコールセンターをやってきてしまったのは、それしか選択肢がないと思っていたからです。
関東では埼玉時代に佐川急便のセンターで働いていて、まぁ〖色々と〗あって多摩市に越した後でコールセンターに転職することになり、合わないと分かりつつも「他に選択肢ないしな」と思って7年を過ごします。

さて、キャリアというのは8割が偶然で決まるとも言われており、私は通常で行けばコールセンターはおろか、頭脳労働の仕事に就くことは無かったでしょう。
一つに最終学歴が高卒と言うのもありますが、まず私の家族の職業は皆、肉体労働系なのです。
義父は倉庫でフォークリフトを運転してますし、母親も大型トラックのドライバー、母方の祖父がまたトレーラードライバーからタクシー運転手になった人で、叔父は元・佐川のドライバーです。
もうコレでもかってくらいに肉体労働をしている身内で占めており、こうした家族構成柄、高校卒業と同時に働くことには、何ら疑問を感じておりませんでした。

🚛劣悪な労働環境の佐川急便

そんなわけで私も職業生活の最初は町工場で就職し、なんやかんやで佐川急便のセンターで働くことになります。
この佐川急便の労働環境の劣悪さは何度か話したことがありますが、兎に角酷いの一言に尽きる。
中でもヨシモト興業のリーダーは新人を殴るわ蹴るわで、横で見ていて良い気がしないものです。
こうした労働環境でも不思議と「逃げたい」と言う気持ちが起きず、自分みたいな落ちこぼれはココしか働ける場所がないと思って3年間も過ごしてしまいました。

そして腰痛を抱えるようになったこと、当時仲良くしていた先輩が国分寺に引っ越したのですが、そこで「東京都でもこんな家賃安くて住めるんや」と思い、後を追うようにして私も佐川を辞め、コールセンター人生をスタートすることになりました。

📞コールセンターに何故かITスキルのある中卒が入る…

コールセンターで働くようになった私ですが、まぁ「佐川に比べりゃ楽なもんか」と思い、合わないと分かりつつも「どうせ私みたいな落ちこぼれにはココしか居場所あらへんし」ということで、会社を変えながらもダラダラとコールセンターで働き続けることとなりました。

そして強迫性障害を患い、社内ニートにさせられる直前に、ITスキルを持った中卒の人間が入って来たんですね。
話を聞くうちに彼がHTMLとCSS、若干ながらPHPのスキルを持っていることが分かり、やがて私はその会社をクビにされるのですが、無理矢理復帰し、偽装請負で入った現場のコールセンターのイントラネットがCMSを使って製作されていることに気付くのです。

「Powerd by Drupal」
この文字に異様な興味をそそられた私は、ローカルで同じ環境を再現しようとし、実際に再現したことで30歳を迎えます。

💻コールセンターからIT業界に転身する

偽装請負で行っていた派遣先は給料不満で辞めたのですが(直雇用者と1時間あたり300円の給料差があった)、今度は富士通系のコールセンターと川崎のSIerを面接で受けてたのです。

「まぁコールセンターは内定確実やろうし、SIerは落ちるやろ」と思っていたのですが、案外通ったのはSIerの方です。コールセンターは落ちました。
そこでSIer勤務となり、女性ばかりの職場で悩みながらもIT業界に潜ることには成功したわけです。
これが私の30代の人生になりました。
まぁ川崎では政治的な問題に首を突っ込むことになり、ここでもまた偶然の出会いで今のTwitter相互と対面で会ったりもしたのですが(そしてその政治的な問題が京都移住の原因の1つを作る)、実のところ40代ではIT業界を卒業し、また違うことをやりたいなと考えだしているとこです。

📺偶然の出会い・出来事から関心を広げられるか

キャリアについては、基本的に20代の内からやりたいこと見つけて1つの道をまっしぐらに突き進むのが、一番正解です。
あれこれ手を出すより、1つのことを極める人間の方が絶対にキャリアでは強いです。

Fateでも衛宮士郎は「究極の一を持った相手には負ける」と言ってますが、キャリアでも同じことが当てはまります。
基本的に会社員人生において、最終的に勝ち続けられるのは「究極の一を持った会社員」です。

ただ、世の中なかなか滅多に「究極の一を持てる会社員」なんていません。
そして、人間は生まれ育った環境で得られる情報量に大きな差が出ます。
それが故に「偶然の出会いや出来事」は大切にしなければなりません。
どうせ「究極の一」を持てないなら、少しでも偶然を大事にし、そこから引き出しを増やすことが大事なのではないかと思います。
キャリアの8割は偶然で決まる。
なら1つ1つの偶然を大事に出来る人の方が、良いキャリアを歩みやすくなるんじゃないかなと思います。

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