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アメリカの凄いところは一流が集まる仕組みと兵隊が集まる仕組み

「LGBT当事者ならこんな異常者を前にしても店側は客に何もできないのか」と言わんばかりのツイートに貼り付けられていたのは、素っ裸の肥満女性が店内で暴れる映像でした。
流石にそのツイートは「いいね」しなかったのですが、なんでもアメリカの光景であって、日本では無かったとのこと。

日本なら普通に公然わいせつ罪で捕まりますし、何より「アメリカを豊かな国とは思ってはいけない」というツッコミを入れたかったです。
アメリカは確かに経済大国ですが、しかしアメリカほど貧しい先進国もありません
関東では川口、川崎、草加あたりにスラムがあり、関西には東大阪、尼崎や神戸の新開地なんかがスラム化した光景が広がっています。
それでも日本のスラムはアメリカのスラムと比べれば遥かに治安は良いでしょう。
少なくとも千円盗むために殺人をするような輩は日本にはいませんからね。

大阪もあれで意外と治安は悪くなく、例え喧嘩が起きようと、殴り合いの喧嘩に発展することはあまりありません。

しかし、それがデトロイトともなれば、ちょっとしたボタンの掛け違いが殴り合いに発展し、ふとした油断で撃ち殺されるでしょう。
窃盗は日常茶飯事、もし日本人が旅行にでも行くなら、ガイドは間違いなくつけておかないと危険なんじゃないかと思います。

私は20代前半を佐川急便のセンター内で働いていましたが、佐川急便のセンター内は貧困者が多く働いています。
特に佐川急便は直接の社員、下請けの人間問わず暴力沙汰が多く、基本的に話の通じない人は多くいました。

また、万国共通で工業街は治安が悪いです。
シムシティなんかでもソレはよく反映されているのですが、じゃあなんでそうなるのかって言ったら、理由の一つとして「バカでも出来る仕事が大半だから」というのはありますね。
一部の高度な仕事をしている技術者は除き、大半の工場労働者は学歴が要りませんし、何なら資格も要りません。
業務の多くは薄給で、当然ながら労働者も貧困が多く、お金の貯め方、使い方を理解していない人が多いです。
必然的に治安が悪くなりやすく、もっと言えば、貧困層は識字率が低くなります。

日本でもコロナ10万円プレゼントの申請書を書けない大人がいましたが、アメリカでは特段珍しいことではないでしょう。

日本人は英語を話せる人は少ないですが、それでも殆どの人が英語を書くことはできます。
逆にアメリカ人の貧困者の場合、英語は話すことはできても、書けるかが怪しいです。四則演算に至っては言うまでもなし。そもそもアメリカ人は4~5人に1人が貧困であり、かつ10~12人に1人が文章や四則演算の扱いに不自由をしているのです。
少なくともアメリカは決して豊かな国ではありません

💰貧乏人が多いからこそ兵隊が集まる

一応アメリカは徴兵的なものはあるっちゃあります。

単純にアメリカ国籍を持ってるだけでなく、永住資格を持っている外国籍でも男性は徴兵の対象になるようですね。
大きな解釈で言えば「イザって時に徴兵できるようにしておく」状態にしているのがアメリカの制度ですが、実際にその制度によって徴兵された履歴があるのかは存じません。
「アメリカは徴兵制がない」と思われてたほどですから、恐らく無いんでしょう。

ただ、それでも世界中に兵隊を送れる状態を維持しているのは、やはり制度抜きに残留している人が多いということも考えられます。
取り分け、アメリカが高い軍事力を維持できる背景には、やはり高い貧困率を直視せざるを得ません。
軍人はやはり命が掛かる職業ですから、基本的に志願兵は高給でもないと入らないです。
そのために徴兵制があるわけですが、それはそれとして軍隊は衣食住が確実に保証されますからね(平時なら)。

貧困家庭に育つと読み書き算盤で不自由をし、そして学歴社会であるアメリカでは大学に行かないとマトモな職には就けないため、軍で働いて得た奨学金で大学に行く人が多くなる。
貧困出身で学が低い場合、どうしても人間的な質部分が悪くなりやすく、それが沖縄での米軍による性犯罪が多くなる要因になってしまうんですよね。

米軍が世界展開をしていることを鑑みると、恐らく沖縄以外でも似たような事件はあったのではないでしょうか。
特に海兵隊は荒くれ者が多いため、海兵隊が多くいる地域では、性犯罪は少なくなかったと思われます。
ある意味、アメリカの凄いところの1つは「兵隊が集まるを仕組み化した」ということ、経済的徴兵によって実現したことにあるでしょう。
正に戦争とは中高年が起こして若者が死に金持ちが手を汚さずに貧乏人が敵を殺しに行くわけです。

⚾しかし世界中から一流が集まる仕組みもある

一方で、アメリカには世界中から一流が集まる仕組みもあります。
大リーグなんかが良い例ですが、大谷翔平を筆頭に、イチローや松井秀喜も大リーグへ行きました。
今の大リーグは最早アメリカ人が凄いというより、大リーグに集まる人間が凄いのです。

似たようなことが他の分野にも言えます。
例えば学問の最高峰と言えるハーバード大学を筆頭に、東大より格付けの高い大学はアメリカに多くあります。
ITの最先端はシリコンバレーです。
シリコンバレーには世界中から優秀なIT技術者が集まり、Googleを今率いているスンダー・ピチャイはインドの出身です。

残念ながら日本には一流が世界から集まることはありません。
寧ろ一流になった日本人が日本から出て行ってしまいます。
スポーツ選手なら現役を引退すれば帰国するでしょうが、技術者や研究者は恐らくそうは行かないでしょう。
日本とアメリカは仕組みが全く違うのです。

ただ、改めてアメリカと言う国は豊かな国ではありません。
豊かな生活ができている一流の人間がいるだけです。
そう言った意味では、日本にとって参考にならない部分は多く、政治的な施策をアメリカナイズしていくことは、あまり得策ではないでしょうね。

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